「やっぱり僕は負けるのが大嫌い」
5月26日にホームで行なわれるJ1リーグ第16節のセレッソ大阪戦に向け、鹿島アントラーズがオンラインでのメディア対応を実施。今季の新助っ人ディエゴ・ピトゥカが取材に応じた。
コロナ禍の影響でチーム合流が遅れたこともあり、リーグ戦ではここまで5試合でピッチに立ち、うち4試合が途中出場となっている。期待のボランチはまだ本調子とは言えず、「100パーセントの状態ではない」と言う。本来の状態を取り戻すには「試合数が必要になってくる」と考えている。
もうしばらく時間がかかるかもしれないが、本人は「主力でプレーするために移籍してきたわけで、そのために自分は努力していきたい」と意欲を燃やす。もっとも、「たとえ5分だろうと、90分だろうと、どういう状況でも監督に必要とされた時、あるいはチームメイトに必要とされた時に、自分の力を発揮したいし、自分の経験をチームに還元できれば」という想いで、日々のトレーニングに励んでいる。
前節の敵地でのサガン鳥栖戦でも78分から途中出場。チームとしては相馬直樹新体制となって公式戦11戦目にして初の黒星を喫し、ピトゥカも悔しさをにじませる。
「本当に負けるのは大嫌いだし、勝負の世界なので勝ち負けがあるのは理解しているけど、やっぱり僕は負けるのが大嫌いなので。リーグ戦、ルヴァンカップと調子を上げてきたところで負けてしまったので、非常に悔しい」
その悔しさは次のゲームで晴らすしかない。
「水曜日(26日)に試合があるので、そこにフォーカスして頑張っていきたい。アウェーで失った勝点3を、ホームのサポーターの後押しのなかでしっかりと取りたい」
連戦が続いており、鳥栖戦から中3日で迎えるC大阪戦では3試合ぶりのスタメン出場もあるか。常にやる気に満ちた男の奮起に期待したい。
構成●サッカーダイジェストweb編集部
◆「どういう状況でも力を発揮したい」“大の負けず嫌い”鹿島ピトゥカはC大阪戦で悔しさを晴らせるか(サッカーダイジェスト)