日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年5月4日水曜日

◆熊本出身の岡山豊川が1G1A「明るいニュースを」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1641486.html

<J2:横浜FC0-2岡山>◇第11節◇3日◇日産ス

 岡山が、熊本出身のFW豊川雄太(21)の1得点1アシストの活躍で横浜FCを下し、3試合ぶりに勝ち点3を手にした。

 U-23(23歳以下)日本代表候補に名を連ねる豊川は、5試合ぶりに先発出場した。4月16日の本震で震度6強を観測した熊本市東区出身で、実家の両親や友人たちに白星を届けたかった。「家族を含め、なかなか震災後から明るいニュースを届けられていなかった。今回は、明るいニュースを少しでも届けられて良かったのかな。これを続けていくことが大事」と振り返った。

 後半21分、FW赤嶺に正確なラストパスを送り先制点をお膳立て。同44分には、勝利を引き寄せる今季初得点を決めた。前半には、気合が入りすぎて絶好機を外し、ハーフタイムに仲間に謝ったという。「これで(得点を)取れなかったらヤバイと。今までだったら、それで終わっていたけど、メンタル的にうまく切り替えることができた」と手応えを口にした。

 4月17日の練習後、故郷の熊本へ1泊2日の強行軍で支援活動に出向いた。「精神的には現地の方々の方がつらいと思うし。僕はつらいというより、逆に行って元気をもらった。結果を出すことが一番のいいニュースになる」と話した。

◆「5分で代えられると思った」痛恨ミスも…岡山FW豊川、1G1Aで指揮官に恩返し(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?188675-188675-fl

[5.3 J2第11節 横浜FC 0-2 岡山 日産ス]

 チャンスはいきなりやってきた――。第6節東京V戦以来、5試合ぶりの先発出場を果たしたファジアーノ岡山FW豊川雄太は「目に見える結果がすべてだと思っていた」と並々ならぬ思いを持って試合に臨んでいた。すると、開始わずか3分で豊川に決定機がもたらされる。

 センターサークル付近でボールを受けたMF伊藤大介が前を向くと、豊川が一気に最終ラインの裏に抜け出そうとする。伊藤から送られた鋭いスルーパスで一気に抜け出し、GK渋谷飛翔との1対1を迎えたものの、右足で放ったシュートはゴール左へと大きく外れてしまった。

「気合いが入っていたけど、入り過ぎての開始早々のミス。決まれば良かったけど、予想外に変なところに飛んでしまった。前半5分で代えられると思った」と苦笑するしかなかった。しかし、以前だったら決定機逸を引きずることもあったが、「気持ちを切り替えられた」とその後も精力的にゴールを狙う。

 するとスコアレスのまま迎えた後半21分、後方から送られたボールをトラップで浮かして相手DFを一気に振り切ると、右サイドからのグラウンダーのクロスでFW赤嶺真吾の先制点をアシスト。さらに同44分にはDF澤口雅彦のパスを受けると左足で強烈なシュートを突き刺してダメ押しゴールを奪う。後半アディショナルタイムにベンチに下がることになったが、1ゴール1アシストの活躍でチームに3試合ぶりの白星をもたらした。

 今季、鹿島から期限付き移籍で岡山に加入。開幕戦ではスタメンを飾ったものの、その後の出場機会は第6節東京V戦の先発出場を除き、すべてが途中出場だった。先発出場できない状況に当然悔しさはあったが、必ずと言っていいほどピッチに送り出してくれる長澤徹監督の期待に応えられないことが何よりも歯がゆかった。「本当に悔しくて、監督に申し訳ないという気持ちがずっとあった」。

 これまで先発した2試合はともに後半12分に交代しており、この日も「あそこ(点を取る時間)までピッチにいるとは思っていなかった」ようだ。しかし、「代えらないとういうのは、監督に『点を取れ』という思いがあったのかもしれない」と指揮官の思いに応えるかのように、ダメ押しゴールを叩き込んだ。「使ってくれた監督に本当に感謝したい」と指揮官に少しでも恩返しできたことに笑顔を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)

◆新潟に痛手…今季5ゴールのラファエル・シルバが負傷、全治6週間(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160503/437714.html



 アルビレックス新潟は3日、ブラジル人FWラファエル・シルバが左腓腹筋肉離れで全治約6週間と診断されたことを発表した。

 R・シルバは4月30日に行われた明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第9節のヴァンフォーレ甲府戦で負傷。同選手は先発出場したが、80分に途中交代していた。

 R・シルバは1992年生まれの24歳。2014年8月に新潟へ完全移籍で加入し、昨シーズンから背番号「10」をつけている。今シーズンは明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第9節終了時点で8試合出場5ゴールを記録。ヤマザキナビスコカップではグループステージ第4節終了時点で2試合に出場している。

 新潟は次節、4日に鹿島アントラーズとアウェーで対戦する。

◆【鹿島 vs 新潟】 ウォーミングアップコラム:レオ・シルバとの激突を心待ちにする永木亮太(J's GOAL)




http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00011002/

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!



中3日の3連戦ということもあってか紅白戦主力組のボランチに入ったのは、小笠原満男ではなく永木亮太だった。永木にとっては古巣との対戦だった湘南ベルマーレ戦以来となる3試合ぶりの先発機会。
「いつスタメンで出てもいいように準備はできています。湘南戦以降、スタメンで出ていませんがコンディションも上がってきています。いまは2試合勝ててない状況が続いているので、スタメンで出るようならしっかり勝てるようにしたいです」
そう言って試合に向けて気持ちを高めていた。

この2試合、チームは無得点が続いている。ゴールがなければ勝利は遠のくのは当然のこと。得られた勝点もわずかに1。肩を並べていたはずの浦和レッズや川崎フロンターレに引き離され、残り8試合はすべて勝たなければ厳しいくらいの状況に追い込まれた。そのなかで、石井正忠監督はキャプテンの小笠原ではなく永木をピッチに送りだす。
永木もその意気を感じつつ、チームが置かれた状況のなかで、自分に何が求められているのか明確にイメージしていた。
「この2試合は勝てていないのでフィニッシュのところは集中してやらないといけない。また後ろはしっかり守れているので、僕が入ったとしてもそれが継続できるようにしたい。前節の試合を見ていても、相手にやられる気がしなかった。守備の意識の高さもよくなって来ているので、そこはぶれずにいきたい。僕がもっと中盤で奪えればチャンスも増えると思う」

ただし、相手の中盤にいるのはレオ・シルバだ。そのスタイルは永木と同じ。驚異的な運動量とボール奪取力を備え、いつも鹿島の試合では決定的なチャンスを潰されてきた。そして、永木にとっても特別な存在の一人だという。
「好きな選手の一人ですし、奪う技術がすごい高いので映像を何度も見させてもらった。90分耐えず動けているし、前にも行けて後ろにも下がれるのは自分の良さでもある。そこでは負けたくないです」
 
中盤で激しくぶつかり合う2人の姿が目に浮かぶ。そのどちらが優位に立つかが、試合の形勢も左右するだろう。

文:田中滋(鹿島担当)


明治安田生命J1リーグ 1st 第10節
5月4日(水)16:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs アルビレックス新潟

◆チームの中心軸。鹿島のサッカーは小笠原満男を見ていればわかる(Sportiva)


http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2016/05/03/post_1123/

 いよいよリオデジャネイロ五輪開幕まで、あと3カ月ほどに迫った。4月には組み合わせも決まり、これからはメンバー選考の行方に注目が集まる。

 要するに、23歳以下の若い選手に目が向きがちだ。

 だが、今季のJ1を見ていると、ベテランが非常に元気だ。好調なチームを支える、彼らの充実ぶりが目につく。

 そんな選手のひとりが、鹿島アントラーズの小笠原満男である。

地味なプレーを繰り返しながらも、チームの重要な役割を担っている小笠原満男

 現在、J1ファーストステージで3位につける鹿島の持ち味は、高い位置からの果敢なディフェンス。中盤から前で積極的にプレスを仕掛け、ボールを奪って攻め、奪われてもまたすぐに高い位置から奪い返しにいく。そうした激しいプレーの連続が鹿島の強さの源だ。

 4月30日に行なわれたJ1ファーストステージ第9節の大宮アルディージャ戦後には、鹿島の石井正忠監督がこんなことを話している。

「立ち上がりから、自分たちの好守にわたってアグレッシブな形が出せた。前からプレッシャーをかけて相手ボールを奪う。奪ったあとはいろんな形でゴールに向かうというところは、90分間出せたと思う」

 指揮官が語る「前からのプレッシャー」の中心にいたのが、小笠原だった。キャプテンマークを左腕に巻く背番号40は、相手の攻撃の芽を摘むという点で抜群の冴えを見せた。

 攻撃から守備への切り替えで重要なのは、1本目のパスをいかに防ぐか、だ。1本目のパスをうまくフリーの選手に出されてしまうと、一気にカウンターにつなげられる危険性がある。裏を返すと、最初のパスを出させることなく囲い込んでしまえば、すぐに奪い返すことができる。

 そうした原則がある中、ボールを奪った大宮の選手がパスをつなごうとしても、すぐにプレスをかけにいく。あるいは、パスが出そうな選手に寄せていく。小笠原はそれらの対応の速さで群を抜いていた。

 しかも対応が速いだけでなく、狙いを定めたボールに対しては激しく体を寄せていく強さもあった。一見地味にも見えるこうした役割を、90分間集中力を切らすことなく、小笠原は忠実に果たし続けた。

 実際、小笠原のボール奪取からチャンスが生まれたシーンは何度もあった。あるいは、パスが出そうな選手のところへ小笠原が素早く寄せたために、相手選手がパスを出せなくなったシーンもあった。特に大宮の攻撃の中心であるMF家長昭博から何度もボールを奪い取ったことは、相手の戦意を削ぐという点でも効果的だった。

 また、メンタル的な部分でチームを支えられるのも、こうしたベテラン選手ならでは、だろう。

 大宮戦でも主審の判定にイライラを募らせていたMFカイオが、執拗に主審に対して文句を言う場面があった。そんなとき、22歳の血気盛んなブラジル人アタッカーに歩み寄り、なだめていたのは小笠原だった。もし小笠原の配慮がなければ、カイオには間違いなくイエローカードが出ていたはずだ。

 こうした行動も含め、試合の趨勢(すうせい)を決めていたのは、小笠原の「機を見るに敏」なプレーだったと言ってもいい。

 鹿島は20代前半の若い選手が多い。彼らは高い能力を備える一方で、経験豊富とは言い難い。それだけにひとつリズムが狂うと、全体のバランスを崩してしまう危険性をはらむ。

 裏を返せば、小笠原のような選手が中心軸となって定まってさえいれば、あとは精巧なコマのごとく、いつまでもチーム全体が高速で回り続けるということだ。鹿島が見せる「攻守にわたってアグレッシブな形」の中心にいるのが、小笠原であることは間違いない。

 大宮戦での鹿島は数多くのチャンスを生かせず、スコアレスドローに終わった。前節の柏レイソル戦(0-2)に続いて勝利を逃し、首位・浦和レッズとの勝ち点差を5に広げられた。

“鹿島ゴマ”はわずかに回転速度を緩めてしまっているのかもしれないが、しかし、決して中心軸はブレていない。背番号40の動きを追っていれば、鹿島がどんな戦い方をしようとしているのかが見えてくるとさえ言える。

 鹿島の強さの秘密を知りたければ、小笠原のプレーを見よ、ということだ。

◆鹿島、攻撃陣奮起を J1、新潟戦(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14622865051291

明治安田J1第1ステージ第10節第1日は4日、各地で7試合を行い、鹿島はカシマスタジアムで新潟と対戦する。キックオフは午後4時。2戦連続で無得点の鹿島は、攻撃陣の組み合わせを替えて臨む。出番に飢えている選手たちの奮起に期待がかかる。通算成績は5勝2分け2敗、勝ち点17で3位。

鹿島は前節の大宮戦で15本のシュートを放ったが、ゴールにつながらなかった。4試合ぶりに先発が濃厚な中村は「みんなが点を取りたい気持ちが強すぎた」と攻撃陣の焦りを指摘する。得点力不足の解消は「最後の精度にこだわる」と話す攻撃的MFの動きが足掛かりになりそうだ。

前節はCKも7本得たが生かせなかった。今季はまだセットプレーからの得点がなく、試合前2日間にわたってセットプレーを入念に確認した。その中で存在感を見せたのは、リーグ戦で今季初先発を狙うジネイ。長身を生かし、ボールに触る回数が多かった。キッカーを務める遠藤は「(ジネイは)競り合いがうまく、いいボールを上げれば決めてくれるはず」と信頼する。

新潟は直近のリーグ戦4試合で白星がなく15位に沈む。鹿島はいつも通り、球際で当たり勝てば怖くない相手だ。3試合ぶりのゴールは「がむしゃらに取る」(遠藤)姿勢を貫けば、決して遠くない。   (藤崎徹)

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