日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年6月20日金曜日

◇[総体]復権へ「勝ちにこだわる」鹿島学園が水戸桜ノ牧とのPK戦制し、茨城決勝進出!(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141353-141353-fl



[6.18 全国高校総体茨城県予選準決勝 鹿島学園高 2-2(PK3-2)水戸桜ノ牧高 カシマ]

 平成26年度全国高校総体「煌(きら)めく青春 南関東総体2014」サッカー競技(山梨)茨城県予選は18日、準決勝を行い、鹿島学園高が2-2でもつれ込んだPK戦の末、水戸桜ノ牧高に3-2で勝利。鹿島学園は22日の決勝で4年ぶりの全国総体出場を懸けて明秀日立高と戦う。

 伝統のパススタイルをベースに置きつつも、今大会は勝負にこだわるサッカーで1点差ゲームを制してきたV候補・鹿島学園と、96年以来18年ぶりの全国大会出場へ向けて進撃してきた好チーム・水戸桜ノ牧との一戦は、2点を先取した鹿島学園に対し、水戸桜ノ牧が2点を奪い返す展開。延長戦を含む100分間で決着がつかず、PK戦へと突入した。

 後攻・鹿島学園の1人目のシュートを水戸桜ノ牧GK根本将(3年)が左へ跳んでストップ。ガッツポーズを連発する根本が喝采を浴びるが、続く水戸桜ノ牧の2人目を鹿島学園GK根本俊(3年)が右へ跳んで止め返す。4人目がクロスバーに当てて失敗した水戸桜ノ牧に対し、鹿島学園は3人連続で成功。最後はこの日鮮やかな左足シュートを決めるなど奮闘していたMF長州誠哉(3年)のシュートを鹿島学園GK根本が左へ跳んで止めて決着がついた。ピッチに両ひざをついたままガッツポーズする根本に鹿島学園イレブンが駆け寄り、喜びを爆発。一方、紙一重の差で敗退の決まった水戸桜ノ牧は直後の3位表彰式の間も涙が止まらなかった。

 昨年は全国舞台に立つことができず、今年も新人戦、関東大会予選とタイトルを逃した鹿島学園は、CB森谷実主将(3年)が「2個落としている分、今大会は勝たないといけない」と語るように、今大会は勝負にこだわるサッカーを徹底することを選手たちが決意。その意見を尊重したという鈴木雅人監督は「中盤をつくりながらやりたいですが、今回は泥臭く裏を狙う。我慢しながら裏を狙って戦います」。勝っても、負けてもやり通してきたパススタイルではなく、中盤をつくってから素早くオープンへ展開する鹿島学園。先制したのはその鹿島学園だった。

 前半10分、相手のパスを中盤でカットすると、右MF金子修羅(2年)がDFの背後へループパスを落とす。左サイドからダイアゴナルに走り込んできたFW金沢良太(3年)が必死に伸ばした足でゴールへ沈め、狙い通りの形で鹿島学園がリードを奪う。対する水戸桜ノ牧はともに高い攻撃力を備えた右の長州、左のMF鈴木智也(3年)の両アタッカーをFW池田諒介やMF小森翔平(ともに3年)らがサポート。上手くスペースとフリーの選手を活用しながらボールを運ぶと、13分には10番を背負う右SB飯村惣駿主将(3年)の絶妙な左足クロスにMF市塚寛大(3年)が飛び込み、22分には左サイドから切れ込んだ長州がPAでDFかわして深くえぐる。また25分には右中間から長州が左足シュートを放つなどシュートシーンを増やしていった。

 だが、再びスコアを動かしたのは鹿島学園だった。30分、MF清成俊太(3年)からのパスをPA内左寄りの位置で受けた金沢が切り返しから逆サイドのゴールネットへ右足シュートを沈めるファインショット。これで2-0となった。水戸桜ノ牧は36分に左サイドの池田からのパスをニアでスルーし、長州が決定的な左足シュートを放つが、枠外。鹿島学園が2点リードで前半を折り返した。

 後半立ち上がり、鹿島学園は清成、MF日向寺見文(3年)を軸にボールを動かし、左MF室井佑斗(3年)のドリブル突破や金子の展開を交えて攻める。そして金沢が相手の急所へ飛び出すなど、攻撃時間を増やしていった。対する水戸桜ノ牧は6分にスルーパスで市塚が抜け出したが、鹿島学園GK根本が距離を詰めてシュートを撃たせず。点差を詰めることができない。

 それでも11分、水戸桜ノ牧はDFに前方を遮られながらも右サイドから強引にカットインした長州が、左足でゴール左上隅に突き刺すスーパーゴール。鹿島学園・鈴木監督も「あのシュートでリズムが変わりましたね」と讃えた一撃で水戸桜ノ牧が勢いに乗る。すると、18分、右サイドを縦に仕掛けた池田がPKを獲得。これを池田が自ら右足で左隅へ決めて同点に追いついた。

 ここからは勝負を決めに行った両チームによる激しい打ち合いになった。21分に相手GKのミスキックを拾った鹿島学園FW山中天太(2年)が左足シュート。明秀日立は27分に交代出場の左SB野沢優希(3年)のグラウンダーのクロスがゴール前を抜けてファーサイドヘ届きかけ、直後の右CKではファウルによって取り消されたもののCB中井孝宥(2年)のヘディングシュートがゴールネットを揺らした。その後も鹿島学園MF清成がドリブルシュートを連発し、水戸桜ノ牧もカウンターからMF弦巻柊也(2年)がシュートへ持ち込むなど、互いが前へ前へと出て行った試合は、両校DF陣の集中した守備もあって延長戦へ突入。ここでも水戸桜ノ牧は飯村のダイナミックな攻撃参加で会場を沸かせ、鹿島学園も存在感を放っていた室井の左クロスからMF須藤良介(3年)が放ったヘディングシュートやCB中村彰吾(3年)の右足FKで相手ゴールを脅かした。

 鹿島学園15本、水戸桜ノ牧16本のシュートを放った打ち合いは2-2のままスコアが動かずPK戦で決着。キレイにつなぐことにこだわらず、泥臭く戦い抜いて再び接戦を制した鹿島学園の森谷は「(泥臭く勝利を目指す点は)自分たちにとって足りない部分だった。(勝ちにこだわるスタイルで)今のところ上手くいっている。(明秀日立には2年前の決勝で敗れているので)先輩の雪辱を果たせるよう、最高の準備をしたい」。鈴木監督は「(結果にこだわるあまり)今大会は1試合もいい内容の試合がないです」と苦笑いしていたが、それでも勝負にこだわって結果を残した鹿島学園が全国大会出場へ王手を懸けた。

(取材・文 吉田太郎)

◆大迫、まとわりつく暑さに顔をしかめる「湿度半端ない」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140620/jpn14062005000011-n1.html

 サッカー・日本代表公式練習(18日=日本時間19日、ナタル)ナタルでの公式練習は日が暮れた後に行われたが、コンディションは気温24度、湿度89%。FW大迫は「湿度が半端ない」とまとわりつく暑さに顔をしかめた。試合前夜から朝にかけて激しい雨が降り続いており、初戦に続き雨中の試合になる可能性も。攻撃的な相手に走らされ、体力を消耗した初戦の反省から、より主導権を握る戦いが求められそうだ。

◆ギリシャ戦、内田に代え酒井宏の先発が有力!サマラスとの攻防は注目(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140619/jpn14061919370031-n1.html



 初戦・コートジボワール戦(レシフェ)を落としている日本にとって、19日の第2節ギリシャ戦(ナタル)は絶対に落とせない大一番。前回王者スペインがオランダ、チリに連敗して早々とグループステージ敗退を余儀なくされたように、2014年ブラジル・ワールドカップは何が起きるか分からない。つまり、日本がギリシャに勝ち、コートジボワールがコロンビアに敗れて、逆転で2位浮上する可能性もある一方で、日本がギリシャに敗れて早々と大会から去ることが決まる恐れもあるということだ。それだけ厳しい一戦だが、何とか勝って24日のグループ最終節コロンビア戦に突破の望みをつないでほしいものである。

 敗戦の後、15~17日の3日間、ベースキャンプ地のイトゥで心身両面のリフレッシュを図るとともに、ギリシャ戦対策を徹底した日本代表は、18日午前中にナタルへ移動。夕方にはエスタディオ・ダス・ドゥナスで報道陣の取材対応を受け、そのまま公式練習を行った。爽やかな気候だったイトゥとは異なり、ナタルは熱帯に近い気候。18日は雨が降らずに非常に蒸し暑くなったが、ここ数日は大雨が降ることも多かったようだ。試合当日も天候が崩れれば、スリッピーなピッチだったレシフェの二の舞にもなりかねない。香川真司(マンU)は「ボールタッチとかヘンな天候とか相手とかまったく気にしてないですし、自分は試合に入ることだけ、最初から90分通してやることだけ考えて頑張ります」と環境の変化に影響されないプレーの重要性を強調していたが、今こそ彼らのタフさが求められるところだ。



 ギリシャは4-3-3の基本布陣がベース。コートジボワールとはまったく違ったタイプの相手だが、フィジカルや球際の強さは共通している。そしてボールを奪った後のカウンターの鋭さは特筆すべきものがある。

 その起点となるのが、左ワイドに位置する大型アタッカー・サマラス(セルティック)だ。彼をどう封じるかが日本にとっての1つのポイントと言えるだろう。

 ザッケローニ監督が前回と同じ陣容で臨むのであれば、対面に位置する右サイドバックは内田篤人(シャルケ)だ。が、前回の試合が非常にタフだったことに加え、彼は負傷から復帰してまだ間もない。コートジボワール戦が2月初旬以来、4カ月ぶりの90分フル出場だったこともあり、ダメージは大きいだろう。そう考えると、今回は酒井宏樹(ハノーバー)のスタメンが有力視される。酒井宏樹とサマラスの攻防は注目だ。

 「サマラスが良い選手なのは間違いないですし、長く収まるので、相手はそこで収めるためにボールが集まると思う。そこがキーポイントでもありますし、そこを抑えられたら相手のチャンスは間違いなく減るし、自分たちの支配率が高くなると思うので。ギリシャはデカいし、自分より10センチくらい高い選手もいる。僕が出ても高さで勝てる保証はないですけど、どれくらいワールドカップでやれるか分かると思う。サマラスみたいなサイズの選手にブンデスでは勝ってるんですけどね。そういう意味も楽しみです」と彼はサマラス封じに自信をのぞかせた。



 酒井宏樹がピッチにいる、もう1つのメリットは、彼の高速クロスでゴール前のチャンスが増えること。コートジボワール戦は内田や長友佑都(インテルミラノ)が攻め上がって中に蹴り込むような場面がほとんど見られなかっただけに、今回はチャンスの回数を増やしていく必要があるだろう。

 「やっぱりコートジボワールにやられたあの2本のクロスはディフェンスからしたらやりにくいボール。いろんなシチュエーションがありますけど、背か高い相手に対して日本人は速いボールが効果的だと思います」

 「ワールドカップはホントに一発勝負だと思う。僕たちはベルギーに勝ちましたけど、もう1回、ベルギーとやったら勝てるか分からないですし、次にコートジボワールとやったら自分たちが勝つかもしれないし。どういうふうになるのか分からないのがサッカー。ご覧の通りスペインがこうなっているので、何が起こるか分からない。でも、そのための準備はできているので、良い結果が自分たちに傾くようにに頑張っていきたいです」と酒井宏樹はチームのためにできることをすべてやり切る構えだ。

 本当に強いチームはバックアップ選手の層も分厚い。日本の底力を見せつけるためにも、彼には内田以上の存在感を示してもらいたいものだ。(Goal.com)


文/元川悦子

 1967年長野県松本市生まれ。94年からサッカー取材に携わる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォロー。特に日本代表は練習にせっせと通い、アウェー戦も全て現地取材している。近著に「日本初の韓国代表フィジカルコーチ 池田誠剛の生きざま 日本人として韓国代表で戦う理由」(カンゼン刊)がある。

◆<目撃者>内田「自分たちのサッカー」に警鐘(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2014061902000179.html



 「自分たちのサッカーができなかった」

 「自分たちのサッカーをすれば勝てる」

 今、本田、香川、岡崎ら攻撃陣を中心に、選手の多くが口にする言葉だ。彼らの言う「自分たちのサッカー」とは、ボールを支配し、チャンスを多くつくり出す攻撃的なサッカー。この4年間、その信念の元にチームづくりは進められ、23人の選考もそれに添ったものとなった。

 ただ、今、チーム内に漂う「自分たちのサッカー」への過度な意識付けは、守備的に戦い逆転を許したコートジボワール戦の“トラウマ”に対する反動のようにみえる。それに気付き、遠回しながら警鐘を鳴らしている選手がいる。内田だ。

 「自分たちのサッカーをさせてくれないレベルの相手がいる。W杯で勝つのが目標なのか、自分たちのサッカーができればOKなのか。それはもう、人それぞれの考え方。日本で見てる人はどう思うのかな」。そう疑問を呈した。ただ内田自身の考えを問われると、「オレ? 秘密。逃げるようだけど、今は大事な時期だからあんまり…」と言葉を濁した。

 内田には「自分たちのサッカー」よりも大切なものが見えている。だが今それを口にすれば「とにかく攻撃」でまとまったチームの方向性がぶれる。ただ、こうも言った。「変に勘違いしちゃいけない。引くことを悪いと思われたくない。そういう時間帯は絶対にあるし、使い分けだから」

 内田の真意のヒントは、ギリシャに3-0で完勝したコロンビアの試合運びにあった。ボール支配率は46%、シュート数は同数の12本。それでも攻めるべきとき、守るべきときをわきまえ、効果的に加点した。先制点以降の85分間、主導権を握り続けた強さは際立っていた。

 W杯は美しさを競う場ではない。「自分たちのサッカー」よりも大切なものは、まず勝利、次に主導権を握ることだ。ボール支配や攻撃的なスタイルにとらわれすぎれば、その優先順位を見失う。内田が言葉に出さなかった警鐘。その答えは運命の第2戦で出る。

(宮崎厚志)

◆中田夫妻 嫁入り舟に(読売・茨城)


http://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20140618-OYTNT50558.html?from=ycont_top_photo



 2月に結婚したサッカーJ1・鹿島アントラーズの元日本代表中田浩二選手(34)と女優の長沢奈央さん(30)が18日、潮来市あやめの水郷潮来あやめ園で「嫁入り舟」に乗船した。

 アントラーズのホームタウンである潮来市が、29日まで開催中のあやめまつりに合わせて打診したところ、中田選手が二つ返事で快諾したという。「嫁入り船」は通常、花嫁が小舟に乗り、新郎の待つ下流の対岸まで向かうが、この日は長沢さんと中田選手が一緒になって再び上流に戻る“お披露目運航”も行われた。

 祭り囃子はやしが鳴り響く中、2人が小舟で川面をゆっくり進むと、両岸を埋め尽くした市民やファンから大きな祝福の声が上がり、市内のスポーツ少年団の子どもたちはサッカーボールの模様をしたビーチボールを100個投げ入れ、2人は幸せそうな笑顔で応えていた。


参考
潮来市 水郷潮来あやめ園「宵の嫁入り舟」(オフィシャル)


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