日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年9月4日日曜日

◆【富山】J1鹿島と力の差…3失点完敗に(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160903-OHT1T50183.html



 ◆天皇杯 ▽2回戦 鹿島3―0富山(3日・カシマ)

 J3カターレ富山はJ1鹿島と対戦し、前半だけで2失点。0―3で敗れ、J1勢との同杯対戦は4戦全敗となった。

 カターレ富山とって、J1鹿島の“レッスン”は厳しかった。前半35分、MF西川が突破された自陣右サイドから先制点を献上。その4分後には鹿島MF柴崎に左足ボレーをたたき込まれて、一気に突き放された。

 3失点完敗だった。三浦泰年監督(51)は「鹿島はすべてにおいて、我々よりもスピード感があった。体の入れ方、寄せ方。J3とは、はるかに違うと選手は気づいたと思う」。唯一のチャンスは0―3の後半45分、DF三上の右クロスをゴール前でFW萱沼がワントラップして右足を振り抜いたが、大きく枠を外した。

 だが、ここで下を向くわけにはいかない。11日・藤枝戦(富山)から再開されるJ3は現在4位。残り10戦、J2、3入れ替え戦出場の2位・鹿児島とは4差だ。「この経験、敗戦をプラスにしてまた新たな準備をする」。ヤス監督は視線を上げた。(小沼 春彦)

◆鹿島 石井監督復帰初戦飾る ホームで会心3発「私自身うれしい」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/09/04/kiji/K20160904013288970.html

第96回天皇杯2回戦  鹿島3―0富山 (9月3日  カシマ)

サポーターの声援に応える鹿島・石井監督

 天皇杯の2回戦20試合が3日、各地で行われた。鹿島はホームでJ3富山と対戦して3―0で勝った。石井正忠監督(49)が体調不良による休養から復帰後、初めての試合だったが、白星を挙げた。3回戦は22日に行われ、鹿島はJ2岡山とカシマスタジアムで対戦する。 

 復帰初戦を勝利で飾った。石井監督は「サポーターも応援してくれたし、選手も90分間しっかり戦ってくれて、私自身うれしい試合になりました」と喜んだ。

 第2ステージの低迷により心労が重なって8月26日の練習を欠席。同27日の横浜戦は大岩コーチに指揮を任せ、一時は退任の可能性も浮上した。しかし、同29日に行われたクラブ幹部との会談時には回復し、同30日の臨時役員会で“続投”が決定され復帰した。

 「平常心を保って戦うことを意識した」という出直しの一戦。前半だけで2得点し、後半に入っても主導権を手放さず、後半14分には柴崎のクロスをFW鈴木が右足ボレーでダメ押し弾を決めた。「前半2点取れたことで落ち着いた戦いができた」と、内容にも手応えをつかんだ指揮官。鹿島があるべき姿に戻った。

◆鹿島3発快勝!赤崎先制「石井さんの復帰戦だった」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1704685.html



<天皇杯:鹿島3-0富山>◇2回戦◇3日◇カシマ

 鹿島の石井正忠監督(49)が、心労による体調不良からの復帰戦を勝利で飾った。

 前半35分にFW赤崎秀平(25)が右足で先制し、4分後にはMF柴崎岳(24)が鮮やかな左足ミドルで追加点。後半14分にはFW鈴木優磨(20)が右足でダメを押した。

 石井監督は「最初から厳しい戦いになる大会だと思っていた。苦しい中、皆さんの支えがあって戻ってこられました」とサポーターに感謝。公式戦2試合ぶりに指揮した内容については「残り15分だけは不安定でしたけど、特に前半のような戦い方ができれば、いい結果が自然とついてくる」と納得した。先制した赤崎も「石井さんの復帰戦だったので、しっかり戦おうと思っていた」と喜んだ。

 J1リーグの第1ステージを優勝に導きながら、後半戦の成績下降に対する責任感で体調を崩した石井監督は26日の練習を休み、翌27日のリーグ戦の第2ステージ横浜戦を指揮できなかった。一時は辞意も示したが、立ち直って30日の練習から復帰していた。

◆スタンドから「石井コール」!復帰の鹿島監督に勝利贈る/天皇杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160904/jle16090405020001-n1.html

富山に勝利しサポーターの声援に応える鹿島・石井監督=カシマ

 天皇杯全日本選手権第3日(3日、鹿島3-0富山、カシマ)2回戦20試合が行われ、J1鹿島はホームでJ3富山と対戦。心労による体調不良で8月27日のJ1リーグ横浜M戦を休養した石井正忠監督(49)が復帰し、チームは3-0で勝った。J1勢では、名古屋がJ3長野、仙台がJ3盛岡、甲府がJ3大分に敗れた。

 復帰初戦を勝利で飾り、スタンドからわき起こった「石井コール」に「皆さんの支えがあって戻ることができた」と鹿島・石井監督は応えた。心労による体調不良で8月27日のJ1横浜M戦を休養。一時は退任が有力視されたが、自信を取り戻し同30日に現場に復帰。先月の試合で指揮官の起用法に不満を爆発させたFW金崎は風邪で欠場したが、チームに明るい兆しが見え始めた。

◆第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51913

天皇杯 2回戦

赤崎、柴崎、鈴木!富山を3-0で撃破して、3回戦進出!

6大会ぶりの優勝を目指して、天皇杯初戦となる2回戦に臨んだ鹿島がJ3の富山から3点を奪い、完封勝利を収めた。これで鹿島は石井監督の復帰初戦を勝利で祝うとともに、次の3回戦では岩政、豊川らが所属するJ2岡山と対戦する。

序盤、「勝つことを目標にしてやる」(三浦監督)という富山の早い動き出しに手こずる場面もあったがうまく抑え込み、自分たちのペースに持ち込んだ。そして35分、小笠原のパスを受けたファブリシオがいい動きからゴール前へ意表を突いたパスを出す。これを2日前に誕生日を迎えたばかりの赤崎がダイレクトで合わせ、待望の先制ゴールを生んだ。







その4分後、今日は右サイドハーフに入った柴崎が左足で芸術的なミドルシュートを決め、早くも2-0とした。この2点のリードで精神的な余裕も出たのか、鹿島は富山を圧倒して前半を終えた。







後半に入っても、鹿島の優位は代わらない。そして59分、柴崎が右サイドから鋭いクロスを上げ、これを今度は鈴木がダイレクトで合わせ、リードを3点に広げた。



























ここからまた攻めの時間が長くなってきた鹿島だったが、最後の15分は石井監督が「非常に不安定だった」と振り返ったように危ないシーンも多くなった。しかしこの試合だけは絶対にクリーンシートで終えようという選手たちの気持ちが富山の攻撃を封じ込めた。

終わってみれば、3-0の完封。石井監督の復帰を祝うとともに3回戦進出を決めた。「サポーターの皆さんの応援が嬉しかった」という石井監督にも笑顔があり、試合後のロッカールームも沸きに沸いた。ここから新たな歩みが始まる。



【この試合のトピックス】
・ファブリシオが公式戦初先発。
・鈴木が公式戦4試合連続ゴール。
・2日前に誕生日だった赤崎が、バースデーゴール。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・相手の動きに対してマークをはっきりさせ、しっかりついていくこと。
・距離感、ポジショニングを意識しながらサイドを起点に攻撃しよう。
・後半立ち上がりから相手に厳しくプレッシャーをかけていくこと。

カターレ富山:三浦 泰年
・後半立ち上がりから粘り強く、まず守ろう。
・もっと思い切ってシュートを狙おう。
・追加点を与えず1本取り返そう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
私たちにとって天皇杯の初戦となるこの2回戦だったが、前半に2点取れていい戦い方ができた。後半にも追加点が取れたことも良かった。残り15分は非常に不安定となったが、耐えたことは評価したい。自分自身も復帰して1戦目ということで、サポーターの皆さんも応援してくださったし、選手たちもしっかり戦ってくれた。私個人にとっても、非常に嬉しい試合だった。

Q. 2試合ぶりの指揮だったが?
A. 横浜FM戦もそうだったが、本来の自分たちのプレーが出て来たし、選手たちの気持ちも伝わってきた。最後の15分は別として、前半のような戦いがこれからも出来ればいいと思う。

Q. 復帰にあたって、心がけたことは?
A. 自分自身としては平常心を保って入ろうと思った。ミーティングのやり方も工夫して、選手たちの集中力を高めるようにした。チームの勝利のため、何をしなければいけないかを考えた。

カターレ富山:三浦 泰年
我々の天皇杯の戦いはこれで終わるが、選手たちは勝つことを目標にして戦った。全てにおけるスピードの違いも感じただろうし、体の入れ方1つ取っても、J3とは違うことも感じてくれたと思う。J1のチーム、特にアントラーズは隙を狙う精度、早い切り替え、球際のプレーなどJ3の我々に対してもしっかりやってくることを肌で感じたことは、選手として、チームとして、そしてクラブとして貴重な経験。少し上積みができたと思う。ただもう少しラインを2mでも3mでも押し上げることができれば、失点もしなかった。前半で試合を決められるのではなく、もう少し粘りたかった。天皇杯は下のカテゴリーでもこういう素晴らしい環境で戦える、貴重な大会。日本の誇りある大会として、これから永く続いて欲しい。サポーターも多く来てくれた。感謝したい。またJ3の戦いに向けて準備を始める。


選手コメント

[試合後]

【三竿 健斗】
交代の指示はセットプレーでのマークの付き方だけだった。ソッコのポジションにそのまま入った。ヘディングの練習はしていた。こういう試合で出すためにやっていた。試合にはリラックスして入れた。しなくてもいいミスをしているので、次のチャンスではしっかりモノに出来るようにしたい。

【ブエノ】
立ち上がりが良くなかった。その中でしっかり守った。うちのポゼッションは良かったし、カウンターも狙っていた。ソッコとのコミュニケーションを心配していたが、試合の中では全く問題なかった。鳥栖戦以来の出場だったが、試合勘も大丈夫だった。絶対に勝ちたいと思っていた試合。最後、健斗が入ったけど、相手のボールをはね返してくれて助かった。

【赤﨑 秀平】
得点が前半に入るとガラッと変わるのを、身にしみて感じた。岳がサイドハーフということで、右で作ってサイドチェンジをして脩斗くん、ファブリシオを使っていこうと話していた。実際には右サイドで作ることができず、シュートも少なく、なかなかリズムに乗れなかった。(得点は)ファブリシオがシュートを打ったらさわってコースを変えるか、GKがはじいたところを詰めようと思っていた。練習から良くなっていて質も高いので、試合でも良くなっていると思う。

【鈴木 優磨】
天皇杯は難しさがあるけど、勝てて良かった。(ゴールシーンは)うしろから前に入ることができて、岳君がいいタイミングでくれた。ミートすることだけを考えていた。個人的には2点は決めないといけなかった。満男さんにも言われたけど、まだ1点ずつしかとれていない。世界のスタープレーヤーは3、4点とることもある。もっと点をとってチームメートにも信頼してもらえるようになりたい。そうすれば相手からも怖い存在になる。練習から頑張ります。

【曽ケ端 準】
相手が前から来ていたが、うまく回して突破口を探しながらできたと思う。相手も全部が前から来ていたわけではなかったが、前半に点をとれると楽になる。常に勝利を目指すのは変わらない。天皇杯初戦は難しいと感じていたので、勝てて良かった。

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