日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年5月2日火曜日

◆「打てば入る」3試合連続の先制弾も…京都FW豊川雄太は自省「勝っていない」(ゲキサカ)



豊川雄太


[4.29 J1第10節 柏 1-1 京都 三協F柏]

「メンタル的には、今は打てば入るっていう感覚ですね」。京都サンガF.C.のFW豊川雄太が3試合連続ゴールとノッている。しかも、そのすべてでチームに先制点をもたらしている。

 敵地での柏レイソル戦では、前半8分に、MF平戸太貴の左サイドからのクロスがペナルティエリアの豊川に送られると、右足でコントロールして足元におさめると右足を一閃。対峙していていたDF三丸拡の股を抜く強烈なシュートが柏ゴールを揺らした。

「練習とか試合中も太貴に出してくれ」と要求していたという豊川は、「パスが素晴らしかった」と平戸を讃えつつ、「体が勝手に動いている状態なので、無意識な感じでステップを踏んでシュートまで」と自身のゴールシーンについて回想した。

 しかし、後半開始早々に柏に追いつかれてドロー決着に。前々節・G大阪戦は勝利(○2-1)したが、前節の鳥栖戦は逆転負け(●2-3)、今節は引き分けと直近2試合は勝利につながっていない。「勝っていないですからね……。嬉しさも半減ですし、2点、3点取る力を身に着けないといけない」と、豊川は追加点の必要性を説く。

 三協フロンテア柏スタジアムでは、アウェーチームのアップルームが試合後には選手を取材するミックスゾーンになる。試合後にほかの選手が出てきてからも、スマホを手に一人ストレッチに取り組む豊川の姿があった。スマホでは柏戦の映像を見ていたといい、自らの得点シーンと失点シーンを気にしていたという。

 失点シーン。起点となるクロスを許したのが、柏の左サイドバックのDF三丸拡だった。「クロスが上がったシーンは僕のサイドの方からだったので、もっと寄せることもできたのかなと思いますし。あのとき何ができたかなって自分にベクトルを向けて、反省して、次の川崎F戦に生かしていきたいと思います」。すぐに自らのプレーを顧みて、内省する豊川の姿があった。

(取材・文 奥山典幸)





◆「打てば入る」3試合連続の先制弾も…京都FW豊川雄太は自省「勝っていない」(ゲキサカ)



◆ジーコと優磨が渋谷ジャック!? 鹿島が巨大広告で国立PR(スポニチ)



#鹿島国立


 サッカーJ1鹿島は1日、5月14日に国立競技場で開催する「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」を盛り上げようと、渋谷駅ハチ公広場に巨大広告を掲示した。

 クラブによると、渋谷109前のビジョンでも記念特別映像を期間限定で放映するなど、渋谷一帯がJリーグ30周年一色になるという。巨大広告の掲出期間は1日から15日までとなっている。

 Jリーグは1993年5月15日に開幕。今回の30周年記念試合では30年前の開幕節と同じく、鹿島対名古屋の試合が行われる。





◆「疑似的な監督交代」だった岩政監督の修正力。鹿島アントラーズの勢いは本物か。(Qoly)



鈴木優磨


どん底に落ちた鹿島アントラーズが、息を吹き返しつつある。

岩政大樹監督が就任2年目を迎えた今シーズンは、もどかしい展開が続いた。特に、第4節のアビスパ福岡戦から第8節のヴィッセル神戸戦まではリーグ戦5試合勝ちなし(1分4敗)となり、第5節の横浜F・マリノス戦からは4連敗を喫した。

しかし、神戸戦の大敗とミッドウィークのルヴァンカップでの敗北でスイッチが入ったチームは、次節のアルビレックス新潟戦でリーグ戦5試合ぶりの勝利を飾る。攻守に復調の気配を漂わせると、続くガンバ大阪戦でも快勝を収めた。

今回の当コラムでは、白星を挙げた新潟戦とG大阪戦の戦いぶりを軸に、今後のキーマンや絶対的エースの活かし方、監督交代の可能性について述べていきたい。


直近5試合の基本システム


まずは、直近のリーグ戦5試合での基本システムおよびメンバーを見ていこう。





守護神は足元の技術に優れる早川友基で、最終ラインは右から中に絞る動きが効果的な広瀬陸斗、ともに対人戦に強く、ロングフィードも武器の植田直通と関川郁万、攻撃センスが光る安西幸輝の4人。5年ぶりに復帰した昌子源はクローザーとして役割をまっとうする。

ダブルボランチは正確なプレースキックで好機を演出する樋口雄太と左足のパスでリズムを作るディエゴ・ピトゥカ。ボール奪取力と持ち上がりで注目を集める佐野海舟、アンカーも務める中村亮太朗、期待の若手である舩橋佑が控える。

サイドハーフは走力とハードワークで貢献する技巧派の名古新太郎と確かな戦術眼に裏打ちされた振る舞いでチームを助ける仲間隼斗がスタメンの座を奪取。加速力と積極的な仕掛けが売りの藤井智也、第10節のガンバ大阪戦で2ゴールと躍動した土居聖真、スピードスターの松村優太らもポジションをうかがう。

2トップは攻守に幅広いタスクを担う絶対的エースの鈴木優磨と長期の武者修行を経て逞しく成長した垣田裕暉を、ここまでリーグ戦3ゴールを記録している知念慶がバックアップする形が基本となりつつあるが、1トップ+トップ下という形も採用されている。その場合は最前線に鈴木、トップ下に土居または10番を背負う荒木遼太郎が起用されている。


「強度の高いハードワーク」が今後の生命線に


第9節のアルビレックス新潟戦でリーグ戦5試合ぶりの勝利を手にし、続く第10節のガンバ大阪戦でも4-0と快勝を収めた鹿島アントラーズ。この2試合で見えたのは、「強度の高いハードワーク」だった。

2トップの鈴木優磨と垣田裕暉が、精力的なフォアチェックとプレスバックで相手のビルドアップを制限し、サイドハーフの名古新太郎と仲間隼斗も連動したプレスでボール保持者にプレッシャーをかける。こうした攻撃陣の守備に加え、ミドルサードまたはディフェンシブサードに形成したコンパクトなブロックが機能したことにより、無失点での勝利につながったのだ。

特に、両翼で起用された名古と仲間の働きぶりは素晴らしかった。新潟戦を迎えるまで、ともにリーグ戦では出場機会に恵まれておらず、名古に関しては新潟戦が今季リーグ戦初出場だった。

リーグ戦4連敗中と非常に厳しい状況で迎えたアウェイゲームで、スタメンに抜擢。名古がこの試合に懸ける想いは相当に強かったと推察できる。事実、球際で戦う姿勢とハードワークは群を抜いており、62分にベンチに下がるまで走り続けた。

トンネルを抜けた新潟戦でインパクトのあるプレーを見せた名古と仲間は、次節のガンバ大阪戦でもスタメンに名を連ねる。ともに精力的な動きを見せると、仲間が48分にセットプレーから先制点を挙げ、名古は鈴木のヘディング弾を正確なクロスでお膳立て。ゴールまたはアシストという形で結果を残した。

今後も「強度の高いハードワーク」の継続が予想されるなか、名古と仲間、そして新潟戦での技ありゴールも光った垣田はスタイルのキーマンとなりそうだ。また、プレータイムに恵まれなかった選手たちの躍動により、健全な競争も期待できる。抜擢と勝利を両立できたことにより、「誰でもチャンスはつかめる」という岩政大樹監督のメッセージが熱を帯びたからだ。

次節以降もハードワークを貫き、勝ち点を積み重ねていけるか。連勝で得た手ごたえを一過性で終わらせず、継続していくことが肝要となる。


絶対的エース・鈴木優磨を活かすには


前述したアルビレックス新潟戦とガンバ大阪戦で変化が見られたのは、ハードワークだけではない。採用されたシステムにも変更点があった。

  • 第4節vs 福岡:4-4-2(2トップは鈴木優磨と知念慶)
  • 第5節vs 横浜FM:4-3-3(3トップは右から藤井智也、鈴木、知念)
  • 第6節vs 広島:4-2-3-1(1トップに鈴木、トップ下に土居聖真)
  • 第7節vs 柏:4-2-3-1(1トップに鈴木、トップ下に土居)
  • 第8節vs 神戸:4-2-3-1(1トップに鈴木、トップ下に荒木遼太郎)
  • 第9節vs 新潟:4-4-2(2トップは鈴木と垣田裕暉)
  • 第10節vs G大阪:4-4-2(2トップは鈴木と垣田)

上記は直近リーグ戦7試合でのフォーメーションと前線の組み合わせである。ここから汲み取れるのは、7試合すべてでスタメン起用された絶対的エース・鈴木優磨をどう活かすか、指揮官が試行錯誤した形跡だ。

鈴木と言えば、様々な役割を担う万能性がストロングポイントである。得点力はもちろん、中盤に降りてのチャンスメイク、時に自陣深くまで戻って体を張る守備などひとりで多くのタスクをこなす。背番号40に全幅の信頼を寄せる指揮官はこれまで、4-4-2の2トップの一角、4-3-3のセンターフォワード、4-2-3-1の1トップで起用し、最適解を探ってきた。

類まれな万能性を最大限活かすにはどうすればいいか。2トップの一角で起用し、セカンドトップ的な役割を担わせるのが一番だと筆者は考える。

例えば、昨季の序盤に上田綺世(現セルクル・ブルッヘ)と形成した2トップは抜群の補完性だった。鈴木がピッチを幅広く動いて組み立てに精を出し、2試合に1ゴールのペースで得点を量産していた上田が仕留める。上田の海外移籍により解消する形となったが、クラブの歴史を見ても屈指の破壊力を誇った名コンビだった。

得点源だった上田の移籍後にチャンスメイクとフィニッシュを両立する形となったエースは、そのバランスに苦心することになる。自身が中盤に降りて組み立てに関与すると、ゴール前での脅威が失われるというジレンマを抱えていたからだ。

その意味で、鈴木の持ち味を最大限活かすには、やはり「2トップの一角で起用する」ということになる。前半3分に決めた豪快なヘディング弾、そして垣田の追加点を演出した浮き球パスで1ゴール1アシストを記録し、全得点に絡んだ新潟戦でのハイパフォーマンスに、最適解が見えた。

とはいえ、鈴木の良さを活かすには、得点力のある“相棒”が不可欠となる。新潟戦で鹿島での初得点を決めた垣田、または加入1年目でチーム2位のリーグ戦3ゴールをマークしている知念が務めそうだが、継続性という面では未知数な部分がある。両名の出来次第では、今夏の移籍ウインドーで外国籍FWの獲得も視野に入るだろう。


監督交代はあり得るのか?


リーグ戦4連敗からの連勝で9位へ浮上したが、決して安堵はできない。ヴィッセル神戸に力の差を見せつけられた2週間前のチーム状態はどん底だった。勝ち点を積み上げて巻き返せるか、真価が問われるのはここからだ。

今後の結果によっては、岩政大樹監督の解任もあり得るかもしれない。なぜなら、近年の鹿島はシーズン途中の監督交代に躊躇がないからだ。まとめると以下の通りとなる。

  • 2015シーズン:7月下旬にトニーニョ・セレーゾ監督を解任、石井正忠コーチが昇格
  • 2017シーズン:5月末に石井監督を解任、大岩剛コーチが昇格
  • 2021シーズン:4月中旬にザーゴ監督を解任、相馬直樹コーチが昇格
  • 2022シーズン:8月上旬にレネ・ヴァイラー監督が退任、岩政コーチが昇格

特に昨季のヴァイラー監督退任は、リリース時点で5位だったこともあり波紋を呼んだ。順位に関係なく、クラブの将来を見据えて迅速に決断する姿勢をフロントは見せており、過去の例を踏まえれば、神戸戦の後に監督交代があってもおかしくはなかった。

だが、アルビレックス新潟戦およびガンバ大阪戦の戦いぶりを見る限り、再び不振に陥ったとしても、監督交代が最善策とは言い切れないと感じる。新潟戦での修正力(戦術面と大胆な選手起用)、そして選手たちのリバウンドメンタリティはまるで監督交代を断行した直後のようだった。つまり、「疑似的な監督交代」だったと形容できるのだ。

また、現在のチームを立て直すことができるのは、クラブの伝統を知る人物に限られるだろう。現役時代に鹿島でプレー、またはクラブOBのお墨付きがある人物でなければ、このクラブの特殊性を理解することは難しい。フロントとサポーターの厳しい視線、“ジーコ・スピリット”と呼ばれる哲学および文化を受容できるか。2007~09シーズンのリーグ3連覇を最終ラインから支えた岩政監督以外に、苦境を脱する適任者は考えにくいはずだ。

さらに今シーズンは、来季からJ1・J2・J3各カテゴリーのクラブ数が20クラブに統一されることに伴い、J2降格は最下位の1チームのみとなる。このレギュレーションを念頭に置けば、終盤戦で残留争いに巻き込まれない限り、岩政監督の解任はおそらくないと見る。

チーム状況をさらに上向かせるには、連勝の勢いを落とさないことが必須となる。次節の北海道コンサドーレ札幌戦、第12節のセレッソ大阪戦とゴールデンウィークの連戦で勝ち点を奪いたい。新潟とG大阪はポゼッション型のチームであり、守備の狙いを明確に設定しやすかった面がある。札幌戦およびC大阪戦は、連勝の勢いが本物であることを証明する場になりそうだ。

そして、試金石となるのが、5月14日に国立競技場で行われる第13節の名古屋グランパス戦だ。リーグトップタイの6失点(第10節終了時点)と堅牢な守備、切れ味鋭いカウンターで上位につける相手に対し、強度で上回ることができるか。岩政体制の現在地を知る重要な一戦となるに違いない。




◆「疑似的な監督交代」だった岩政監督の修正力。鹿島アントラーズの勢いは本物か。(Qoly)



◆【鹿島】土居聖真が明かした“痛み”と向き合う日々。内田篤人ら先輩の背中を見てきて…(サカノワ)



土居聖真


「先輩たちはそういったケガを見せずにやってきた。でも……休むのも大事だと思いました。また伸び伸びイキイキとやっているところを、皆さんに見せていきたい」


[J1 10節] 鹿島 4-0 G大阪/2023年4月29日19:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ10節、鹿島アントラーズが怒涛の4ゴールでガンバ大阪に4-0と大勝し、リーグ戦のホームでは昨年8月以来、そして今季初の連勝を収めた。

 この試合で4月9日の柏レイソル戦で負傷交代していた土居聖真が3試合ぶりに復帰し、途中出場からいずれも鮮やかな2ゴールを決めてみせた。

 土居は試合後、リハビリ期間にメディカルスタッフとも少し衝突があったとも明かし、ただしそういった日々があってこそ復活に至れたと周囲のサポートに改めて感謝していた。

 鹿島の8番は5月1日にオンライン取材に応じて、改めてその「ケガ」と「痛み」向き合う(今も続いている)日々について明かした。

「ケガを持ちながら昨年は結構プレーしていて、今年もまだ残ってはいますが、具合はシンプルにだいぶ良くなり、考えていることと体が一致してきたと感じて動けています。そこが一番大きく変わったところ。

 痛みと一緒にプレーしていた感じがあって、昨年はそれが苦しかったです。それでもやれないことはないと言いますか、我慢してもできるところがあって、やり続けた結果、自分が思い描いているのと異なる安パイなプレーばかりで、もどかしさと悔しさとストレスがすごくありました」

 そして、むしろ毎日接している人ほど、その我慢が“気付かれない”というジレンマも生じていたという。

「それが今シーズンなくなってきました。ただ、一番よく見てくている人からは分からない……。(痛みが再発すると)メディカルのスタッフから『本当に痛いのか』と言われるぐらい、やれてしまうもので。それが良いのか悪いのか分からなかったです。

 先輩たちはそういったケガを見せずやってきました。僕も休むとは簡単に言いたくなかった。でも……、休むのも大事だと思いました。また伸び伸びイキイキとやっているところを、皆さんに見せていきたいです」

 土居のケガはデリケートで、今後も“付き合っていく”形になる。

「(内田)篤人さんもそうでしたが、痛みを見せず、言い訳にしてはいけないと思い、昨シーズンはあまり言わず続けていました。知らないチームメイトも結構いました。それを言い訳にして『俺、調子悪いんだ』って言うのはちょっと違うと。休まずにやると決めたからには、言えないと思って、なかなか口に出せずにいました」

 そして天皇杯で敗れて無冠が決定的になった昨年10月、「休みます」と伝えて、クラブからも正式に離脱に関するプレスリリースが発表された。

「痛みが強いほどプレーに支障が出るものですが、これだけ痛みがあってもこんなにできるんだ、とも知れました。休むのは大事かなと思いつつ、休んでいたらそこで成長が終わってしまうとも思っていて、気持ち的には半々。ただハイパフォーマンスに近づけるには、休むのも大事だと、今年痛みがなくなって思いました。去年痛い時はそうは考えられなかったです」

 そのように“痛み”と向き合うなか、心情が大きく揺れ動いた日々について振り返った。

 それにしても鮮やかだったG大阪戦での2ゴールだった。土居とアントラーズがここから上昇気流に乗っていく。




◆【鹿島】土居聖真が明かした“痛み”と向き合う日々。内田篤人ら先輩の背中を見てきて…(サカノワ)





◆【鹿島】MF土居聖真はけがを抱えてプレーをしていた「自分が思い描いているプレーができず」(ニッカン)



土居聖真


4月29日のガンバ大阪戦で2得点を挙げた鹿島アントラーズのMF土居聖真(30)が1日、北海道コンサドーレ札幌戦(3日、札幌ドーム)に向けて取材に応じ、自身のプレーについて言及した。

昨季は23試合に出場し1得点。攻撃で違いを見せる最大の特長が影を潜めていたが、今季はアイデアあふれるプレーが光り、7試合2得点と上り調子だ。

その一因について、けがを抱えてプレーをしていたことを初めて明かした。昨年5月、鼠径(そけい)部に痛みが発症していたといい「去年は苦しくて、自分が思い描いているプレーができず、もどかしさと悔しさとストレスがあった」。

それでも休まず、我慢してプレーしてきたが、昨年の天皇杯で敗退して無冠が決まり、休むことを選択した。そこで痛みも癒え「今季はキャンプから、考えていることと体が一致してきていた。痛みがなくなったことが一番」とし「また伸び伸び、生き生きやっていることを見ている人に見せられたら」と巻き返しを誓った。

チームは4連敗後に2連勝。4月23日のアルビレックス新潟戦では、先制点を取り、すぐさま追加点。G大阪戦では前半を我慢し、セットプレーのワンチャンスで先制すると、その後にたたみかけた。

「ピッチの選手が、ここは我慢の時とか、判断がいい方向に向いている。1パターンにならず、この2試合はいろんな点の取り方、勝ち方があると言うところを示せた」と手応えを口にする。

新潟戦後、岩政大樹監督(41)の表情にも明るさが戻った。岩政監督を現役時代から知る土居は「新潟戦後は本当に分かりやすかった(笑い)。監督って大変だと、今までも思ってましたけど、大樹さんを見て、さらに思いました」と苦笑した。

次戦は3連勝をかけての札幌戦。マンツーマンマークの難しい相手だが、土居は「出た選手がしっかりピッチで感じ取って、その準備もしっかりやっている。あとは自信を持ってピッチで表現するだけ」とキッパリ。本調子に戻った背番号「8」が、攻撃に彩りを加え、勝利に導く。





◆【鹿島】MF土居聖真はけがを抱えてプレーをしていた「自分が思い描いているプレーができず」(ニッカン)





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