日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年5月5日金曜日
◆J1頂上対決に水差した浦和森脇「差別」発言!?(ニッカン)
<明治安田生命J1:浦和0-1鹿島>◇第10節◇4日◇埼玉
昨季王者の鹿島アントラーズが1-0で首位浦和レッズに勝ち、暫定ながら今季初の首位に立った。
暴言が好ゲームに水を差した。後半33分、浦和FW興梠が鹿島MF土居の胸を押して転倒させたことを発端に、両軍が小競り合いになった。その際の浦和DF森脇の発言が問題となった。試合後、鹿島MF小笠原は「どうしても許せない」と切り出し、森脇がブラジル出身の鹿島MFレオ・シルバに対して口と鼻を手で押さえ、においに関する差別的な言葉を浴びせたと訴えた。「言葉の暴力、差別ととらえられても仕方ない。良いゲームだったのに残念」と憤った。レオ・シルバは「試合中の興奮の中であったことだと、僕のためにも受け止めている」と冷静で、「父親は子どもたちのヒーロー、手本。彼にもその役割を意識してほしい」と語った。
一方の森脇は口論になった際、小笠原のつばが顔にかかったため、そのにおいについて発言したと説明。「誰かに対して侮辱するような発言をしたことは、日本人だろうがブラジル人だろうが一切言ったことはない」と困惑気味で、レオ・シルバに向けた言葉ではなく、侮辱する意図もなかったと主張した。鹿島はこの件をマッチコミッショナーに報告しており、Jリーグが調査する可能性もある。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1818262.html
◆金崎決めた美学のエース弾 頂上対決制し鹿島初首位(ニッカン)
<明治安田生命J1:浦和0-1鹿島>◇第10節◇4日◇埼玉
昨季王者の鹿島アントラーズが1-0で首位浦和レッズに勝ち、暫定ながら今季初の首位に立った。前半24分、FW金崎夢生(28)が左足で決勝ゴールを挙げ、1点を守り抜いた。大型連休に組まれた昨季チャンピオンシップ(CS)決勝と同じカード。5万7447人の観衆が見守る前で再び強さを示した。ただ、両チームが小競り合いする中で暴言が飛び、好ゲームに後味の悪さを残した。
鹿島FW金崎が敵地で勝ち点3を呼び込んだ。前半24分、MF小笠原の横パスをゴール前中央で受けると「最初はキープしようと思った」。DFを背にクルリと右回りで反転。スライディングを試みる相手を右足でボールを浮かせてかわし、倒れ込みながら左足を振り抜いた。シュートはDFに当たって方向が変わり、先制点となった。「シュートはラッキー。最後が自分なだけで、そこまではみんながつないでくれたゴール。チームが勝つことに貢献できたことがうれしい」。ストライカーの役割を果たした満足感があった。
昨季のCS決勝再戦。大型連休で3~7日まで分散開催の中、Jリーグが1試合だけ行う一戦に選んだ。石井監督から「日本だけでなく、アジア、ブラジルでも注目される。その試合ができる喜びを感じてプレーしよう」と送り出され、士気もさらに高まった。リーグ2戦連発の金崎は「浦和に勝って首位に立ちましたけれど、どの試合でも良いパフォーマンスを出せるように頑張ります」。ここで満足するつもりはない。
今季はエースとしての悔しさも味わってきた。開幕戦で東京に完封負け。慢性的な足首痛もあって、公式戦でのベンチ外も増えた。途中出場のFW鈴木が決勝点を奪った3月10日の横浜戦後には、人目を避けるようにタクシーに乗り込んだ。「(鈴木)優磨を取り上げて」と得点量産の弟分をたたえたが、本心は複雑。「オレにとっては途中出場の選手が決勝点をとるということは負けと一緒。先発のオレがとれていないってことだから。悔しいから友達とご飯食べてくるよ」。エースが点をとって勝つ。それが金崎の美学だ。
けがは完治していないが、公式戦ここ3戦4発。前半戦の大一番をエースの1発で制し、DF昌子も「勝ち点6の大きさがある」と感謝した。金崎の調子と比例して、鹿島の勝ち点は積み上がる。【鎌田直秀】
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1818244.html
◆鹿島得意の90分1-0勝利 リーグ最多の86度目(ニッカン)
<明治安田生命J1:浦和0-1鹿島>◇第10節◇4日◇埼玉
昨季王者の鹿島アントラーズが1-0で首位浦和レッズに勝ち、暫定ながら今季初の首位に立った。
▼1-0完封 鹿島が今季J1リーグ戦で4度目の1-0勝利。J1通算最多459勝を挙げているが、そのうち90分試合での1-0勝利は今回が86度目。清水の84度を抑えてJ1最多となっている。鹿島の90分試合のスコア別勝利数を見ると、最多が1-0の86勝、2番目が2-1の82勝、3番目が2-0の65勝。鹿島は1-0の最少得点勝利を最も得意としている。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1818246.html
◆森脇の暴言騒動、浦和が数選手に事実確認で見解 「本人が話した以上のことは何も確認できなかった」(FOOTBALL ZONE)
小笠原と森脇の間でトラブル勃発、食い違う両者の主張
浦和レッズのDF森脇良太が、4日の鹿島アントラーズ戦で暴言を吐いた件について、浦和の広報部は「本人が話した以上のことは何も確認できなかった」としている。
問題になったシーンは後半33分だった。浦和のDF槙野智章が自陣コーナー付近でボールをキープした鹿島MF土居聖真と競り合い、そこにFW興梠慎三がサポートに入る。主審が笛を吹き浦和ボールとなったが、判定後に興梠が土居を突き飛ばしたことに鹿島側が猛抗議し、両チームがもみ合いになった。最終的に興梠にイエローカードが提示されて事態は収まるが、その輪の中に小笠原満男、森脇、レオ・シルバもいた。
そこで、小笠原と森脇の間でトラブルが起こった。言い争うような状態になったところを、森脇はチームメートのDF那須大亮に引き離されるようにして輪から外されている。その際、森脇が「口が臭い」と暴言を吐いたが、小笠原と森脇の間でそのターゲットが誰であったのかの主張が食い違っていた。森脇は小笠原に対するものとし、小笠原はL・シルバをターゲットにした「差別につながりかねない発言」と主張していた。
一夜明け、浦和はチームの練習場でトレーニングを行ったが、浦和の広報部は見解を次のように話している。
「Jの対応を待って、クラブとして対応」
「クラブとしても、昨日は本人としか話をできていなかったが、今日はピッチの中で近くにいた数人に事実を確認した。だが、本人が話した以上のことは何も確認できなかった。それが今の時点で分かっている全て。鹿島さんもマッチコミッショナーに報告をしているので、今後はJリーグからどのような対応をしていくかを待って、クラブとしても対応していきたい」
また、浦和側からのマッチコミッショナーへの報告は「通常の試合と同様にしている」とした。
森脇は神妙な面持ちで「昨日に話した言葉に嘘はない」としたうえで、「僕が発した言葉で多くの人に迷惑をかけてしまった。レッズに関わるスポンサー、スタッフ、チームメート、サポーターの皆さんにも迷惑をかけて心配をさせてしまった。大いに反省して、レッズに関わる人にも謝罪したい」と心境を語っている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
http://www.football-zone.net/archives/60205
◇浦和サポ謝罪 大宮戦で器物損壊、フラッグ投げ込みなど違反行為(スポニチ)
浦和は4日、先月30日のアウェー大宮戦で浦和の一部サポーターによる器物損壊、フラッグ投げ込みなどの違反行為があった件で前日3日に当事者5人と会い、謝罪があったことを明かした。浦和の淵田敬三社長は既に大宮の森正志社長に謝罪しているが、違反行為をしたサポーターも大宮に謝罪する意向があるという。
まだ全ての違反行為については確認が取れておらず、確認作業を進めるとともに、処分も検討していく方針でいる。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/05/05/kiji/20170504s00002000378000c.html
◆【浦和】埼スタ連続得点は22でストップ…鹿島戦後から始まり、鹿島で止まった(報知)
◆明治安田生命J1リーグ第10節 浦和0―1鹿島(4日、埼玉スタジアム2002)
鹿島に味わった屈辱の後から続いたホーム、埼玉スタジアムでの連続得点は鹿島に止められた。0―1のまま、試合終了。浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「決して悪い戦いではなかった。チャンスもいくつかあったと思う。もう少し判断が良ければ、もう少し精度がよければ、チャンスを作れていた」と敗戦を振り返った。
昨年6月11日の埼玉スタジアムで戦ったリーグ、鹿島戦。FW金崎、鈴木に1点ずつ許し、0―2で敗れた。その11日後の同22日に行われたF東京戦から今年4月26日のACL、Wシドニー戦まで22戦連続で計65得点をたたき出してきた聖地・埼玉スタジアム。鹿島戦の屈辱を味わった後から始まったホームでの公式戦連続得点は、再び鹿島に完封され途絶えた。
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170505-OHT1T50015.html
◆【鹿島】金崎弾で今季初の暫定首位!浦和・森脇の暴言騒動もなんの!!(報知)
◆明治安田生命J1リーグ 第10節 浦和0―1鹿島(4日・埼玉スタジアム2002)
3位の鹿島が首位の浦和を1―0で下し、暫定ながら今季初めて首位に浮上した。前半24分にFW金崎夢生(28)が決勝点。後半33分には浦和DF森脇良太(31)が暴言と疑われる発言をしたとして小競り合いも起きた。
FW金崎がまた、埼玉スタジアムを沈黙させた。前半24分、MF小笠原のクロスを胸トラップで落とした。「前が空いていたのでシュートできそうだった。ターンしてシュートを打つつもりだった」。DF1人をかわし、エリア内に進入するや左足を振り抜いた。相手DFに当たってコースが変わり、中央のネットへ。「運があったかな」。今季J最多の5万7447人が集まった敵地での決勝弾を控えめに振り返った。
試合前のミーティング。チーム状況や相手に応じて選手に発言させる場を設ける石井正忠監督(50)が指名したのは主将の小笠原だった。首位との天王山で勝てば暫定首位に浮上する。公式戦3試合ぶりに先発復帰したチーム最年長の38歳は「こういう試合は気持ちが大事。勝ちたい気持ちが強い方にボールがこぼれてくるし、勝利もこぼれてくる」と呼びかけた。
その言葉は金崎にも届いた。右足首に慢性的な痛みを抱え、連戦の合間などは練習も休みがち。最近では足首をかばうあまり、足の裏にも痛みが広がった。後半20分にGKと1対1で放ったシュートは右ポストを直撃。「足が痛かったから外したってことにしといて」と笑顔でごまかしたが、影響はあった。それでも前線からの守備やボールキープでチームの力になった。
昨年6月11日の第1ステージ、12月3日のチャンピオンシップ(CS)決勝第2戦に続き埼玉で3戦連発。浦和が昨季より攻撃的になった分、守備の時間が増え決定機の数は減った。だが中盤の球際でもゴール前の攻防でも負けなかった。「ゴールを決めたというのが自分というだけであって、それ以上の働きをした選手がいる。勝ったことが何より」。昨季CSの再戦でライバルを返り討ちにして、大本命が首位に立った。(内田 知宏)
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170505-OHT1T50036.html
◆“浦和キラー”金崎、暫定首位弾!ライバル敵地で3戦連続決勝点(スポニチ)
明治安田生命J1リーグ・第10節 鹿島1―0浦和 ( 2017年5月4日 埼玉 )
赤き大一番を制した。鹿島は敵地で浦和に1―0で勝利し、暫定ながら首位に立った。前半24分、FW金崎夢生(28)が左足で決勝点を決めた。4月26日のACL、蔚山戦から3戦4発の活躍。昨年12月3日のチャンピオンシップ(CS)決勝第2戦でも埼玉スタジアムでJ1年間優勝に導くPKを決めており、本拠の浦和をまた打ち砕いた。
それは、あまり見ない光景だった。今季、試合を決定づけない先制点であれば、FW金崎は点を取っても派手な喜び方はしていなかった。でもこの時は違った。「勝ちたい気持ちがチーム全体にあったし、僕自身にもあった」。ゴールを決めると、メインスタンド側に走った。跳び上がりながら、全身に力を込めて右拳を握った。昨年のCS決勝第2戦で優勝に導くPKを決めた時と似たボルテージ。それだけ特別な一戦だった。
埼玉スタジアムで、また浦和を沈めた。CSから5カ月。前半24分、金崎はMF小笠原から中央でパスを受けると、ゴールに背を向けて胸トラップしてボールを収めた。背後のDF森脇を、ボールを左足で右にずらして鮮やかに抜き去る。前を向き、迫るMF関根もかわした。「ラッキーな部分もあった」。エリア左隅から左足で放ったシュートは森脇の足に当たってコースが変わり、ネットを揺らした。
DFに負けない体の強さの秘けつは、正月の八丈島での自主トレにある。日本代表DF長友らのパーソナルトレーナーを務めてきた木場克己氏の下、今年もMF土居らとともに体幹や体軸を強化した。その数日前に行われた年末から元日までの天皇杯は体調不良で離脱。メンバー外の選手と鹿嶋に残って復帰を目指したが、スタッフによると、誰よりも早く練習場に来ていたという。普段から駐車場の定位置は最もクラブハウス寄り。いつも一番乗りだからだ。努力していることを語ろうとしないが、エースたりうる理由がある。
4月22日の磐田戦では左脚の付け根付近を裂傷した。まだ痛むその足で、公式戦3戦連続ゴールを決めた。チームもDF山本を体調不良で欠くピンチもありながら、全体で浦和の強みである両ワイドの攻撃をケア。連動した守備で公式戦3連勝を果たし、暫定ながら首位に立った。「(今後も)チームが勝てるように決めていければ」と金崎。5・4。2年連続のVを予感させる埼スタでの快勝だった。
《早くも歴代最多タイ》鹿島が首位浦和に1―0で勝ち、暫定ながら首位に立った。これでアウェー浦和戦は昨季第1ステージ(○2―0)チャンピオンシップ第2戦(○2―1)に次いで3連勝。この3連勝の決勝ゴールはいずれもFW金崎。鹿島の浦和戦の決勝ゴール回数はレオナルド、柳沢、熊谷の3回が歴代最多で、15年から加入の金崎は早くもこれに並ぶ“浦和キラー”だ。
◆「臭い」が騒動の発端か…小笠原と森脇で異なる主張、レオ・シルバは「非常に悲しい」(サッカーキング)
2017.05.04 14:00
埼玉スタジアム2002
浦和レッズ 0 終了 1 鹿島アントラーズ
4日、2017明治安田生命J1リーグ第10節で浦和レッズと鹿島アントラーズが対戦。白熱した試合は、FW金崎夢生が決めた先制点を守り切った鹿島が勝利した。
この試合の79分、両選手がもみ合いとなる場面があった。浦和陣深くのコーナーフラッグ付近で、ボールをキープしたMF土居聖真とFW興梠慎三が激しいボールの奪い合いを繰り広げた。主審が笛を吹き、浦和ボールの判定となったが、その直後に興梠が土居の胸を小突いたことでヒートアップ。両チームの選手が入り乱れて、小競り合いに発展した。なかでも、仲裁に入ろうとしたDF森脇良太とMF小笠原満男が激しく言い争い、一触即発の事態になった。
小笠原は試合後、森脇がMFレオ・シルバに対して暴言を発したと主張。鹿島側がその旨をマッチコミッショナーに伝えた。浦和側も森脇から状況をヒアリングし、その内容を報告したという。
さらに、3選手の中で1番最初に取材エリアに姿を現した小笠原が、これまでにも森脇が外国人選手に対して侮辱的な態度をとってきたと発言。一方の森脇は、もみ合いになった場面の詳細を釈明し、小笠原の発言を否定した。
3選手は以下のようにコメントしている。
■小笠原満男
「あまり詳しくは言えないですけど、1つどうしても言いたいことがあって。非常に残念だったのが、森脇選手がレオ・シルバ選手に対して『くせえな、お前』という言葉を発した。それがどうしても許せなくて。試合が終わった後にレオと話をすると、「彼はいつも俺に対してそういうことを言う」と言ってきました。
これまでの対戦でも、カイオやダヴィに対して同じようなことを繰り返していました。もう自分の中では限界。立派な言葉の暴力だと思うし、差別と捉えられてもおかしくない。非常にいいゲームだったんですけど、それが残念なことなので、検証してほしいです。両者が入り乱れて、レオも止めに行こうとした時に、明らかに口と鼻を抑えるようなジェスチャーもしている。フェアプレーが議論されている中で、言葉の暴力は見逃してはいけないと思う」
■レオ・シルバ
「いろいろなことを人生で経験しているが、日本での生活の中では、日本人は外国人をしっかりと受け入れ、それぞれの国の文化と習慣に対する敬意を持って接する国民だと思っている。今回(の試合は)ゴールデンウィークで、監督からもミーティングで子供たちのお手本、見本となるべきプレーや姿勢、言動、振る舞いをしなければいけないと言われていた。
そのような行為があったのは、僕としては非常に悲しいこと。特にこれだけ注目度が高い試合で、そのような行為があったということは非常にがっかりする部分があります。僕は人生経験がありますし、大人にもなりました。悪いことは最初から止めなければいけない。そうでなければ、それがエスカレートしていく。その言葉から違う意味の暴力に発展する危険性が出てくる」
■森脇良太
「僕自身が今悲しんでいるというか。そのことをフロントの方から聞いたんですけど、一番最初にショックを受けました。
すべてのことを正直に話します。試合で興梠選手が鹿島の選手といざこざになった時に、興梠選手を守ろうという思いで、その輪に止めに入ろうとしたんです。その時、最初に小笠原選手が『お前だけは入ってくるんじゃねえ、ボケ』という感じで言われたので、僕はそれに対して『うるせえ、ボケ』という感じの口調で返しました。
何人かの選手が僕に詰め寄ってきて、たくさんのつばがかかったので、子どもの喧嘩みたいで恥ずかしいけど、『口が臭いんだよ』と言いました。僕はチームメイトに止められて、その場を後にしました。
小笠原選手が、何をもってそれを事の大きな発言に変えたのか。僕には本意が分からないですけど、事が大きくなっていることに対して、僕は非常にショックを受けています。確かに僕もカッカしていた。『口が臭い』と言ったことは反省しなければいけない。
例えば、その言葉がポルトガル語か何かで差別的な発言に近いような、発音が似ているような言葉があるのであれば、もっとレオ・シルバ選手が僕に対してむき出しになって怒ってくると思うんです。でも、レオ・シルバ選手のその後の対応を見たら、そうは思わなかったですね。
(小笠原選手がここまで怒ったのは)毎試合バトルしているし、小笠原選手からすると僕は後輩なので、もしかしたら『このクソ年下が』と思っている部分があって、そう言ったのかもしれない。僕は、彼がそこまでカッカした理由は、ちょっと分からないです。今話したことが、僕が試合中に起こしたすべての事実。何を侮辱的だと捉え、気に障ったのかは彼に聞いてもらいたいと思っていますけどね。
(これまでにも差別的な発言があったと聞いて)嘘でしょう? 彼の人間性にショックを受けているというか。僕のことを嫌いなのは別にいいですよ。それをなぜ皆さんの前で言うのかが僕はちょっと理解できない。カッとなって『クソッ』とか、そういう子どもじみた発言はするかもしれないですけど、誰かに対して侮辱するような、事を大きくするような発言は今まで一回もしたことがないです。それが日本人であろうが、ブラジル人であろうが、どこの国の人であろうが、僕自身はそんなことは一切言ったことがないので。カイオ選手に何を言ったのか、レオ・シルバ選手に何を言ったのか、僕には思い当たる節はないですね。逆に僕はショックを受けました」
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170504/583840.html
◆浦和VS鹿島で暴言騒動 小笠原が森脇の侮辱発言主張も本人否定(スポニチ)
明治安田生命J1リーグ・第10節 浦和0―1鹿島 ( 2017年5月4日 埼玉 )
天王山に水を差す“暴言騒動”が勃発した。後半33分、コーナー付近で両軍選手が入り乱れて小競り合いに発展。試合後、鹿島MF小笠原は突然、浦和DF森脇から暴言があったと指摘した。「立派な言葉の暴力。差別ととられてもおかしくない。レオ・シルバに対して“臭いんだよ、おまえ”と。(かつて在籍した)カイオもダヴィも繰り返された。もう限界でした」とやるせない表情で話した。「日本人は外国人の文化、習慣に敬意を持っていると感じていた。悲しくがっかりした」とはレオ・シルバ。鹿島ではマッチコミッショナーにも報告を済ませた。
一方、森脇は全否定した。小競り合いの中で小笠原ら複数選手の唾が顔にかかり「(小笠原に)“口が臭いんだよ”と。レオ・シルバ選手を侮辱する言葉は言ってない」。過去の外国人選手に対する暴言にも「一切ない。その事実を聞いただけで彼(小笠原)の人間性にショックを受ける」と完全に言い分は食い違っていた。
浦和側は事実確認なく取材ゾーンで騒動に発展する発言をした小笠原の言動について両クラブ間で話し合いたい意向。Jリーグを代表するクラブ同士の対戦は遺恨と後味の悪さを残した。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/05/05/kiji/20170504s00002000376000c.html
◆浦和VS鹿島 首位攻防戦で暴言騒動勃発 森脇と小笠原が激しくもみ合い(デイリー)
「明治安田生命J1、浦和0-1鹿島」(4日、埼玉スタジアム)
J1浦和-鹿島戦で暴言騒動が勃発した。後半33分、両チーム入り乱れての小競り合いが勃発。鹿島MF小笠原満男(38)と浦和DF森脇良太(31)が激しくもみ合った。小笠原は森脇が鹿島MFレオシルバ(31)に対して「差別ととらえられてもおかしくない」発言があったと指摘。森脇はこれを否定した。試合は鹿島が1-0で競り勝ち、勝ち点21で首位に立った。浦和は2連敗で2位。
普段は寡黙な小笠原が、足を止めて口を開いた。試合後の取材エリア。「1つどうしても言いたいことがあって。残念なことがあって」と切り出した。
「森脇選手がレオシルバ選手に『くせーんだよ、お前』という発言をして。明らかに鼻と口をふさいで『くせーんだよ』と」。
後半33分、浦和陣内コーナー付近で鹿島MF土居がボールをキープ。このプレーで土居はファウルを取られたが、直後に浦和MF興梠が土居を突き飛ばしたことで、両軍入り乱れた騒動に発展。もみ合う中、当事者よりエキサイトしていたのが小笠原と森脇だった。
森脇は全選手の最後に取材エリアに現れた。すでに小笠原発言は聞いていた。「非常に悲しい」と前置きして事実関係を説明した。
「興梠選手を守ろうと、止めに入ったら、小笠原選手に『お前だけは入ってくんじゃねえ、ボケ』と言われて。僕も『うるせえ、ボケ』と言い返しました。それで鹿島の選手3人が詰め寄っていろいろ言ってきた。僕の顔にツバが飛んできて、『口が臭いんだよ』と言ったんです」。
鹿島側は「チームとして暴言があったとマッチコミッショナーに伝えています」と試合後に運営サイドに報告。浦和側は「どういう経緯でこうなったか事実確認して、鹿島さんとクラブ間で話をしたい」とした。
小笠原は「レオとも話したけど、『彼(森脇)はいつもそういう風に言う』って。これまでもカイオやダビに対して繰り返していて、自分の中ではちょっと限界、言葉の暴力だと思うし、差別ととらえられてもおかしくない」と収まらない。
森脇は「カッカして子供じみた発言をしたことはあるかもしれない。誰かに対して侮辱したことは一度もない」と訴えた。
今季最多の5万7447人の観衆の中で行われた白熱した首位攻防戦。後味の悪さと遺恨を残した。
https://www.daily.co.jp/soccer/2017/05/05/0010157525.shtml
◆【鹿島】小笠原、浦和・森脇の暴言に激怒「今回は我慢できなかった」(報知)
◆明治安田生命J1リーグ 第10節 浦和0―1鹿島(4日・埼玉スタジアム2002)
3位の鹿島が首位の浦和を1―0で下し、暫定ながら今季初めて首位に浮上した。前半24分にFW金崎夢生(28)が決勝点。後半33分には浦和DF森脇良太(31)が暴言と疑われる発言をしたとして小競り合いも起きた。
鹿島は浦和戦で浦和DF森脇から暴言と疑われる発言があったとして、試合後マッチコミッショナーに口頭で報告した。MF小笠原と鹿島広報らによると、後半33分にプレーを巡って小競り合いとなった中で、森脇が鹿島MFレオ・シルバに「死ねよ」「口くせえんだよ」と発言したという。来日5年目で日本語を理解するレオ・シルバにも意味が伝わり、小笠原が主審に抗議した。
森脇によると、小競り合いで小笠原のツバが顔にかかり「子どものような話ですが『口が臭いんだよ』と(小笠原に)言った」と説明。レオ・シルバに対して「侮辱的な発言はしていません」としたが「『口が臭い』というのは反省しないといけない。あってはいけないことでした」と話した。「死ねよ」発言については、森脇の取材対応時には判明していなかった。
森脇は否定しているが、小笠原は過去にも元鹿島のFWダヴィ、MFカイオに対して同じような言動があったとし「今回は我慢できなかった」と明かした。レオ・シルバは「日本人は外国人に対して尊重してくれるイメージがある。がっかりしている。体だけじゃなく、言葉の暴力というのが世の中にある。撲滅しなきゃいけない」と話した。
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170505-OHT1T50040.html
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