日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年4月26日金曜日

◆鹿島 ACL優勝効果などでクラブ史上最高の営業収入 目指すは「100億クラブ」(スポニチ)






血を繋げる。 勝利の本質を知る、アントラーズの神髄 [ 鈴木満 ]


 鹿島は25日の株主総会で昨年度(18年2月~19年1月)の収支決算を承認。営業収入が、これまで最高だった16年度の55億8000万円を大きく上回る、クラブ史上最高の73億3000万円となった。
 前年の52億2800万円と比べても、21億200万円アップ。その主な理由はACL優勝とクラブW杯4位で得た賞金、そしてDF昌子、FW金崎、DF植田の移籍金だという。他にも前年度より12%増の広告料収入、クラブ最高となる44万559人の総入場者数による10%増の入場料収入、20%増のグッズ収入などの営業努力も実った。

 営業費用を差し引いた純利益は4億2600万円。これは16年度に次ぐクラブ史上2番目の値となった。

 庄野社長は「Jリーグの中で世界に挑戦していくビッグクラブになろうとしている。その一つの目安が100億で、そこに向けて70億まできた。今後事業拡大をしていきながら、100億クラブとなり、世界で戦える、Jリーグをリードするクラブを目指していきたい。(18年度は)種まきができつつある年だった」と話した。

 また収支決算報告とは別に、指定管理権を持つ本拠カシマスタジアムの改修案にも言及。現在の約4万人の収容人数を改修工事で減らし、単価の高い高額シートを増やしていくプランがあることを認め、「将来構想として社内で議論はしている」と語った。20年東京五輪でサッカーの会場として使用されるため、五輪以降に具体的に動き出す。


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◆「サッカーコラム」1試合で2試合分楽しめた好試合(47NEWS)



レオ・シルバ Léo Silva


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敗れたJ1鹿島に感じた「伝統のすごみ」


 実際に観戦したのは1試合。だが、二つの素晴らしい試合を見ることができた―。

 4月14日に行われたJ1第7節のFC東京対鹿島を表現するなら、こういう試合だった。季候も良くなったこの日、FC東京のホーム・味の素スタジアムに足を運んだ人は、得をした気分になって帰路についたのではないだろうか。

 今シーズンは、試合日程と開催場所の兼ね合いもあってFC東京の試合を見る機会が多い。その中で鹿島戦の前半は、FC東京にとって、間違いなく今季ベストゲームといえる内容だった。

 当然のことだが、試合というのはそれぞれに違うスタイルを持った二つのチームが入り乱れる。それゆえ、一方のチームが自分流のスタイルを貫くだけで毎回、同じ結果を得られるということにはならない。対戦チームとの相性や試合展開で、時に理想的な「はまり方」をする場合がある。前半のFC東京はまさにそれだった。

 試合後にFC東京の長谷川健太監督が「鹿島もACLの疲れがあったと思う」と中3日の戦いを気遣っていた。確かにこの時期のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場組、特にアウェーに遠征してきたチームはおしなべてコンディションの調整に苦労する。特に鹿島はフィジカルの強さを前面に押し出してくる慶南(韓国)との激戦を終えたばかり。2点を先制されながらアディショナルタイムの2ゴールを含む3得点で、劇画的逆転勝利を飾った。その喜びの大きさに反比例するように、肉体的、精神的な疲労もたまったのではないだろうか。しかし、それを差し引いてもFC東京は素晴らしかった。

 開始5分の先制点が大きかった。右のクロスからの攻め直し。東慶悟のヘディングが左に流れたところをつなぎ、小川諒也がダイレクトで入れた再度のクロスをCB2人の間に侵入した永井謙佑がヘディングで決めた。

 本人の記憶が正しければ、永井のヘディングシュートは「東京に来て初めてかな?」だそうだ。そして、自身にとってJ1通算50点目。この先制点が、理想的な試合運びの引き金になった。

 開幕から5勝2分けの無敗で2位につけるFC東京。ただ、順位に見合う多彩な攻撃のパターンがあるかといったら疑問符がつく。それでも条件がそろえば、相手守備陣に脅威を与え続けることができる。それが「前に出てくる」チームを相手にしたとき。縦に対しての抜群の推進力を持つ2スピアヘッド(やりの穂先)がいるからだ。爆走王の永井とディエゴオリベイラのコンビだ。特に永井はDFラインとGKの間に広いスペースが空けば、決めるかどうかは別にして確実にGKとの1対1まで持ち込める。

 リーグ屈指の逆襲力。二つの追加点は自陣ゴール前の守備から一転、鹿島の大岩剛監督も頭を抱える、あっという間のカウンターアタックからのゴールだった。

 前半16分、久保建英が自陣から繰り出したロビングのパスが起点だった。これを永井がうまいトラップからのドリブルに入り、絶妙のタイミングでスルーパスを放った。受けたディエゴオリベイラは巧みな切り返しからDFをかわし、右足で2点目となる追加点を挙げる。そして、前半29分の3点目もその始まりは久保だ。自陣から「ほぼクリア。とりあえず蹴っておこう」というボールを、鹿島DF犬飼智也が痛恨のコントロールミス。これを見逃さなかったディエゴオリベイラが独走して、冷静に3点目をゴールに流し込んだ。

 サッカーにおいて3点差は、逆転不能といってもいい。リードする側がこれを引っ繰り返されたら、プロの名を語るのも恥ずかしいだろう。ところが鹿島は、その不可能と思われることをやりそうな雰囲気を十分に感じさせた。

 貴賓席でジーコがこの試合を見ていたが、“大目付”の前でぶざまな敗戦は許されない。これが伝統の「ジーコイズム」なのだろう。鹿島の選手たちは後半に入る前に、円陣を組んで試合に臨んだ。

 後半10分、レオシルバのゴールで1点を返すと、一方的に押されていた前半の展開がうそのように鹿島が試合の主導権を握る。スタジアムを包む空気までもが、殺気立った鹿島の迫力にけおされているように感じた。そのような中、三竿健斗、伊藤翔が次々と惜しいシュートを放つ。次の1点によっては、試合がどう転がるか予断を許さない状況になった。

 結果、FC東京は2点のリードを守り切って逃げ切った。しかし、前半こそ完勝だったが、試合を通じては3―1のスコアが示すほど差のある内容ではなかった。鹿島に一方的に押し込まれた後半。シュートがゼロだったことがそれを示していた。

 鹿島の目の色を変えたときの底力。後半の戦いぶりについて聞かれた長谷川監督が次のように語った。

 「2点目を取られたら、同点もしくは逆転まで持っていかれるような、そんなすごみというのを鹿島から感じた」

 怖いぐらいの雰囲気は、スタジアムにいたすべての人が共有した感覚ではないだろうか。だからこそ、後半の圧力をしのぎ切って得た勝利はFC東京にとってより価値があるものになった。一方、敗戦とはいえ、最後まで可能性を感じさせた戦いを繰り広げた鹿島は、そう悲観することはない。2点差の敗戦でも「グッドルーザー」だった。

岩崎龍一(いわさき・りゅういち)のプロフィル サッカージャーナリスト。1960年青森県八戸市生まれ。明治大学卒。サッカー専門誌記者を経てフリーに。新聞、雑誌等で原稿を執筆。ワールドカップの現地取材はロシア大会で7大会目。




◆「サッカーコラム」1試合で2試合分楽しめた好試合(47NEWS)





◆鹿島 DFチョン・スンヒョンが全体練習合流「一カ月やっていなかったので…」(スポニチ)



チョン・スンヒョン Jung Seung-Hyun


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右ハムストリングを損傷していた鹿島の韓国代表DFチョンスンヒョンが、全体合流した。

 ACL1次リーグ慶南(韓国)戦のメンバー外の選手で練習した前日24日から合流。2日目のこの日は、「一カ月やっていなかったので、めっちゃきついです」と苦笑いを浮かべながらも、GK4人を四隅に配置した変則的な7対7のミニゲームなどで精力的に汗を流した。


◆鹿島 DFチョン・スンヒョンが全体練習合流「一カ月やっていなかったので…」(スポニチ)


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◆日韓対決、冷や汗ミスの新人DF関川郁万に永木亮太が掛けた一言(サカノワ)



関川郁万 Ikuma.Sekigawa


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ファーストプレーで失敗した18歳へ「とにかく一番声を出せ」。

[ACL GS4節] 鹿島 0-1 慶南/2019年4月24日/カシマサッカースタジアム

 鹿島アントラーズのDF関川郁万がアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の慶南FC戦でセンターバック(CB)として先発し、鹿島での公式戦デビューを果たした。ビルドアップのパスを何度かミスした一方、1対1のマッチアップではほとんど負けなかった。時間が経つごとに落ち着いたプレーを披露。試合は0-1で負けたが、課題が見えたなかで可能性を感じさせるプロとしての一歩を踏み出した。

「緊張は全然しなかったけれど、上手くゲームに入れませんでした。試合勘(の影響)もあったと思います」

 今季流通経済大柏高から加入した18歳は、そのようにデビュー戦を振り返った。

 ファーストプレーだった。ボール奪取に成功しマイボールにする。しかし、そこから中盤につけようとした縦パスがインターセプトされ、逆に1対1で抜かれれば失点――という大ピンチを招いてしまう。そこは何とか身を挺して防いだが、スタンド全体に、大丈夫か……という空気が漂う。

 するとCBのコンビを組んだ三竿健斗、ボランチの永木亮太がつかさず関川のもとへ駆け寄って言葉をかける。永木は何かをしきりに強調していた。

『とにかく、一番、声を出せ』

 CBとして関川がチームの最後方から、全体が誰よりも見えている。だからこそ「一番声を出すように」と。その声で俺も動く、躊躇わずやってみろ、という永木からの背中を押す言葉だった。

「鹿島は勝たなければいけない。勝たなければ、貢献したとは言えない。失点したことにイライラしています。それは俺の責任でもあり、最終ライン全体の問題でもあります。(直接失点にかかわっていないとは言え)その前で防げたかもしれないし、声で解決する部分もあったと思う。それは一つ出た課題です」

 試合は淡々と進んでいき、悪い流れは一向に変わらなかった。そして関川は改めて声の大切さを実感していた。

「無失点であれば負けはない。連係の面は時間も必要ですが、まず気持ちで伝わるってことはない。声を出す大切さを改めて感じました。日々練習するための課題が見つかったことも収穫です」

 ミスパスはあった。ただ、守から攻への切り替えはスムーズで、犬飼智也や町田浩樹にはない足元の技術や柔軟性も垣間見せ、新世代型のCBだと感じさせた。ここからは関川にしかない強みを出していくこともテーマになる。


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◆日韓対決、冷や汗ミスの新人DF関川郁万に永木亮太が掛けた一言(サカノワ)





◆横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズ 第9節(サンスポ)






サッカーダイジェスト 2019年5月9日号【電子書籍】


 ・横浜FM対鹿島の通算58試合では、横浜FMが21勝8分29敗と負け越している。横浜FMにとって鹿島は、現在J1に在籍しているチームの中で、FC東京に次いで2番目に勝率の低い相手(FC東京戦:33%、鹿島戦:36%)。

 ・横浜FMは鹿島戦直近3試合で2勝(1敗)。今カードでのそれ以前の15試合で挙げた勝利数と同じ(2勝4分9敗)。

 ・横浜FMは「オリジナル10」のクラブとの直近11試合でわずか2勝(3分6敗)。ホームでの同格クラブとの対戦では現在6試合連続未勝利(2分4敗)。

 ・横浜FMは今季試合開始からの15分間で、リーグワーストの5失点を喫している。直近4失点のうち、3点は同時間帯に喫したもの。

 ・鹿島はアウェイ戦直近9試合でわずか2敗(5勝2分)。敵地ではそれ以前の3試合で2敗していた(1勝)。また、同地では現在15試合連続得点中(1試合平均2.1得点)。

 ・鹿島は今季、クロス数がリーグで最も多い(162本)。前節仙台戦では、クロスから決勝点を挙げた。

 ・畠中槙之輔は前節札幌戦で、1度もデュエルに勝利できなかった(全7回)。昨季の加入以降、1試合でデュエル勝利数ゼロ回を記録したのは自身初めてのことだった。

 ・伊藤翔は昨季までの5シーズン、横浜FMに所属(134試合29得点)。この間の鹿島戦では10試合で2得点を挙げていた。

※ファクト内の数字はJ1での成績




◆横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズ 第9節(サンスポ)


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