日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年8月17日日曜日

◆[DFB杯]ケルン移籍の大迫 “デビュー戦”で先制アシスト(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?145332-145332-fl



[8.16 DFBポカール1回戦 FTブラウンシュバイク0-4ケルン]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は16日、1回戦を行い、FW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンは敵地でFTブラウンシュバイク(5部)と対戦し、4-0で快勝した。トップ下で先発し、移籍後公式戦初出場となった大迫は後半1分に先制点をアシスト。左膝内側靭帯断裂で長期離脱中の長澤は欠場している。

 0-0で折り返した後半開始早々の1分だった。大迫が中央から右足ワンタッチで絶妙な浮き球パスを前線に送り、FWアンソニー・ウジャーが右足ダイレクトでシュート。これがゴールネットを揺らし、大迫のアシストでケルンが先制に成功した。

 その後も格下相手にゴールを積み重ねたケルン。最終スコアは4-0の完勝で2回戦に駒を進めた。大迫はフル出場。新天地で上々の公式戦デビューを飾った。

◆仙台野沢が初先発 味方の好連係に手応え(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140816-1352031.html

<J1:仙台3-2清水>◇第20節◇16日◇ユアスタ

 仙台MF野沢拓也が加入後初先発した。

 高い技術を生かして攻撃を引っ張り、6戦ぶりの勝利に貢献した。

 「チームがどんな状況でも僕にボールを集めてくれたし、僕が起点になったときにはスペースに走りこんでくれた」と味方との連係に好感触を得た。

 移籍後初勝利にも浮かれることなく「これからも勝ち続けたい」と気を引き締めた。

◆宮内選手 Jリーグ・アンダー22選抜メンバー選出のお知らせ(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/team_info/44709



本日、J3第22節 vsグル-ジャ盛岡に向けて、Jリーグ・アンダー22選抜の招集メンバーが発表されました。

鹿島アントラーズからは、宮内龍汰選手が選出されました。

詳細はこちら(J3リーグ公式サイト)をご覧ください。

◆19秒で決めた!柴崎 ハメス顔負け35m弾 代表コーチ御前で(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/08/17/kiji/K20140817008760880.html

J1第20節 鹿島1―0甲府 (8月16日 カシマ)



 J1第20節の9試合が16日、各地で行われ、アギーレジャパン入りを狙う選手が、アピール合戦を繰り広げた。日本代表のゲリング・コーチが視察に訪れた一戦では、鹿島のMF柴崎岳(22)が開始19秒で35メートルのゴールを決め、3連勝に貢献した。

 あいさつ代わりというには強烈な一発だった。こぼれ球を拾った柴崎が迷わず右足を振り抜くと、ボールは無回転で左のゴールネットに突き刺さった。開始19秒、目の覚めるような35メートル弾。得点後はDF昌子の発案という、コロンビア代表をまねた歓喜のダンスで喜びを表した。

 「立ち上がりだったし思い切って打った。タイミングも良かったし、良いイメージがあった。うまくいって良かった」

 日本代表のアギーレ監督就任後、初のリーグ戦。スタンドには視察に訪れたゲリング・コーチがいた。その眼前で、W杯ブラジル大会で新星のごとく現れたコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(Rマドリード)も顔負けの超絶ゴールを決めた。ダンスについては「急にしては上出来。100点じゃないですか」と冗舌で、ゲリング・コーチも「良い試合だった」と目を丸くした。

 「好調というよりは、積み重ねてやってきたことが、やっと芽を出してきた」。W杯ブラジル大会の日本代表入りを逃し、より得点に絡む動きを意識してきた。そしてリーグ再開後は6戦3発。ここ4試合では3得点と爆発し、チームの3連勝の立役者となっている。

 「26歳で次のW杯は迎える。良い年齢だし最初から選ばれて、ずっとメンバーに入っていたい」。もともと試合をつくる才能には定評があった。それに加え、機を見て前線に顔を出すプレーにも磨きがかかってきた。“得点の取れるボランチ”は、代表入りだけではなく、早くも4年後のロシアを見据えている。

 ≪J最速は7秒≫鹿島MF柴崎が開始19秒で決勝ゴール。J1リーグでの試合開始からの最速ゴールは06年佐藤(広島)の開始8秒。鹿島では昨年8月に大迫が記録した11秒、96年マジーニョの14秒に次いで柴崎の19秒はチーム3番目。ちなみにJリーグ最速は今年3月の岩上(J2松本)の開始7秒。

◆鹿島・柴崎秒殺弾!無回転ロング決めた(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/08/17/0007244120.shtml



 「J1、鹿島1-0甲府」(16日、カシマ)

 キックオフの笛から20秒足らずのスーパーゴールだった。鹿島のMF柴崎は中盤でこぼれ球を得ると、迷わず右足を一振り。「押し出すような感じで打った」という無回転気味のロングシュートは空中を左に横滑りし、約35メートル先のゴールネットに突き刺さった。

 日本代表入りに意欲を燃やす22歳。これまではパサーのイメージが強かったが、ここ4試合で3ゴールと得点力を増している。「好調というより、やっと今までやってきたことの芽が出てきた」と手応え。日本代表のゲリング・コーチが視察した一戦でシュート技術を披露し、チームを3連勝に導いた。

◆鹿島・柴崎、圧巻19秒弾!アギーレ監督好みの攻守バランスよさ(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140817/jle14081705020003-n1.html



 Jリーグ第20節(16日、鹿島1-0甲府、カシマ)試合開始からまだ19秒だった。鹿島のMF柴崎がセンターサークル付近でこぼれ球を拾うと、1タッチで体勢を整え迷わず右足を振り抜く。ゴールまで約35メートル。無回転のロングシュートは大きく左に曲がり、ネットに突き刺さった。

 「立ち上がりだったので思いっきり打った。体の反応に身を任せた」

 先制点に胸を張った。無回転を狙って前に押し出すように蹴り、「正面に行けば、あとはぶれてくれると思った」。甲府のGK荻はあわてて横っ跳びしたが、触れることすらできなかった。

 ここ4戦3発と量産態勢。「今までやってきたことの芽が出てきた」とうなずく。視察した日本代表のゲリング・コーチはコメントしなかったが、攻守のバランスのよさはアギーレ監督の求める選手像に一致する。

 柴崎の1点を守りきり、チームは7戦連続負けなしの3連勝。「次のW杯は26歳で、いい年齢で迎えられる。最初から選ばれてずっと入っていきたい」。覚醒した22歳は、4年後の代表の中心でもおかしくはない。 (伊藤昇)

◆鹿島3連勝 柴崎V弾/鹿-甲20節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140816-1351472.html



<J1:鹿島1-0甲府>◇第20節◇16日◇カシマ

 首位鳥栖と勝ち点4差の鹿島が、ホームに14位甲府を迎え撃った。

 先制は鹿島。ボランチ柴崎岳(22)の目の覚めるような一撃だった。試合開始19秒、センターサークル付近でこぼれ球を拾うと、ゴールから約35メートルの位置で右足を振り抜いた。これが無回転でゴールマウスを襲い、相手GKが全く目測できない軌道となる。右から左へ曲がりながら突き刺さるスーパーゴールが生まれ、鹿島が先手を取った。柴崎はこれが今季5点目だ。

 いきなり追う展開になった甲府も、チャンスをつくる。前半14分、FWクリスティアーノ(27)の左クロスからフリーのMFジウシーニョ(30)が頭で合わせたが、ゴール上に外してしまった。その後は鹿島のFWダビ(30)が、古巣相手に長短の惜しいシュートを放つ場面もあったが、1-0で折り返した。

 後半戦は甲府が攻勢を強めた。途中出場のMFMF下田北斗(22)が17分に左足でシュート。さらに26分、再び下田が狙う。右のスローインからFW盛田剛平(38)の頭経由で中央に落ちたボールにフリーで右足を合わせたが、鹿島GK曽ケ端準(35)の好セーブに遭い、阻まれた。

 その後、両チームに得点は生まれず、MF柴崎の19秒弾が決勝点となった。鹿島が今季2度目の3連勝とし、4位をキープした。

◆【鹿島】柴崎19秒35メートル弾!代表の司令塔は俺だ(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140817-OHT1T50036.html



 ◆J1第20節 鹿島1―0甲府(16日・カシマスタジアム)

 圧巻だった。開始直後、MF柴崎はセンターサークル付近でボールを拾い、1タッチ目でボールを前に出す。「良いところにボールを置けた。(シュートの決断は)半分くらいは、体の反応に身を任せた」。加速しての2タッチ目で右足を振り抜いた。相手GKの手前で大きく左に滑り、そのままネットへ。開始19秒。約35メートルのロングシュートで決勝点を挙げた。

 ゴール後には、同期DF昌子が提案したコロンビア代表のダンスを披露。「100点じゃないけど、急にしては上出来」と苦笑いしたが、この日のゴールを含め、ここ4試合で3発、今季5得点目という結果には「調子というより、今までやってきたことの積み重ねが、やっと芽が出てきた」と手応えを口にした。

 その積み重ねは、クラブハウスで過ごす時間に表れている。ストレッチ、体幹トレーニングを行うため、同僚と比べ、倍近い時間になる。常に上を目指す姿勢は自身だけではなく、周囲をも巻き込んだ。この日、12試合ぶりに先発復帰したDF青木もその1人。敗戦につながるミスを連発し、現役引退も考えるほど落ち込んだが、柴崎が立ち直るきっかけになった。

 「セレーゾ監督が“岳(柴崎)がクラブハウスに長い時間いる。そういう姿勢が結果に表れている”と言っていた。自分はあそこまでやれているか、と考えた。すごく心に響いた。自分もスイッチを入れられた」。31歳ベテランDF青木を復活させるなど、その存在はピッチ内外を問わない。

 アギーレ・ジャパン入りも視野に捉える。「最初から選ばれて、(ロシアW杯まで)ずっと入っていきたいという気持ちがある。こういうパフォーマンスを続けることが大事」と柴崎。日本代表のゲリングコーチが見守る中で、見せたゴール。柴崎が日本代表のタクトを握る日もそう遠くはない。(内田 知宏)

◆開始19秒弾!柴崎のスーパーミドルで鹿島が甲府を下し3連勝(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?145299-145299-fl

[8.16 J1第20節 鹿島1-0甲府 カシマ]

 鹿島アントラーズはホームでヴァンフォーレ甲府を1-0で下し、3連勝を飾った。これで7試合負けなし(4勝3分)とし、首位・浦和を勝ち点4差で追っている。4戦連続ドロー中だった甲府は5試合ぶりの敗戦でリーグ再開後6試合勝利なし(4分2敗)となった。

 試合開始早々のスーパーゴールが決勝点となった。キックオフから19秒、DF昌子源の縦パスからMF土居聖真がつぶされると、こぼれ球をMF柴崎岳が拾う。GKのポジショニングを見極め、約30mの距離から右足を一閃。これが鮮やかにゴールネットを揺らし、先制点となった。

 2試合ぶり今季5得点目となった柴崎は最近4試合で3ゴール。試合後のインタビューでは「今までやってきたことの積み重ねがやっと芽が出てきた。これを維持しないといけないし、リーグ戦も長いので続けていかないといけない」と胸を張った。

 甲府は前半14分、FWクリスティアーノの左クロスにフリーのMFジウシーニョが頭で合わせるが、ゴール上へ。鹿島は同35分、土居のスルーパスからFWダヴィが決定機を迎えるが、左足のシュートはGKの好セーブに阻まれた。

 柴崎が「あまり良くなかったゲーム。アントラーズらしいサッカーはできなかった」と振り返ったとおり、苦しい試合だった。後半は甲府のペースで進み、決定機もあった。しかし、後半27分、MF下田北斗のシュートはGK曽ヶ端準がセーブ。同32分にはクリスティアーノの右クロスからFW盛田剛平がヘディングシュートを放つが、曽ヶ端がビッグセーブを見せ、最後まで1点を許さなかった。

◆【J1:第20節 鹿島 vs 甲府】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00177171.html

8月16日(土) 2014 J1リーグ戦 第20節
鹿島 1 - 0 甲府 (18:33/カシマ/16,724人)
得点者:1' 柴崎岳(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第2ターン投票受付中!
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●柴崎岳選手(鹿島)
「冷静に見ていれば、あまり良い試合ではなかったと思います。アントラーズらしいサッカーはできなかったと思います」

Q:ゴールを振り返って下さい。
「立ち上がりでしたし思い切って打ちました。タイミングもよかったですし、良いイメージもあったんで、本当にうまく行ってよかったです。好調と言うよりは今までやってきたことの積み重ねがやっと芽が出てきたという感じです。これを維持しないといけないですし、まだまだリーグ戦は長いので続けていきたいと思います。上位陣との戦いも残っていますし、まだまだ食らい付いていかないといけないと思います」

●遠藤康選手(鹿島)
「点だけ入りましたが、前線でボールが落ち着かなかったです。シュートは入ったと思いましたが。とりあえず勝点3が取れてよかったです」

●曽ヶ端準選手(鹿島)
「ボレーシュートの場面はそんなにコースは厳しくなかった。ヘディングは触らなくてもポストに当たって外れたと思うが、微妙なところだったので触りました」

Q:久しぶりの無失点だったが?
「全体としては早い時間に点を取ったわけですが、チームとしてチャンスも作れなかったですし、後半も相手が人数と高さで押し込んできた。もう少しゲームをコントロールできればよかった。内容的にはちょっというなかでも、勝ててよかった」

Q:ビルドアップに苦労していたが?
「ゴール前を含めてリスクを冒さないようにした。水たまりがあったので横パスを取られてしまうのはつまらないというか、多少しょうがないところもあった。最初は水たまりがかなりあった。右サイドもそうでした」

●土居聖真選手(鹿島)
「コロンビアダンスは(昌子)源がやろうと言いました。ゴールもハメス(ロドリゲス))っぽかったからやりました。良い試合ではなかったですけど結果を出せたし鹿島っぽい試合だったと思います。もう1点を取りにいったと思うんですけど、何回かチャンスはあったけど取れなかったから、ハーフタイムに辛抱して攻めようと(柴崎)岳なんかと話しました。後半は単調な攻めになってしまった。アクセントになろうと思ったんですけどボールが入らなかった」

●昌子源選手(鹿島)
Q:代表のスタッフが見に来ていたが?
「気にしてないです。今日のプレイなら選ばれないし、それを続けていても選ばれない。絶対に入らないと思います」

●クリスティアーノ選手(甲府)
「五分五分の試合だったと思います。どちらもハッキリした決定機はなかった。完璧に崩した場面もなく五分五分だったと思います。どちらかというと相手の方が運がよかったと思います」

●荻晃太選手(甲府)
「ああいうシュートを1本、2本止めないと鹿島相手に勝点は取れない。距離はあったんですけど修正できませんでした。全員がハードワークして守備の組織が成り立っている。前の選手は守備でエネルギーを使っているので前線が攻撃でエネルギーを使えるようないい循環にしないと厳しいと思います。僕を含めて失点をゼロにしないと勝点はとれない」

以上

◇【J1:第20節 鹿島vs甲府】城福浩監督(甲府)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00177170.html

8月16日(土) 2014 J1リーグ戦 第20節
鹿島 1 - 0 甲府 (18:33/カシマ/16,724人)
得点者:1' 柴崎岳(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第2ターン投票受付中!
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●城福浩監督(甲府):
「勝点を取りにここに来たので非常に残念です。サポーターと共に一緒に戦い、選手は頑張ってくれましたけれども、選手の頑張りが結果に伴っていないということは自分の責任なのかなと思っています。本当に残念です」

Q:クリスティアーノ選手が周りを生かす動きをしていた。攻撃についてお願いします。
「僕らは数字的にはほとんどの試合で相手よりもシュートを多く打ち、今日もそうだったと思います。ただ、決定率はJリーグで一番低い。今日も結果としてそうなったので改善できたとは言えないと思います。ただ、あの一振りが、我々のチームにないと嘆くのは、僕の立場にはないので、チャンスを決定的なチャンスに変えていく努力は選手と共にやっていくと。クリスティアーノも含めて、共に戦いながらやっていくということだと思います」

以上

◆【J1:第20節 鹿島vs甲府】セレーゾ監督記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00177169.html

8月16日(土) 2014 J1リーグ戦 第20節
鹿島 1 - 0 甲府 (18:33/カシマ/16,724人)
得点者:1' 柴崎岳(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第2ターン投票受付中!
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:先制したあとの攻撃がうまくいかなかった要因は?
「単純に自分たちで難しい試合をしてしまったと思います。前半に関してはそれほど悪いという評価はしていません。ただ、後半に関しては忘れるべき後半だったと思います。自分たちで自分たちの首を絞めていったパスミスだったり、判断ミスだったりがありました。現代サッカーというのは、止めて蹴るというのはまず確実にできなければならないし、それをスピーディにやらなければいけません。そこで判断の速さというものが求められるわけで、のんびりやっているプレーは現代では好ましくありません。もうひとつは、スリッピーなグラウンドであれば2タッチで足下に速いボールを入れてあげれば、速い展開ができますが、ダイレクトプレーをすればミスする確率が高まっていきます。3つめは、連勝したり勝ったことで、数名の選手には慢心というか謙虚さが薄れてしまったところがその要因になったと思います。サッカーというのはシンプルなスポーツです。止めて蹴るということを速くやっていけば、良い形が作れるのに、今日はサイドチェンジの数は今までの試合のなかでは非常に低いと思いますし、持って持って持って取られた回数は今日に関しては多いのではないかと思います。そういうことをやり続ければ、当然ながら後ろの方に負担がかかります。要は前の方でボールが収まらなくなれば、相手に流れやリズムを渡してしまいます。今日に関しては、相手は相手のサッカーをやるわけで、彼らは勝点を引き分けであっても取らなければなりません。しかし、僕らは優勝するためには勝点3を取らなければなりません。それができたことが今日の試合の唯一の救いだったと思います。我々のすべてが悪いところもありましたが、相手も我々を侵入させない作業を徹底してきました。それは評価しないといけないと思います。自分たちから流れを失って、流れを与えながらも助かったのは、相手の決定力というかその精度が今日に関しては低かったので、うまく失点せずに終えることができました。しかし、うちはパスを主体としたサッカーをしているので、選手がしっかりと積極的にパスを受ける、止めて蹴るということを速く、シンプルにやるということを心がけなければ、自分たちで苦しい展開になり、CBだったりボランチだったり、守備の選手を投入せざるを得ないという状況を自分たちで作り出してしまいます。そういう意味では、謙虚さを全員が持ち続けなければいけないと思います」

Q:植田(直通)選手がベンチ外だった理由を教えて欲しい。あと、年代別代表に選ばれた植田選手のいまの評価をお願いします。
「あくまでも僕の観察から判断したことです。前節で後半になってパワーダウンし、運動量が落ちて消極的になりました。それがひとつと、もう一つは代表に行って、確か水曜か火曜に練習試合をしているので、その負担が大きいので外した方がいいと判断しました」

Q:立ち上がりの柴崎(岳)選手のゴールはすばらしかったと思います。このところ良いパフォーマンスを続けていると思いますが、監督から見てどう映っていますか?
「サッカーは勝つ、負ける、引き分けるという3つの選択肢しかありません。では勝つためになにをするかというと点を取らなくちゃいけない。じゃあ、点を取るために何をしなければいけないかというとシュートを打たなければいけない。その前提で、シュートを打つために何をしなければいけないかというと、シュート練習をしなければならない。シュート練習をして、シュート精度、決定力を高めなければならない。そのプロセスということはごく当たり前のことであって、他チームのことはわかりませんが、僕はごく当たり前にずーっと1週間のなかでシュート練習をずーっとやっています。今度、シュート練習をやりました。試合になりました。シュートを打たない。シュートを打たない。5分経っても、10分経っても、15分経っても、20分経っても、シュートを打たない。なんのために練習をしているんですか。若い選手を含めて何のために練習しているのか、試合でその動作をするため、シュートをするということを意識しないといけない。若い選手は吸収が速いので、その部分の意識改革をしています。一時期、柴崎選手にそのことをずっと求めていったら、あまり理解できていなくて、消化しきれなかったところもあったのですが、最近では僕が伝えようとした意味を理解できてると思います。ボランチが自分の持ち場を離れて、前の方に行って、相手のペナルティエリアに入ってそこでパスを選択して、それがミスになった場合はカウンターになり、自分のいるべきゾーンを使われて失点します。そこまで行ったらシュートを打つ。今日に関しては前半だけでもそういう場面が2回あり、1回はシュートを打って得点になり、2回目はどうしてもまだ迷ってしまって違う展開を作り出そうとするところがありました。ただ、彼はそういう意識改革を自分で取り組んでいます。僕が言い続けたことに、こういうことなんだろうと自分で取り組んでいますし、自分でシュート練習に関しても目的意識を持ってやっているようにいます。ただ、練習の一環として取り組んでいる人と、意識を持って取り組んでいる選手とでは成長度が変わってきます。ただ、誰かがシュートを強く打っているから自分も強く打たなきゃいけない、世界の誰かが強く打ってるから強く打たないといけない、という感じで打っている人と、精度を自分で高めようと枠に行くようにしようとするとき、足の関節を曲げられる角度はそれぞれ違うので、ミートの仕方はそれぞれ違います。自分の当て所を探し、取り組んでいる人と、ただとりあえず入れば良いという人では、その先が違ってきます。例えば、FWで試合の90分が終わったとき、シュートを何本打ったのか、そのうち枠に何本行ったのか、セカンドストライカーの土居(聖真)選手にもずっと言い続けているんですけど、少しずつですけど彼は改善してきているし、成長を一番し始めている選手です。ただ、もっともっとできる選手ですし、僕はもっと厳しい要求や高い要求をしていこうと思います。彼に要求すると、人によっては要求しすぎと言うかもしれませんが、できる者にしか要求しないのであって、できない者にはあれやれ、これやれと言うほど愚かではありません。セカンドストライカーで、20分経ってもシュートがない、あるいは90分のなかで何回シュートを打ったのか、あるいはハーフの選手でも20分、30分経って、急にボールを触らなくなった。ハーフというのはゲームを組み立てたり、あるいはリズムをつくる役割なのに、それはありえません。サッカーというのは昔と今もセオリーというのは、変わらないんです。ただ、動作の速さやスピードの部分では、昔と今ではだいぶ違っているので、速い動作が求められます。サイドからクロスが入ったときに、逆サイドのサイドハーフがボックス内にいない、あるいは同サイドのハーフがいない。どこに行ってるんだ、と。攻撃陣というのは両SHやセカンドストライカーやFWのことですが、彼らがフィニッシュする状況にいない、というのはあってはならないことです。そういう意味で、意識改革して成長するために一個ずつ要求しています。選手が意識を変えていけば、チームはまた強くなるだろうし、個が強くなればチームは強くなるのでそういうところを高めていきたいと思っています。シュート練習を、ただのシュート練習と思っている人と、シュート練習を自分が持っているいろんな能力を高めるためにやっている人とでは、もし皆さんが練習を見る機会があれば明らかに伝わってくるものが違うものがあると思います。
柴崎の得点についてですが、ペナルティエリアの手前に入っていったところで、ゴール全体を見渡せる状況でした。そうしたら、もうシュートを打たなければいけません。逆にCBとSBの間に侵入していったら、逆サイドには誰がいるんだろうと見なければいけないのは、いま僕が急に開発したことではなく、昔から言われていることです。昔から言われているセオリーというのは変わりません。サイドに流れたときには、ペナルティエリアの内側に横から入ったときは、どうしてもゴール全体を見渡すことはできないし、角度がないので、そういうときはまわりを見ないといけません。今日は勝点3を取ったことが良かったと思います」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第20節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50850

J1 第20節 ヴァンフォーレ甲府戦

柴崎が電光石火の無回転弾!鹿島がリーグ戦6試合ぶりの完封で甲府を撃破、3連勝!

先週末の名古屋戦で劇的な逆転劇を演じ、3-2で競り勝った鹿島が、リーグ戦6試合負けなしでホームゲームを迎えた。第20節でヴァンフォーレ甲府と対戦すると、柴崎が開始早々に決めた先制点を守りきり、1-0で完封勝利。リーグ戦3連勝を果たした。

リーグ戦では4月以来の先発出場となる青木がセンターバックに入った鹿島は、今季2回目の3連勝を狙う。試合はいきなり動いた。開始20秒足らず、公式記録上では1分。鹿島のキックオフからダヴィが後方の柴崎に戻し、左サイドの山本を経由して最終ラインの昌子へパスが渡ると、ロングフィードを蹴り込む。相手DFに当たったこぼれ球に土居が反応して競り合い、セカンドボールが敵陣中央に流れる。柴崎がボールを持ち出して右足を振り抜くと、目の覚めるような無回転ロングシュートがゴールに突き刺さった。相手GKを避けるように変化する鮮やかな弾道の一撃で、鹿島がいきなりリードを奪った。

幸先よく先制し、主導権を握る鹿島は、両サイドを広く使った攻撃を展開していった。3分には、右サイドからのパスを受けた土居がペナルティーエリア右側からシュートを打ったが、枠を捉えることはできなかった。19分には、右サイドへ流れていた中村がクロスを上げ、ダヴィが飛び込んだもののわずかに合わず。直後の20分にはダヴィがセンターサークル内でボールを奪い、意表を突いたロングシュートを放ったが、相手GKにキャッチされた。

1-0で迎えた後半も、鹿島は中盤でのプレスがうまく機能し、ボールキープ率を高めていく。セットプレーのチャンスも増え、敵陣に押し込む時間は長かったが、決定機を作れないまま時間は推移。69分には、土居の浮き球のパスを相手にクリアされ、こぼれ球を拾ったカイオがペナルティーエリア手前から右側へ展開すると、最後はダヴィがボレーシュートを放ったが、枠の左へ逸れた。

鹿島は1点リードのまま終盤を迎えたが、甲府に押し込まれる時間が増えていった。71分にはペナルティーエリア内から下田にシュートを打たれたが、曽ヶ端がセーブ。76分にも盛田にヘディングシュートを許したものの、曽ヶ端が右手1本で弾き出した。以降もゴール前で混戦となる場面は多かったが、何とか身体を張ってクリアして得点を許さない。80分には、途中出場の遠藤がペナルティーエリア手前から強烈な左足ボレーを放ったが、クロスバーを直撃して追加点とはならなかった。

最後まで苦しい展開を強いられた鹿島だが、甲府に同点弾を許さず、1-0で勝利。リーグ戦6試合ぶりの完封で今季2回目の3連勝を達成し、勝点を36に伸ばした。次戦は1週間後の第21節、23日に行われる清水エスパルス戦だ。今月に入って3連勝、この勢いをアウェイでもぶつけ、8月反攻の4戦目でも勝利を掴まなければならない。



【この試合のトピックス】
・今季のリーグ戦で2回目の3連勝を果たした。前回は、3月1日に行われた甲府との開幕戦から、15日に行われた第3節の鳥栖戦までの3試合で達成した。
・柴崎が開始早々に強烈なロングシュートを沈め、リーグ戦での得点数を5に伸ばした。自己記録を更新中。
・リーグ戦での完封勝利は、5月17日に行われた第14節の徳島戦以来、6試合ぶりだった。
・シュート数が今季公式戦で最少の7本だった。
・青木が先発し、フル出場を果たした。リーグ戦では、4月19日に行われた第8節の神戸戦以来の先発復帰だった。
・小笠原がJ1通算422試合出場を達成。川口能活(現・岐阜)を抜いて歴代単独9位に浮上した。なお8位は曽ヶ端で、今節で通算426試合目の出場を果たした。
・赤崎が7月12日に行われた天皇杯2回戦のソニー仙台戦以来、公式戦6試合ぶりのベンチ入りを果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・攻守の切り替えは早く!特に守から攻への流れをスムーズに。
・ボールを落ち着かせてシンプルかつ、リズミカルにプレーすること。
・献身的な守備と積極的な攻撃が両立できれば、必ず結果はついてくる。

ヴァンフォーレ甲府:城福 浩
・前半の守備を続けること。
・ストライカーはもう少し中央で我慢してプレーすること。
・無駄なファウルはしないこと。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・自分たちで難しい試合にしてしまった。前半はそれほどではなかったが、後半はもう忘れるべき内容だった。判断ミスやパスミスから自分たちで自分たちの首を絞めた。
・現代サッカーは、止めて蹴るということを早いリズムでやり遂げなければいけない。今日のようにのんびりしたプレーは受け入れられない。特に、もしピッチがスリッピーであれば、足元に速いボールを入れるべきなのに、それができなかった。
・この2試合連勝したということで、選手の中で慢心してしまったものが数名いたのではないか。サッカーは非常にシンプルなスポーツ。止めて蹴るということを早くやれば、いい方向に向くはず。それなのに、今日はサイドチェンジも少なかったし、ボールをキープして取られることを繰り返した。前でボールをキープできなければ、こういう試合になってしまう。
・相手は勝点1でいいから勝点を取りたいという意欲を持ってやってきた。我々は優勝のために是が非でも勝ちたいと思っていた。それが達成できたことだけが救い。
・相手の守備の規律は徹底していて、そこは評価しなければいけない。我々にとって助かったのは相手の最後の精度が低かったということ。
・謙虚さを常に保って戦っていかなければいけないということを改めて感じさせられた。
・(植田選手が出場しなかったことに関して)あくまで、私の判断。前節でも後半にパワーダウンして消極的になっていたし、水曜日に(u-21代表合宿で)練習試合をしていたので疲れがあった。だから私の判断で、外した。

ヴァンフォーレ甲府:城福 浩
ここには勝点を取りに来たので、非常に残念。サポーターと共に戦い、選手たちも良く戦ってくれた。しかしそのがんばりが結果に結びつかなかったのは、監督である自分の責任。非常に残念だと思う。(課題の決定力について)数字的にはシュート数は多いが、また決定力がなかった。攻撃面の改善はまだまだ。これを改善していく努力は、選手たちと共にやっていく。


選手コメント

[試合後]

【遠藤 康】
1点だけ入って、変な感じがする試合だった。少し気が抜けた感じもあった。前線でボールが収まらなかったと思う。クロスバーに当たったシュートは入ったと思った。とりあえず、勝点3を取れて良かった。

【曽ヶ端 準】
勝ったことは良かった。全体としては、早い時間に点を取ったけど、チャンスをあまり多く作れなかった。後半は相手が人数をかけて押し込んできたが、もう少し試合をコントロールできれば良かったと思う。内容的にはもう少しというところでも、勝てたことは良かった。勝つことは大事。これを続けていけるようにしたい。

【西 大伍】
すっきりしない試合だった。ピッチコンディションは相手も同じだし、影響はない。試合の終わらせ方もゴタゴタしてしまって、こんな試合を続けてしまっては今後は厳しいと思う。内容的には不満が残るし、反省点はたくさん見えたので、次に向けて準備をしていきたい。

昌子選手、青木選手、柴崎選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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