日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年5月18日木曜日

◆ヘッドが理由でハゲた!? 岩手・秋田豊社長と八戸・熊谷浩二GMが南部ダービー前にトークショー(報知)



秋田豊,熊谷浩二


◆明治安田生命J3リーグ第10節 岩手3―2八戸(14日・プラスタ)

 「Jリーグ30周年記念マッチ」として行われた「南部ダービー」は、アウェーの岩手が3―2で八戸に勝利。連敗を3で止め、4月2日の福島戦以来5試合ぶりの勝ち点3をつかんだ。

 かつて同じ南部藩に属していた町のダービーマッチ前には、岩手の秋田豊社長と八戸の熊谷浩二GMがトークショーを開催。J1鹿島の黄金期を築いた2人がJの30年間を振り返った。

 現役時代は強烈なヘディングで相手FWを震え上がらせていた秋田氏は「僕にとっては格闘技でしたから」とニヤリ。熊谷氏は「入団したときは違う競技かと思いました。60分一本勝負みたいな」とプロレスを連想させて笑いを取った。

 さらに「僕は髪が大事だったので…。(ヘディングの)やり過ぎはよくないですよ」と秋田氏の頭部をのぞき込むと、両チームのサポーターは大爆笑。秋田氏は「ヘディングが理由でハゲたわけじゃないからね」と応戦した。

 息もピッタリの2人は、ともにチームの強化にまい進する毎日。試合は岩手の勝利となったが、今後も名勝負が繰り広げられそうだ。





◆ヘッドが理由でハゲた!? 岩手・秋田豊社長と八戸・熊谷浩二GMが南部ダービー前にトークショー(報知)





◆FC東京・小泉 古巣・鹿島戦へ「バチバチに来られるのがイヤだと思う」と気合(スポニチ)



小泉慶


 FC東京のMF小泉慶(28)が16日の練習後に取材対応し、20日のアウェー鹿島戦に向け意気込みを語った。

 小泉にとって鹿島は、19年7月~21年8月まで所属した古巣。ACLも含む主要タイトル20冠を誇る常勝軍団では「鹿島は勝つために本当にやれるチームだった。勝つための割り切り方もすごかった」と、勝者のメンタルティーを学んだという。

 そんな鹿島は今季も出足でつまずいたものの、直近5連勝で復活。小泉も「周りは“やばい、やばい、今年の鹿島どうしたんだ?”って感じでしたけど、絶対にああいうときでも最後には絶対に上がってくる」と予想していたという。

 そんな鹿島と連勝をかけて戦う一戦。小泉は「やっぱりバチバチに来られるのがイヤだと思う。5連勝しているとは言え、警戒はしていると思う。今の鹿島には立ち上がりに点を決めたら、そのまま1―0で逃げ切る力があると思う。先制点は大事になってくると思う。あとは、セットプレー。そこはあっちも賢くやってくると思うので、隙を与えないようにやっていければいい」と、イメージを膨らませた。





◆FC東京・小泉 古巣・鹿島戦へ「バチバチに来られるのがイヤだと思う」と気合(スポニチ)





◆鹿島が辿り着いた勝利の秘訣…伝統的なスタイルに溢れ出た強者の風格 「華麗さはいらない」高度な戦い方(FOOTBALLZONE)



ディエゴ・ピトゥカ


【カメラマンの目】5連勝の鹿島が名古屋戦で見せた強さ


 後半15分を過ぎたあたりから鹿島アントラーズの左サイドの攻撃が活発となっていった。この時点での得点差はまだ1。鹿島は最小のリードしか手にしていなかった。しかし、勝敗の趨勢(すうせい)はすでに鹿島に大きく傾いていた。それほどこの日の鹿島のサッカーには安定感があった。素早いパス交換とグラウンダーのスルーパスにサイドバック(SB)のオーバーラップを織り交ぜて、名古屋の守備網を突き破り猛然と攻め込む鹿島が見せた攻撃は、人々が脳裏に焼き付いている常勝と謳われた時のスタイルだった。

 国立競技場に5万6020人の観客が集結したJ1リーグ第13節・鹿島アントラーズ対名古屋グランパスの一戦。ホームとなった鹿島はリーグ開幕からエンジンがかからず、低空飛行が続いていた。しかし、それまで勝ち点を得られなかったことを挽回するかのように、直近の試合で4連勝と息を吹き返し、大舞台の決戦に相応しい上位へと進出してきていた。

 勝敗は上昇気流に乗った勢いそのままに鹿島が2-0で勝利。連勝の始まりとなった4月23日の新潟戦の勝利は、強さへのインパクトをそれほど感じなかったが、この強豪・名古屋を撃破した試合内容は誰もが納得する完勝劇となった。

 カメラのファインダーに映った両チームの戦いぶりは試合開始から、その後の勝敗を予感させる違いが浮き彫りとなっていた。鹿島が見せたディフェンス陣を中心とした後方でのボール回しは実によどみなく、ミスなど恐れないといった雰囲気で自信に満ち溢れていた。対して名古屋は鹿島の積極的な姿勢に飲み込まれて受け身となり、後方でのパス交換におぼつかない印象を受けた。

 試合開始から躍動する鹿島の根幹をなしていたものは、やはり連勝しているという自信にほかならない。4月15日のホームゲームで神戸になす術なく敗れ、肩を落とした選手たちの姿はどこにもなく、強者としての風格に満ち溢れていた。

 鹿島は選手全員が前線へとボールを運ぶ意識が高く、攻守にわたってすべてのプレーにスピードがあり試合を支配した。先述したように後半15分ごろにはシンプルに局面を打開するパス交換から、チャンスと見ればグラウンダーを中心としたスルーパスを前線に供給し、ボールを受けた選手がさらに敵陣深くへと切り込み、ゴール前へセンタリングを供給するという、これぞ鹿島というサッカーがピッチで表現されていった。

 特に目を引いたのはダイナミックな突破を見せた左SBの安西幸輝と中盤の選手たちだ。樋口雄太と途中出場の佐野海舟は高い守備力を発揮し、名古屋に攻撃の糸口を作らせなかった。そのチームの心臓部を担った中盤にあって、もっとも存在感を発揮したのはディエゴ・ピトゥカだろう。

 味方の守備陣からボールを受けると素早く前線へとつなぎ、また時に味方が攻め上がるのを待ってパスを出すなど緩急を付けたプレーでチームをリードした。さらにチャンスと見れば自身がドリブルで攻め上がる、多彩なリズムでチームを牽引したプレーは、かつて中盤に君臨した小笠原満男を彷彿とさせた。

 ピトゥカも自身、チームともにこの日のプレーには納得の内容だったのだろう、試合後、サポーターへの挨拶の際にカメラを向けるとレンズを覗き込むように、心からの笑顔を見せていた。

 鈴木優磨らFW陣が積極的に前線から守備を行い、攻め込まれても守備中央のセンターバック(CB)が強力に相手のエースを封じて攻撃を跳ね返す。ボールを奪えば必殺のカウンターを仕掛ける岩政大樹監督も選手時代に経験したこのスタイルを、どうして今までやらなかったのかと不思議に思うほど、この試合の鹿島には安定感と力強さが漂っていた。


伝統的な鹿島スタイルは今もファンを魅了する


 岩政監督にしてみればタイトルから遠ざかったチームを立て直すには、これまでと同じやり方では進展はないと判断し、違ったアプローチで再生に取り組んだのだろう。

 しかし、結局は従来の伝統的な戦い方が、たとえ選手が代わり、時代を経ても最良のスタイルだったということだ。そのスタイルはシンプルであり、手数をかけて相手守備陣を崩すようなテクニカルなものではない。

 だからと言って激しい守備でボールを奪い、勝負どころを見極めて一気呵成に相手陣内へと攻め上がるこのスタイルが、見る人を魅了しないなどとは全く思わない。なぜなら派手さはないが選手たちに高い基本技術と戦術眼に、素早い判断力を必要とする高度なサッカーだからだ。

 鹿島には見せかけの華麗さなどいらない。そんなやわなサッカーなど必要ないのだ。チームに脈々と受け継がれてきたスタイルを行えば、これほどのダイナミックなサッカーが展開できるのだ。鹿島にとってJリーグ30周年を記念した注目の一戦で手にした勝利は、今後の戦い方の指標となる重要なものとなったことだろう。

 このスタイルを貫いた先には常勝と謳われた、かつての鹿島が見ていた景色が広がっているに違いない。

(徳原隆元 / Takamoto Tokuhara)




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