茨城県潮来市の市長が、サッカーJ1・鹿島アントラーズの新たなスタジアムを誘致したいという考えを表明したことについて、茨城県の大井川知事は25日の会見で、「県としてはアントラーズ主導で建て替え問題を進めるようお願いしていて、それをサポートする立場だ」と述べました。
鹿島アントラーズは、鹿嶋市にある県立のカシマスタジアムを本拠地としていますが、老朽化により修繕などにコストがかかるとして、5年後をめどに新たなスタジアムの建設地やどんな機能を備えるか決定するという構想を発表しています。
潮来市の原浩道市長は24日、「およそ40億円の資金を出して、土地を整備し、建設に協力するといった企画書をアントラーズ側に提出している」と述べ、新しいスタジアムの誘致に乗り出していることを明らかにしました。
これについて大井川知事は25日の記者会見で、「鹿嶋市だとか潮来市だとか、意欲がある首長がいるのは存じ上げているが、県としてはアントラーズが中心となって建て替え問題を進めるようお願いしているし、それをサポートするという立場だ」と述べました。
そのうえで、「アントラーズが茨城でしっかりとファンの期待を背負って活躍できるような環境が整えられるよう、県としても連携していきたい」としています。
◆アントラーズ新スタジアム 知事「アントラーズ主導で進めて」(NHK)