日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2018年5月30日水曜日

◆主要国際大会でタイトルを独占し続けるスペイン勢…直近4年を振り返る(サッカーキング)


セビージャ、バルセロナ、アトレティコ・マドリード、レアル・マドリード

 26日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、レアル・マドリードはリヴァプールに3-1で勝利し、前人未踏の3連覇を達成した。同クラブにとっては、最近5年間で4度目となる欧州制覇。唯一、優勝を逃した2014-15シーズンも、同じスペインのバルセロナが優勝を果たした。

 スペイン勢がタイトルを独占しているのはCLだけではない。UEFAスーパーカップとヨーロッパリーグ(CL)の欧州タイトルに加え、“クラブ世界一”を決めるFIFAクラブワールドカップでも、4年前にレアル・マドリードが優勝を飾ってからスペイン勢が4連覇中と無類の強さを誇る。

 2014年以降に決勝戦が開催されたクラブの主要国際大会で、スペイン勢は獲得可能なタイトル18個のうち17個を獲得している。その内訳は、レアル・マドリードが優勝10回、バルセロナが優勝3回、セビージャが優勝3回、アトレティコ・マドリードが優勝1回。なお、スペイン勢同士によるファイナルも5回にわたって行われている。

 ここでは、直近4年間の各大会決勝を時系列に振り返り、スペイン勢の圧倒的支配について見ていく。

■ヨーロッパリーグ 2013-14

セビージャ

セビージャ 0-0(PK4-2) ベンフィカ(ポルト)
開催地:トリノ(イタリア)

 前年度のELでチェルシーに敗れていたベンフィカは、初優勝を狙ってセビージャと対戦。しかしPK戦で2本のキックを失敗し、再び準優勝に終わった。一方、セビージャは7年ぶり3度目の優勝を飾った。

■チャンピオンズリーグ 2013-14

レアル・マドリード

レアル・マドリード 4-1 アトレティコ・マドリード
開催地:リスボン(ポルトガル)

 CL史上初めて同じ都市に本拠地を置くチーム同士の決戦となった2013-14のファイナル。延長戦までもつれ込む激闘の末にレアル・マドリードが“マドリード・ダービー”を制し、クラブ通算10度目の欧州制覇を成し遂げた。

■UEFAスーパーカップ 2014

レアル・マドリード

レアル・マドリード 2-0 セビージャ
開催地:カーディフ(ウェールズ)

 “CL王者”のレアル・マドリードが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの2ゴールで同国対決を制した。ドイツ代表MFトニ・クロースとコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(現バイエルン)がレアルデビューを飾った試合でもあった。

■FIFAクラブワールドカップ2014

レアル・マドリード

レアル・マドリード 2-0 サン・ロレンソ(アルゼンチン)
開催地:マラケシュ(モロッコ)

 カルロ・アンチェロッティ監督が率いたレアル・マドリードは、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスとウェールズ代表FWギャレス・ベイルのゴールで快勝。同クラブにとって初めてのFIFAクラブワールドカップ優勝を飾った。

■ヨーロッパリーグ 2014-15

セビージャ

セビージャ 3-2 ドニプロ(ウクライナ)
開催地:ワルシャワ(ポーランド)

 初のEL決勝進出を果たしたドニプロを相手に、セビージャが逆転勝利を収めてEL2連覇を達成。2005-06と2006-07に次ぐ、2度目の2連覇達成は大会史上初の快挙でもあった。

■チャンピオンズリーグ 2014-15

バルセロナ

バルセロナ 3-1 ユヴェンス(イタリア)
開催地:ベルリン(ドイツ)

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマールによる3トップ“MSN”という武器を手に入れたバルセロナが、イタリア王者ユヴェントスを撃破。ルイス・エンリケ体制1年目でシーズン3冠を達成した。

■UEFAスーパーカップ 2015

バルセロナ

バルセロナ 5-4(延) セビージャ
開催地:トビリシ(ジョージア)

 両チームは2006年のUEFAスーパーカップでも対戦。当時、0-3で敗れたバルセロナがリベンジを果たす格好となった。通算40回目となった同大会で、史上最多となる9得点が生まれるなど、激しい点の取り合いになったことでも知られる。

■FIFAクラブワールドカップ2015

バルセロナ

バルセロナ 3-0 リーベルプレート(アルゼンチン)
開催地:横浜(日本)

 “欧州王者”のバルセロナと“南米王者”のリーベルプレートが日本で激突。メッシとスアレスの“南米コンビ”がゴールを挙げて、2011年以来、通算5度目の“世界No.1クラブ”に輝いた。

■ヨーロッパリーグ 2015-16

セビージャ

セビージャ 3-1 リヴァプール(イングランド)
開催地:バーゼル(スイス)

 ユルゲン・クロップ監督は就任1年目でリヴァプールをEL決勝へと導く。しかし、大会2連覇中のセビージャに逆転負けを喫し、優勝を逃した。一方、セビージャはEL史上初の3連覇を達成した。

■チャンピオンズリーグ 2015-16

レアル・マドリード

レアル・マドリード 1-1(PK5-3) アトレティコ・マドリード
開催地:ミラノ(イタリア)

 再び欧州最高峰の舞台で実現した“マドリード・ダービー”は、PK戦にもつれ込む激闘となった。アトレティコ・マドリードは4人目となった元スペイン代表DFフアンフランの失敗が響いて準優勝。レアル・マドリードが、11度目のCL制覇を果たした。

■UEFAスーパーカップ 2016

レアル・マドリード

レアル・マドリード 3-2(延) セビージャ
開催地:トロンハイム(ノルウェー)

 同大会では、3年連続のスペイン勢同士による対戦となった。2年前にもレアル・マドリードに敗れたセビージャはリベンジを狙ったが、1年前のバルセロナ戦と同じく延長戦で力尽き、通算4度目の準優勝に終わった。

■FIFAクラブワールドカップ2016

レアル・マドリード

レアル・マドリード 4-2(延) 鹿島アントラーズ
開催地:横浜(日本)

 “開催国枠”で出場した鹿島アントラーズが、“欧州王者”のレアル・マドリードに挑んだ一戦。日本代表MF柴崎岳(現ヘタフェ)が2ゴールを決めるなど健闘したが、C・ロナウドのハットトリックなどで、レアル・マドリードが「世界一」の称号を手にした。




■ヨーロッパリーグ 2016-17

マンチェスター・U

マンチェスター・U(イングランド) 2-0 アヤックス(オランダ)
開催地:ソルナ(スウェーデン)

 直近4年間で唯一、スペイン勢が王者になり損ねた大会となっている。スペイン勢の最高成績は、セルタのベスト4。準決勝で、後に優勝を飾ったマンチェスター・Uに敗れた。

■チャンピオンズリーグ 2016-17

レアル・マドリード

レアル・マドリード 4-1 ユヴェントス(イタリア)
開催地:カーディフ(ウェールズ)

 レアル・マドリードが後半の3ゴールで4-1と勝利。CLでは史上初となる連覇を達成した。一方、ユヴェントスは2014-15シーズンのCL決勝でバルセロナに敗れたのに続いて、スペイン勢に苦杯をなめた。

■UEFAスーパーカップ 2017

レアル・マドリード

レアル・マドリード 2-1 マンチェスター・U(イングランド)
開催地:スコピエ(マケドニア)

 レアル・マドリードは、ジョゼ・モウリーニョ元監督が率いるマンチェスター・Uと対戦。UEFA主催大会の決勝初開催となるマケドニアで2-1と勝利し、CL王者の貫録を見せつけた。

■FIFAクラブワールドカップ2017

レアル・マドリード

レアル・マドリード 1-0 グレミオ(ブラジル)
開催地:アブダビ(アラブ首長国連邦)

 C・ロナウドによる決勝点が決まって、レアル・マドリードが1-0で勝利。大会史上初の連覇を達成するとともに、欧州代表として史上10度目の優勝を飾った。

■ヨーロッパリーグ 2017-18

アトレティコ・マドリード

アトレティコ・マドリード 3-0 マルセイユ(フランス)
開催地:リヨン(フランス)

 CLでまさかのグループステージ敗退を喫したアトレティコ・マドリードだが、ELで抜群の勝負強さを発揮。決勝でマルセイユを下して、2年ぶりにスペイン勢がELのタイトルを手にした。

■チャンピオンズリーグ 2017-18

レアル・マドリード

レアル・マドリード 3-1 リヴァプール(イングランド)
開催地:キエフ(ウクライナ)

 レアル・マドリードがリヴァプールを下し、史上初のCL3連覇を達成。決勝ラウンド以降に、パリ・サンジェルマン、ユヴェントス、バイエルンといった各国王者を撃破しての戴冠だった。

(記事/Footmedia)



主要国際大会でタイトルを独占し続けるスペイン勢…直近4年を振り返る



◆サッカーW杯メンバー発表直前 落選を力に変えた二つの才能 本山雅志、山瀬功治((西日本新聞)




 サッカー日本代表は30日、国際親善試合のガーナ戦(日産スタジアム)に臨み、翌31日にワールドカップ(W杯)ロシア大会の代表23人が発表される。1998年の三浦知良、2002年の中村俊輔の落選、06年の巻誠一郎、14年の大久保嘉人のサプライズ選出など代表発表は数々の記憶に残るシーンを生んだ。ドラマは彼らだけに起きたことではない。サムライブルーのユニホームに身を包んだ男たちの数だけ存在する。天才と呼ばれた男、かつての代表の「10番」。現在九州でプレーする二つの才能、山瀬功治(J2福岡)と本山雅志(J3北九州)がW杯代表入りを惜しくも逃した時期を振り返った。 (向吉三郎)

■悔やまれる04年のドイツ戦直前のリーグ戦でけがをして欠場

 2006年、ジーコ・ジャパンには「天才」が豊富だった。中田英寿、小野伸二、中村俊輔、小笠原満男。司令塔タイプが多かった同年のW杯ドイツ大会代表のメンバーから漏れた本山(当時J1鹿島)もまた「天才」と呼ばれた。

 本山は最後までW杯代表争いに加わっていた。ジーコ監督が率いた日本代表にはアジア最終予選など大事な試合にほぼ全て招集され、代表発表(5月15日)直前の国際親善試合2試合(ブルガリア戦、スコットランド戦)にも呼ばれた。

 「選ばれたときに何ができるかを考えていた」と本番を見据えたが、最後の2試合は出番なし。「06年は自分のパフォーマンス的な部分もちょっと…。鹿島でレギュラーを取るための競争に気を取られていたかも」と要因を自己分析する。

 東福岡高で史上初の高校3冠を達成。1999年の世界ユース選手権では小野、稲本潤一、遠藤保仁ら「黄金世代」の一人として日本の準優勝に貢献し、同選手権でベストイレブンに輝いた。00年シドニー五輪にも出場し、鹿島の黄金時代も築いた。ただW杯出場には届かなかった。「大事な試合だった」と悔やむのが、04年12月の国際親善試合のドイツ戦。強豪とぶつかるメンバーに選ばれたが直前のリーグ戦でけがをして欠場した。

■故障に苦しむも明暗分かれた仲間たちから励まされ

 W杯代表に選ばれなかったことを「何が足りないかは考えたけど、落胆とかはなかったと思う。ポジティブにとらえる方なので」という。その後は代表で明暗を分けた仲間たちに助けられた。当時J2の北九州に移籍した16年の11月に右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。チームもJ3に降格し「心が折れかけた」中、靱帯再建手術を受けた小笠原らから「治るから」と励まされ、同時期に同じけがをした稲本とは情報を共有。体幹強化など新たなトレーニングに取り組んだ。

 今回の発表でも明暗は分かれる。「選ばれなかったとしても、まだそこはゴールじゃないと思って向上心を持ってやってほしい。伸びしろは設定しなければずっとある」とエールを送った。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
10-1228 鹿島臨海鉄道6000形 2両セット(再販)[KATO]《05月予約》
価格:6030円(税込、送料別) (2018/5/19時点)


■かつて10番背負い南ア大会直前2年ぶり代表もアピールできず

 2010年、南アフリカ大会を前に、日本代表の岡田武史監督はチームづくりに苦心していた。5月10日の代表発表前最後のテストマッチは4月7日のセルビア戦。ここで山瀬(当時J1横浜M)は2年ぶりの代表復帰を果たした。

 ドリブルで局面を打開できる当時の代表常連組にはいなかったタイプ。同年のJ1で開幕から大きな存在感を示していた。「チームのために今の自分ができることを考えて全力を尽くして出す。代表であっても、所属クラブであっても変わらない。今もそう」。09年はリーグ戦で思うように試合に出られずに代表からも遠ざかった。目の前の試合に逃げずに結果を積み重ねたから得たチャンスだった。

 セルビア戦は後半25分からの途中出場。アピールの時間は短かった。「(代表の)発表をドキドキして待つ感じでもなかったかな」。結局代表には選ばれなかったが、この経験をマイナスとは捉えなかった。「(W杯の)対戦相手や(選手の)組み合わせもあり、それで最後に選ぶ人(監督)がいる。自分がコントロールできるものではない。全力でやった結果なら仕方がない」

■度重なるけがに戦力外通告…さまざまな経験をプラスに捉え

 01年に札幌でリーグ新人王に輝いた翌02年に右膝靱帯(じんたい)断裂の大けがを負った。04年には予選で中心として活躍したアテネ五輪のメンバーから外れ、左膝の靱帯も断裂。「試練は成長のきっかけ」。苦境をプラスの力に変えた。

 けがを乗り越えてフル代表へ。10番を背負った08年は4得点をマークするなど中心選手の一人だった。「W杯まであと半年、1年なら意識したかもしれないけど、考えていなかった」。届かなかったW杯代表を「達成できていない目標の一つ」と言い切る。

 才能を発掘してくれた札幌など所属クラブへの感謝も忘れない。「さまざまな経験を次に生かしてやってきた」。代表落選に加えて、戦力外も経験した36歳。「悔しいという負の感情をポジティブなエネルギーに変えてきたからこそ、この年齢までやれている」と実感を込めた。

▼ギラヴァンツ北九州/MF

 ◆本山雅志(もとやま・まさし)1979年6月20日生まれの38歳。北九州市出身。東福岡高3年時に全国高校総体、全日本ユース選手権、全国高校選手権を制し「高校3冠」を達成。98年にJ1鹿島に加入。2000年に初めて日本代表入り。鹿島ではリーグ優勝6回、天皇杯3回など数々のタイトル獲得に貢献した。国際Aマッチ出場28試合で0得点。MF。利き足は右。175センチ、65キロ。

▼アビスパ福岡/MF

 ◆山瀬功治(やませ・こうじ)1981年9月22日生まれの36歳。札幌市出身。北海高3年時の99年に当時J2の札幌の強化指定選手となり、2000年に正式加入。同年、湘南戦でリーグ戦初出場初得点するなどJ1昇格に貢献。03年に浦和、05年には横浜Mに移籍し、06年に初めて日本代表入り。川崎、京都を経て17年に福岡へ。国際Aマッチ出場13試合で5得点。MF。利き足は右。175センチ、71キロ。

    ◇      ◇

田嶋会長「勝つしかない」 太宰府市でトークショー

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長が28日、福岡県太宰府市の九州国立博物館で行われたトークショーでワールドカップ(W杯)ロシア大会に向けた“覚悟”を口にした。

 高校生を中心に約250人が来場。ハリルホジッチ氏を解任して西野朗監督に託した理由という直球の質問に、田嶋会長は「少しでも勝つ可能性を求めた。いろいろと言えないことはあるが、こうなったら勝つしかない」と断言し「(H組の)2位以内に入ること」と1次リーグ突破を目標に掲げた。

 トークショーは日本代表を応援するために同日から始まったイベント「アジア代表日本2018」(西日本新聞社共催)の一環で開催。田嶋会長とともにゲストとして登壇したJ2アビスパ福岡の井原正巳監督は日本がW杯に初出場した1998年のフランス大会を主将として経験した思い出を披露。「W杯に常に携わっていたいと思った。そのモチベーションで今も仕事をしている」と語った。 (向吉三郎)

=2018/05/29付 西日本スポーツ=


サッカーW杯メンバー発表直前 落選を力に変えた二つの才能 本山雅志、山瀬功治

◆柴崎、26歳初試合のガーナ戦で「本当にいい結果を残す」(報知)






 柴崎が28日、誕生日を迎え、祝福された。ガーナ戦へ、「26歳になって一つ目の試合。W杯があるし、本当にいい結果を残す」。

 これまでのゲーム形式では自身初挑戦となるボランチでプレー。サイドの選手との関わり方については、「ボールの後ろ、味方の後ろで展開するイメージ。サポートしていく意識」と話した。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
【謝恩価格本】鹿島アントラーズあるある [ 藤江直人 ]
価格:653円(税込、送料無料) (2018/5/19時点)


柴崎、26歳初試合のガーナ戦で「本当にいい結果を残す」




Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事