日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年6月27日木曜日

◆“唯一の大学生”上田綺世が不名誉記録…「決定機でのミス」がコパ・アメリカ最多に(サッカーダイジェスト)



上田綺世 Ayase.Ueda


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大学生では9年ぶりとなるA代表入りも…。

 コパ・アメリカ2019で苦杯をなめたのが、日本代表FWの上田綺世だ。

 現在20歳のストライカーは、所属する法政大学と東京五輪代表チームで決定力を見せ、2021年の鹿島アントラーズ入団も内定。コパ・アメリカで大学生では9年ぶりとなるA代表入りを果たした。今大会に登録された12か国276名のうち、大学生はもちろん上田だけだ。

 しかし、ブラジルの地で歓喜はもたらせなかった。スタメンで初キャップを刻んだチリ戦、途中出場だったウルグアイ戦とエクアドル戦と、多くのチャンスを得ながら3試合連続でノーゴールに終わったのだ。

 スタッツを見ると、「決定機でのミス」は実に5回。これはグループステージを終えた時点で断トツの大会最多だ(2位は2回でウルグアイのルイス・スアレス、アルゼンチンのラウタロ・マルティネスなど7名)。初の大舞台で不名誉記録を作ってしまった。

 総シュートは6回で、そのうち枠外が5回、枠内が1回。そもそもゴールの枠にシュートがほとんど飛ばなかった。決定機を迎えているのだから動き出しは良かったと言えるが、やはりストライカーはゴール数で評価されるのが宿命だ。

 この悔しさをバネに成長したい。

構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部


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◆“唯一の大学生”上田綺世が不名誉記録…「決定機でのミス」がコパ・アメリカ最多に(サッカーダイジェスト)





◆鹿島新人の関川「ちょっと無駄」ACLの笛で経験値(ニッカン)






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<ACL:広島3-2鹿島>◇決勝トーナメント1回戦第2戦◇25日◇Eスタ

鹿島アントラーズが2戦合計3-3もアウェーゴールで8強に進み、2年連続アジア王者に前進した。鹿島のルーキーDF関川郁万(18)は、突然の出番にも落ち着いてプレーした。

前半4分、センターバックのDFチョン・スンヒョンが負傷退場し、代わって関川が入った。センターバック2枚の出場停止で出番を得た4月24日のACL慶南戦(0●1)以来の出場となったが、緊張はしなかったといい「4月のときは『俺の番だ、俺の番だ』と(周囲が)なっていて、自分の中でも湧き出るものがあった。今回はアクシデントという形で出たけど、すんなりと試合に入れた」と振り返った。

後半に入ると21分、27分と立て続けに失点。「ちょっと焦りました」というが、90分の戦いには敗れても、180分の戦いで準々決勝進出をつかみ取った。

「最後の最後(後半アディショナルタイム)で失点したのはちょっと無駄だった。俺のファウルだったけど、特に何もしたわけではなくて、これがACLの笛なんだと思った」と、アジアの戦いで経験値を重ねた様子だった。




◆鹿島新人の関川「ちょっと無駄」ACLの笛で経験値(ニッカン)





◆圧巻2発の鹿島MF土居、“超決定機”には苦笑い「退場になるより…」(ゲキサカ)



土居聖真 Shoma.Doi


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[6.25 ACL決勝T1回戦第2戦 広島3-2鹿島 広島広]

 2つのアウェーゴールに相手GKの退場を誘った単独突破。鹿島アントラーズのアジア連覇の望みをつないだのはMF土居聖真の働きだった。「自分がなんとかしなきゃと思っていたので、結果につながって良かった」。最後までピッチに残してくれた大岩剛監督の采配に報いる活躍を見せた。

 まずは劣勢が続いていた前半33分、豪快なハーフボレーで先制点を決めた。「自分からボールがそれていたし、トラップもあまり良いところにいかなかったけど、うまく力を抜いてコンパクトに決められた」。実質3点差とする一発に「相手はビッグチャンスもあったし、タイミングが良かった」と振り返った。

 ところが、チームは後半27分までに2失点。思わぬ苦境を強いられたが、そこでも形勢を打破したのは背番号8だった。後半29分、自陣からのロングボールに勢いよく反応すると、相手守備陣を抜き去って無人のゴールへ突進。最後はGK中林洋次に後ろから倒され、レッドカードを誘って相手を数的不利に陥れた。

「本当は当たられる前に決めたかった。相手がレッドカードになったけど、スーパー決定機だったので、退場になるより1点が欲しかった。俺としては良い感触ではなかった」。そう苦笑い気味に振り返ったものの、終わってみれば「相手が10人になったのがでかいと思った」と言える状況だった。

 なぜなら後半44分、自らの足で追加点を決め直したからだ。「自分のところにボールが転がってきた時、キーパーが見えたので『上がってたんだ!』と思った」。冷静な判断で目標を定めると、左足で無人のゴールにロングシュート。「『入れ入れ入れ入れ!』って、倒れながら(笑)」と殊勲の一発を笑顔で思い返した。

 後半アディショナルタイムに3失点目を喫したこともあり、もし土居のゴールがなければ敗退決定。「昨日は父さんが誕生日だったし、一昨日は剛さん(大岩監督)が誕生日だったので、1点ずつ」とゴールを2人に捧げた土居は「ここ最近は個人的に結果を出せているし、次に進めるのは大きなこと」と喜びを語った。

(取材・文 竹内達也)


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◆圧巻2発の鹿島MF土居、“超決定機”には苦笑い「退場になるより…」(ゲキサカ)





◆大岩監督、2得点の土居聖真を称賛「彼の持っているものが出たゲーム」(サッカーキング)






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 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグが25日に行われ、鹿島アントラーズは敵地でサンフレッチェ広島に2-3で敗戦。だが2試合合計3-3のアウェイゴール差でベスト8進出を決めた。

 王者が激闘を制した。鹿島は33分にMF土居聖真の得点で先制し、2戦合計で2点リードを得たが、広島に押し込まれる展開が続き、66分と72分に失点。74分に相手GKの一発退場で数的優位に立つと、89分に土居の追加点で猛追する相手を突き放す。後半アディショナルタイムにPKで失点したものの、アウェイゴール2点を挙げた鹿島が、連覇へまた一歩前進した。

 大岩剛監督は試合後の会見で、「次のラウンドに進めることが、一番評価できるところ」と話し、「今日の試合の改善すべきところを洗い出して、次のJリーグの広島戦、(ACLの)ラウンド8に向けて切り替えていきたい」と前を向いた。

 相手の猛攻を受けて2戦合計2-2とされたときには、チームに「落ち着くこと」を指示したという。「試合の流れを見て、相手の出方を見て、しっかり落ち着くということ。あとはポジションの修正もしました。相手の人数とか、そういう駆け引きのところで、すこしネガティブな反応をしてしまったと反省しています」

 2ゴールを挙げた土居については、「得点もそうですけど、前線からのチェイス、ボールを引き出すポジショニング、味方をヘルプするボールの引き出し方、そういう彼の持っているものが出たゲームだったと思う」と評価した。




◆大岩監督、2得点の土居聖真を称賛「彼の持っているものが出たゲーム」(サッカーキング)





◆激闘の日本勢対決制してベスト8へ…遠藤康「広島の気持ちの分も」(サッカーキング)






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 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグが25日に行われ、鹿島アントラーズは敵地でサンフレッチェ広島に2-3で敗戦。だが、2試合合計3-3のアウェイゴール差で日本勢対決を制してベスト8進出を決めた。

 マン・オブ・ザ・マッチに輝いたMF遠藤康が会見に出席し、「今日は僕じゃなくてショウマだと思っています!(笑)」と2ゴールを挙げた土居聖真の名前を挙げて冗談を言いつつ、「結果は負けてしまったけど、進出したので、広島の気持ちの分も持って上にあがって、優勝したい」と次を見据えた。

 終盤には広島のゴールが認められない微妙なジャッジがあり、試合後にも抗議は続いた。遠藤は「(広島の選手たちが)試合が終わったあとに審判に(抗議しに)いっていたけど、その気持ちはわかる」と共感しつつ、「不安定なジャッジもあって、(広島が)悔しい思いをしていたので、その気持ちを僕たちが拾ってまた上にあがっていきたい」と意気込んだ。

 一方の広島MF柏好文も「鹿島には自分たちの分も頑張ってほしいとピッチ上でも伝えた」と思いを託した。鹿島が激闘を繰り広げた広島の思いも背負って連覇を目指す。




◆激闘の日本勢対決制してベスト8へ…遠藤康「広島の気持ちの分も」(サッカーキング)





◆「チームに申し訳ない」DF植田直通が達成できなかったもの…(ゲキサカ)






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[6.24 コパ・アメリカGL第3節 日本1-1エクアドル ベロオリゾンテ]

 最終ラインの軸として奮闘した。しかし、最後まで達成できなかったものがある。日本代表DF植田直通(セルクル・ブルージュ)は「チームに申し訳ないと思います」と声を落とした。

 2試合連続フル出場を果たしていた植田は、相棒となるDF冨安健洋(シントトロイデン)とともに最終節のエクアドル戦もスターティングメンバ―に名を連ねた。相手のハイプレスに苦しみ、思ったように攻撃を組み立てられずに失点の危機も招き、「失い方が悪いときもあった」と認めつつも、「自分たちは後ろからつないでいくスタイルを示せたと思う」と手応えも得たようだ。

 ただ、つなぐだけではない。「くさびをドンドン入れていこうと思っていたので、そういった面で僕の中で成長した部分があると思う。そういったテクニックの部分も僕はもっと上げていきたい」とボールを持った際のプレーに自身の進化を感じていた。

 だが、「かなり悔しい結果」と唇を噛んだように、エクアドルと1-1のドローに終わったチームはグループリーグ敗退が決まり、「次のラウンドに進めなかったという点が、一番の僕たちの課題。自分たちが受け止めないといけないけど、いろいろと学ぶことも皆たくさんあったと思うし、自分自身も学ぶことがったので、それをチームに戻って生かしていきたい」と今大会での経験を今後の成長へとつなげていこうとしている。

 そして、何よりも悔しかったのが「失点ゼロの試合が一つもなかった」こと。初戦チリ戦で4失点、続くウルグアイ戦で2失点、エクアドル戦前に植田自身が「4、2と来たので次はゼロ」と答えていたが、目標を達成することはできず。「そこで耐えきれなかったのは、チームに申し訳ないと思う」とディフェンスリーダーとして反省を口にした。

(取材・文 折戸岳彦)




◆「チームに申し訳ない」DF植田直通が達成できなかったもの…(ゲキサカ)





◆「おっさんくさい発言ですが…」柴崎岳の目に映った若手の成長(ゲキサカ)






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[6.24 コパ・アメリカGL第3節 日本1-1エクアドル ベロオリゾンテ]

 後半11分、空中戦で競り合った際にMFジェフェルソン・オレフエラと頭部同士で衝突し、流血するアクシデントに見舞われながらも日本代表MF柴崎岳(ヘタフェ)は90分間を通して最後までタクトを振るい続けた。相手の勢いに押される時間帯あり、日本がチャンスを量産する時間帯あり。そのいずれでも柴崎はピッチ内のバランスを整える役割を演じた。

 試合終了時のスコアは1-1。日本は決勝トーナメントの舞台に進めなかった。「残念ですね。勝つチャンスは十分にあったと思う。それをモノにできなかった僕らの力不足。チームとしての力のなさだと思うし、現時点での実力だと思う」。現実を正面から受け止めるように、そう言った。ただ、大会を通じては収穫や手応えが多かった。

「1試合目よりも2試合目、それより3試合目と良くなった。チームとしてのコーディネートの能力がしっかり成長したと思う」と胸を張る。

 3試合を通じてキャプテンマークを巻いてプレーしながら、若いチームメイトたちの成長も感じた。だからこそ強調するのは、コパ・アメリカ(南米選手権)で感じたことを今後につなげていくことの重要性だ。

「試合ごとに成長していく彼らの姿をメディアのみなさんも見ていたでしょうし、これを大きな財産として成長しなければいけない。試合に出られなかった選手も含めてここから何を学ぶか、これからにつなげていくかを大事にしてほしいですね」

 そう言って、「なんか、おっさんくさい発言ですけど」と言葉を継ぎ、報道陣の笑いを誘った。イレギュラーなチーム編成でコパ・アメリカに参戦し、出場国の一部からは批判も浴びたが、「僕らとしては良かった」と、参加できたことへの感謝を口にした柴崎。彼自身もまた、新しいシーズンへの自信をコパ・アメリカを通じて手にしていた。

(取材・文 矢内由美子)




◆「おっさんくさい発言ですが…」柴崎岳の目に映った若手の成長(ゲキサカ)





◆上田綺世、3試合無得点に悔しさ「まだ力が足りなかった」/南米選手権(サンスポ)






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 南米選手権1次リーグC組(24日、エクアドル1-1日本、ブラジル・ベロオリゾンテ)日本(FIFAランキング28位)は、第3戦でエクアドル(同60位)と1-1で引き分けて、2分け1敗の勝ち点2で同組3位となり、1次リーグ敗退で初の8強入りを逃した。前半15分、MF中島翔哉(24)=アルドハイル=のゴールで先制したが、同35分に同点に追い付かれた。後半終了間際には決定機を迎えたが、勝ち越せなかった。

 後半21分から途中出場したFW上田綺世(20)=法大=は得点のチャンスを逃し、悔しさをにじませた。「あれを決めてチームを救う存在でなきゃいけないと思ったし、僕はまだ力が足りなかった」

 出場3分後の24分。左サイドのDF杉岡から絶妙なクロスが上がると、加速して相手DFより速くペナルティーエリア中央に飛び込んだ。右足で合わせるも、ボールはクロスバーの上に外れた。

 同45分にはFW前田が放ったシュートのこぼれ球に反応したが、またもクロスバーの上に外し頭を抱えた。DFの裏へボールを引き出す動きは絶妙だったが、結果を残すことはできなかった。

 唯一の大学生として注目を集めたが、3試合無得点で大会を去る。「僕のキャリアで、点を取れなかった悔しさは絶対続いていく。チームを助けられる存在になったら、この場にまた帰ってこられるんじゃないか」とさらなる飛躍を誓った。


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◆上田綺世、3試合無得点に悔しさ「まだ力が足りなかった」/南米選手権(サンスポ)




◆全3試合でピッチに立った安部裕葵「早く先輩たちに近づくように…」(ゲキサカ)



安部裕葵 Hiroki.Abe


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[6.24 コパ・アメリカGL第3節 日本1-1エクアドル ベロオリゾンテ]

 1-1の状況で両チームが決勝トーナメントへの切符を力づくでつかみ取ろうとオープンな展開になっていた後半37分、MF三好康児に代わって日本代表MF安部裕葵(鹿島)がピッチに送り込まれた。交代と同時にトップ下のMF久保建英が右サイドへ移り、安部がトップ下に入った。

「両チームのGKを行き来する時間帯が多かったので、自分たちのボールを長くしたいという考えもあったし、ゴールに行く回数を多くしたいというのもあった。難しい感じだったが、幅を取ろうと思ってプレーした」

 しかし、その狙いはなかなかうまくいかない。「縦に速かったので、幅を取っていたらゴール前に置いて行かれる。そう思って幅を取るのをやめたら、そのときに(前田)大然くんが入った。そのタイミングで僕は(柴崎)岳くんのサポートに入った」。安部がバランスを取ったことで日本にもチャンスの回数が増え、チャンスの質も上がっていった。しかし、ゴールには届かず、1-1で試合は終わった。

 アディショナルタイムを合わせて10分余りのプレータイムで悔やまれる場面もあった。「個人的には1本、ミドルを打てるのに横パスを出したシーンがあった。やっとマイボールになったときだったので、打つかどうかという判断は難しかったが、終わってみれば打っても良かった。思い切ることが大事だった」。

 初戦のチリ戦(●0-4)と3戦目に途中出場し、2戦目のウルグアイ戦(△2-2)では先発。3試合すべてに出たのは大きな経験になる。それに加えて同じピッチに立ってあらためて感じたのは、経験ある選手たちの能力の高さだ。特に感じたのは強度の違い。「(柴崎)岳くん、(中島)翔哉くん、岡崎(慎司)選手、川島永嗣さん。早くあのような先輩たちに近づくように頑張らなくてはと思った」。U-20世代から抜擢された20歳のアタッカーは、フル代表で受けた刺激を力に転じ、成長につなげていく。

(取材・文 矢内由美子)




◆全3試合でピッチに立った安部裕葵「早く先輩たちに近づくように…」(ゲキサカ)





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