日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年6月30日金曜日
◆差別発言の京都DF吉野、3試合出場停止&罰金15万円の処分に(ゲキサカ)
日本サッカー協会(JFA)は29日、今月21日に開催された第97回天皇杯全日本サッカー選手権2回戦・京都サンガF.C.対アスルクラロ沼津で、京都DF吉野恭平が相手選手に差別的な発言を行ったことに対し、処分を科すことを発表した。
天皇杯大会規律委員会は、同選手の発言が公益財団法人日本サッカー協会競技および競技会における懲罰基準3-5.(1)『差別―人種、肌の色、性別、言語、宗教、又は出自等に関する差別的あるいは侮辱的な発言又は行為により、個人あるいは団体の尊厳を害した場合』に該当すると判断。3試合の出場停止と罰金15万円の処分を科すことになった。
なお、吉野選手が所属する京都はすでに天皇杯で敗退しているため、出場停止はJ2リーグで消化されるという。対象試合は、7月1日のJ2第21節・ザスパクサツ群馬戦、7月9日のJ2第22節・FC岐阜戦、7月16日のJ2第23節・徳島ヴォルティス戦となっている。
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?219976-219976-fl
◇李が関根を首投げ!連敗脱出へ本気の浦和、紅白戦で乱闘(サンスポ)
J1浦和は29日、さいたま市内の練習場で、7月1日の広島戦(埼玉)に向け全体練習を行ったが、紅白戦で乱闘騒ぎが起きた。FW李忠成(31)とMF関根貴大(たかひろ、22)が競り合ったあとに取っ組み合いとなり、チームメートが制止した。チームはリーグ戦3連敗中。もう負けられないという危機感が、選手を熱くさせた。
紅白戦の終盤。FW李がMF関根に首投げをしかけ、関根は李に覆いかぶさるように応戦した。
「遊びでやっているわけではないんでね。あんなプレーは当たり前。殴り合ったわけではないしね。根本にあるのは、試合に勝つこと」
すがすがしい表情で李が振り返った。紅白戦とはいえ、本気モード。ボールの争奪戦から、乱闘劇に発展した形だったが、周囲の選手に止められ、大事には至らなかった。
だが練習後、2人は“和解”。遺恨は残さず、もちろんクラブが両選手にペナルティーを科すこともない。9歳年下の関根と本気でやりあった李は「あいつには根性がある。今度、ご飯にでも連れて行きたいね」と笑った。
5月31日にはアジア・チャンピオンズリーグの済州(韓国)戦で相手選手の乱闘騒ぎに巻き込まれたばかりだが、練習中の小競り合いは、本気の証し。チームはリーグ戦3連敗中で、4連敗となれば、就任6年目となるペトロビッチ体制では初。勝利に飢えた選手たちが、厳しい球際を本気で争った結果だった。
「今日の紅白戦で1対1のバトルがあった。そこにこだわって、強い気持ちを出していかないといけない」
DF槙野が、この日のバトルを歓迎した。何よりもほしいのは広島戦での勝利。選手が目の色を変えた。 (宇賀神隆)
浦和の主なゴタゴタ・アラカルト
★FW原口元気・同僚とケンカ 2011年12月10日、練習後にDF岡本拓也(現湘南)の悪ふざけをきっかけにもみ合いとなり、左肩関節脱臼(全治3週間)のけがを負わせ、クラブは原口に、けん責と1週間の謹慎処分を下した。
★DF森脇良太・侮辱的発言 17年5月4日、J1第10節鹿島戦(埼玉)試合中に、鹿島MF小笠原満男が同僚のMFレオシルバに対して森脇が「くさい」と発言したと主張し、Jリーグはリーグ戦2試合の出場停止処分を科した。
★ACL・乱闘騒ぎ 同年5月31日、ACL決勝T1回戦第2戦済州戦(埼玉)で、浦和の時間稼ぎのボールキープに済州の選手が激高。控え選手がピッチ内に入り暴れ、退場者3人、警告8枚が出る試合となり、その後アジア・サッカー連盟は、済州に4万ドル(約440万円)の罰金などを科し、浦和にも2万ドル(約220万円)の罰金処分とした。
http://www.sanspo.com/soccer/news/20170630/jle17063005030001-n1.html
◇浦和、サポーター1名を処分。ボランティアスタッフに暴力行為(フットボールチャンネル)
J1の浦和レッズは29日、今月25日に行われたサガン鳥栖戦でサポーターに違反行為があったとして当該人物に処分を下したことを発表した。
浦和はJ1第16節で鳥栖とアウェイで対戦。その際、浦和サポーター1名がアウェイサポーター席入口付近のコンコースにおいて入場券の確認を担当していたボランティアスタッフに暴力行為をはたらいたという。試合は1-2で敗れた。
当該人物は7月1日にホームで行われるJ1第17節のサンフレッチェ広島戦以降、最低27試合でスタジアム入場禁止となる。
クラブの公式サイトを通じ、「当日、ご観戦をされたみなさま、運営主管であるサガン鳥栖様をはじめ多くの方々にご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪している。
浦和は4月30日の大宮アルディージャ戦(アウェイ)で5名、5月4日の鹿島アントラーズ戦(ホーム)で1名のサポーターを違反行為で処分している。
【了】
https://www.footballchannel.jp/2017/06/29/post219694/
◆柴崎が帰国、移籍先は「また今度話します」(報知)
スペイン2部テネリフェのMF柴崎岳(25)が28日、シーズンを終えて成田空港着の航空機で帰国した。
1部昇格プレーオフ決勝でヘタフェに敗れ、昇格できなかったことから、6月末で契約が切れるテネリフェを退団する可能性が高い。現地ではベティス、アラベス、マラガなどの1部クラブが獲得に興味を示していると報道されている。黒ずくめの服で帰国した柴崎は移籍先について「それはちょっと…。また今度話します」と言葉を濁した。また、「いつまで(日本に)いるか決めていない」と、オフも新天地次第との見方を示した。
http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20170629-OHT1T50016.html
◆AbemaTVが鹿島対セビージャを生配信…解説は松木安太郎、ピッチリポーターは本田泰人(サッカーキング)
29日、インターネットテレビ局「AbemaTV(アベマティーヴィー)」は、「SOCCERチャンネル」で2017年7月22日(土)に行われる「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017/鹿島アントラーズvsセビージャFC」を生中継することを発表した。
以下、リリース掲載。
「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ」は、Jリーグが海外の強豪クラブを日本に招待し、前年のJ1優勝クラブおよび前年のJリーグYBCルヴァンカップ優勝クラブと対戦する親善試合で、「鹿島アントラーズvsセビージャFC」と「浦和レッズvsボルシア・ドルトムント」の2試合が行われます。このたび、「AbemaTV」が生中継する「セビージャFC」は、2013-14シーズンから3年連続でUEFAヨーロッパリーグ優勝を果たしているスペイン屈指の強豪クラブで、かつては日本代表の清武弘嗣も在籍していました。対する「鹿島アントラーズ」は、Jリーグで2016シーズンまでに8回も優勝するなど、数多くの日本代表選手も輩出してきた国内屈指の強豪クラブチームです。
「AbemaTV」では、この最高峰の戦いを、解説に松木安太郎氏、そして実況に中村義昭氏、さらには、ピッチレポーターに鹿島アントラーズOBの本田泰人氏という超豪華実況・解説者によって完全生中継でお届けする予定です。ぜひ、ご期待ください。
「AbemaTV」https://abema.tv/
「Abemaビデオ」https://abema.tv/video
「GooglePlay」https://play.google.com/store/apps/details?id=tv.abema
「App Store」https://itunes.apple.com/us/app/abematv/id1074866833?l=ja&ls=1&mt=8
https://www.soccer-king.jp/news/japan/20170629/606583.html?cx_cat=page1
◆【ライターコラムfrom岡山】「J2で突き抜けた存在に」FW豊川雄太が苦悩の末に得たストライカーの感性(サッカーキング)
豊川雄太のストライカーの感性が研ぎ澄まされてきた。
J2リーグ第20節・松本山雅FC戦でチームを敗北から救うゴールをゲット。片山瑛一のロングスローによってゴール前にスクランブルが起きると、豊川はディフェンダーの間を擦り抜けるように走ってルーズボールに一人だけ反応してネットを揺さぶった。片山のロングスロー→こぼれ球→豊川フィニッシュという形は第19節・FC岐阜戦に続いて2試合連続。敵味方入り乱れるゴール前で豊川独特の感性が岡山にゴールをもたらしている。
ただ、岐阜戦後も松本戦後も豊川の表情に笑みはなかった。2試合ともチームが引き分けに終わったこともあるが、「1試合に2点、3点取れる選手になりたい」。彼が追い求めている自分自身の姿はまだまだ高いところにある。次節でリーグ前半戦が終わる時点で6得点という数字に、豊川は飢餓感さえ覚えている。
レンタル期間を延長して今季も岡山で挑戦することを選んだ豊川は、『全試合先発と20得点』の目標を掲げてスタートを切った。明確な数字の目標を自分に課した理由は、レンタル元であり昨季はリーグと天皇杯の二冠を達成してクラブW杯で世界2位になった鹿島アントラーズでプレーするにふさわしい選手になるためだ。
「すごいレベルの高い日本一のチームでやることが一番」。大津高校を卒業して鹿島に入団した豊川は鹿島で活躍することをプライオリティの最上位に置いている。ただ、昨オフに大型補強をして競争力がどんどん高めている鹿島でプレーするには、自分に自信をもてる、周囲を納得させられる、数字が必要だった。
「普通の選手じゃ20得点は取れないし、J2ですけどその中で突き抜けた存在にならないとあのチームで試合に出ることができない。だから20得点なんです」
もっともサッカーは個人競技ではない。リーグ序盤戦に豊川は大事なことに気付かされた。目標の一つに挙げていた『全試合先発』は第6節にベンチスタートとなって早々に断念することとなり、第9節からは負傷も重なってピッチに立つことも叶わなかった。外から試合を見つめていた時期、豊川は徹底的に自分を見つめ直してチームのために走れていない自分に気付いた。
「自分がノッているときは走れるんですけど、でもそれは誰でもできる。うまくいかないときにチームのために自分から率先して走れているかっていうと、そうではない。そこがまだまだなんだなと思います」
そして第12節に先発に戻ってきた豊川は走った。何度も何度もスペースへ抜け出し、二度三度と相手を追い掛けていく。足が攣って69分にピッチを退くこととなったが、その後も豊川はチームで一番走ることを自分に課して試合に臨み、先発出場を続けた。
しかし彼はストライカー。走ってチームに貢献するだけでは充足感を得られないし、自分が求めている姿がそこにあるわけでもない。「走ることは大事ですけど、最近はそれが一番上に来ちゃっている部分があった。やっぱり点を取ることが一番大事」と再び頭の中を整理して臨んだのが第19節の岐阜戦。豊川は走り続けると同時にストライカーの感性を呼び戻してゴールネットを揺らした。
胸に大きな野望を抱く22歳のストライカーは、岡山で四苦八苦しながらシーズンを過ごしている。そんな豊川の姿を長澤監督もしっかりと評価し、「ようやく攻守にちゃんと力を使えるようになってきた。ボールを追い掛けるようになってきたんでそれだけでも成長だし、箸にも棒にもかからない試合もあったけど、ちょっとずつ脱皮してきている」と目を細めている。
求める自分の姿はもっと高いところにあるが、豊川は上を見るだけでなく足元も見つめて高みに向かうために必要なことを身に付けてきた。これから突入していくリーグ後半戦でゴールラッシュを見せる準備は整ってきている。
文=寺田弘幸
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170629/606516.html
◆“戦う姿勢”を貫いた鹿島アントラーズジュニアAが、EXILE CUP 2017 関東大会1を制覇(サッカーキング)
2010年にスタートし、今夏で8回目となる「EXILE CUP」が24日に開幕。今回の「EXILE CUP 2017」の予選は関東大会1からスタートした。
「EXILE CUP」は小学校4年生から6年生を対象としたフットサル大会。北海道、東北、北信越、東海、中国、四国、九州の7地区に加え、関東と関西は各2会場に分かれ、9地区11会場で予選大会が開催。各会場の優勝チームが9月に愛媛県今治市で行われる決勝大会に進出する。
予選11会場の先頭を切って行われた関東大会1では、鹿島アントラーズクラブハウス フットサルコート(茨城県)に関東各地から52チームが集まり、熱戦を繰り広げた。開会式には、大会のスペシャルサポーターを務めるEXILEのÜSAさんがゲストとして登場。「今日は皆さんが頑張っている姿を見たくて応援に来ました。日頃の練習の成果を発揮して、仲間と協力して、優勝目指して頑張ってください!」と選手たちにエールを送った。
試合前には、ÜSAさんが考案した「EXダンス体操」でウォーミングアップを行った。選手全員で体を動かし、会場がひとつになったところで、予選リーグがスタート。梅雨らしい蒸し暑さの中、選手たちは決勝大会進出を目指して元気いっぱいボールを追いかけた。
予選リーグは4チームずつ13ブロックに分かれて行われ、各ブロック1位の13チームと各ブロック2位の成績上位3チーム、計16チームが決勝トーナメントへ進出する。ピッチサイドで試合を観戦したÜSAさんも「がむしゃらに頑張る姿を見ていると僕もパワーをもらえる」と選手たちに熱い視線を送った。
初の茨城開催ということもあり、初出場のチームも多い中、やはり目を引いたのは大会をよく知る“猛者たち”だった。Kブロックには、昨年の関東大会1で準優勝を果たした古千谷Football Club(東京)に加え、同大会3位のコリンチャンスJAPANサテライトLIVRO(埼玉)など、強豪チームが集結。古千谷Football Clubは初戦で谷和原フットボールクラブ谷原(茨城)に18−1で大勝すると、コリンチャンスJAPANサテライトLIVROを6−1、FC ZEAD U−12(群馬)を4−2で下し、首位で予選を通過。一方、FC ZEAD U−12もテンポのいいパス回しで3戦合計21ゴールを叩き出し、ワイルドカード(各ブロック2位の成績上位3チーム)で決勝大会トーナメントへの切符を手にした。
Hブロックでは昨年の関東大会1で3位入賞を果たした浦和大谷場サッカー少年団(埼玉)が1勝2敗で姿を消すなど波乱も起きたが、Cブロックからは“ホーム”で無失点を記録した鹿島アントラーズジュニアA(茨城)、Iブロックからは昨夏の関東大会1で3位だったFCジョカーレ(東京)と、実績のあるチームが順当に勝ち上がった。
決勝トーナメントからは予選リーグとは一味違う緊張感が漂っていた。大差がつくゲームはほとんど見られず、1回戦から2試合がPKまでもつれ込む展開に。その中でも、鹿島アントラーズジュニアAは予選リーグに比べてゴール数こそ減ったものの、FC ZEAD U−12に4−1、FCジョカーレに1−0、SUERTE FC U−12(神奈川)に1−0と安定したディフェンスを披露し、決勝へ駒を進めた。
拮抗したゲームが続く中、フットサルクラブらしい素早いパス回しとボールさばきで勝ち上がったのがBOA SPORTS CLUB U−12(東京)だ。決勝トーナメント初戦で古千谷 Football ClubとのPK戦を制すと、八千代町SS(茨城)に1−0、大谷戸SC 26期 U−12(神奈川)に1−0と、強豪相手に僅差で勝利を手にした。
「非常にレベルが高くて熱い試合だった」。サプライズゲストとして登場した元サッカー日本代表の中田浩二さんがこう振り返ったとおり、決勝では緊張感のあるハイレベルな攻防が見られた。序盤から主導権を握ったのは、鹿島アントラーズジュニアAだ。フィジカルに長けた関根宏斗君が相手選手を背負ってボールを受け、巧みに散らす。それをキャプテンマークを巻く高橋晃清君らが受け、ゴールを狙う。この明確な作戦が功を奏し、前半開始早々に関根君のポストプレーからゴールが生まれた。
BOA SPORTS CLUB U−12はなかなかボールを持たせてもらえず、カウンターからチャンスをうかがっていた。しかし、鹿島アントラーズジュニアAの猛攻は止まらず、敵陣内中央で関根君にボールが渡ると、今度は自ら前を向き、強烈な一振りでゴールネットを揺らしてみせた。
「2−0は一番危険なスコア。もう一度ディフェンスに集中しろ」。鹿島アントラーズジュニアAの小谷野稔弘監督が、ハーフタイムに檄を飛ばした。一方のBOA SPORTS CLUB U−12は、早いタイミングでシュートを狙うなど反撃を試みたが、“ホーム”の期待を背負う鹿島アントラーズジュニアAの厚いディフェンスを前に、最後までゴールが遠かった。
大会初優勝を果たした鹿島アントラーズジュニアAの小谷野監督は、「今年は鹿嶋で開催されるということで、選手たちに経験を積ませるチャンスだと思い、参加を決めました。ここ最近は選手たちに戦う気持ちが欠けていたので、『最後まで戦い抜くこと』を意識してプレーするように伝えていたんです。決勝ではその姿勢を見せられたと思います」と試合を振り返った。
「普段サッカーをしている時はDFだから、なかなか点を取れなくて……だから今日はすごくうれしかったです!」と笑顔を見せたのは、決勝で1ゴール1アシストの活躍を見せた関根君。「手を使って相手をブロックしていて何度かファールを取られてしまったので、体を使ってプレーするように工夫しました。全国大会では上の順位を目指して頑張ります」と意気込みを口にした。
「戦う姿勢を貫くこと」(小谷野監督)をテーマに、決勝大会への切符をつかみとった鹿島アントラーズジュニアA。この日見せた巧みなチーム戦術と、クラブのトップチームから受け継がれる“常勝”のDNAを、決勝の地・今治でもきっと披露してくれるはずだ。
文=松岡寛人 写真=野口岳彦
https://www.soccer-king.jp/news/japan/futsal/20170629/606374.html?cx_cat=page1
◆鹿島・土居“四重苦”に勝つ!中2日敵地3連戦へ「一番大事」(スポニチ)
“四重苦”の連戦を乗り切り、首位へ駆け上がる。鹿島は2日の首位・柏戦を皮切りに、5日のG大阪戦、8日のFC東京戦と、中2日の敵地3連戦が始まる。FW土居は「日程、相手、移動、季節」とハードな面を挙げ「ここまで“マックス”はあまりないんじゃないか。前半戦で一番大事なところ」と気合を入れた。
現在、首位と勝ち点4差の3位。ACL出場により未消化だったG大阪戦まで連勝すれば、首位に立つ。「一山越さないといけない」と闘志を高めた。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/06/30/kiji/20170629s00002000321000c.html
◆鹿島昌子が柏戦完封宣言「0で抑えられるように」(ニッカン)
鹿島アントラーズが29日、茨城・鹿嶋市内で7月2日のアウェー柏戦に向け調整を行った。
DF植田直通(22)は足の痛みで別メニュー調整で柏戦の出場は微妙な状況。さらに、日本代表DF昌子源(24)が右足の違和感で練習を途中で切り上げるアクシデントもあった。
練習後、取材に応じた昌子は「ちょと気になったので、ひどくなる前にやめさせてもらいました。明日(30日)は普通に練習します」と柏戦出場に影響がないことを明かした。
柏戦では、DF三竿健斗(21)とセンターバックのコンビを組む可能性が高い。昌子は「(三竿健は)若いですけど声を出すタイプなのでやりにくさはない。ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)でも経験しているので心配はまったくないです」と話した。7月はアウェーで上位チームとの3連戦が組まれている。首位の柏との戦いを前に「首位のチームに勝たないと首位には立てない。連戦の初っぱななので、しっかり0で抑えられるように戦いたい」と話した。
https://www.nikkansports.com/soccer/news/1847632.html
2017年6月29日木曜日
◆「ガクとは話し合ったけど…」 主力引き止めに頭を悩ませるテネリフェSD(ゲキサカ)
昇格プレーオフ決勝でヘタフェに敗れ、1部昇格を逃したテネリフェは来シーズンの陣容編成に向けて動き出しているが、多くの選手がチームを離れる可能性があるようだ。
スペイン『アス』によると、契約を更新していないMFアーロン・ニゲスはクラブに残留しないと見られ、1年契約を残しているDFヘルマン・サンチェスにはグラナダからオファーが届いているようだ。さらに、FWアントニー・ロサノ、FWタイロン・デル・ピノ、MFアマト・ディエディウ、そして柴崎の去就も不透明とされている。
アルフォンソ・セラーノSDは「ガクやアマト、ロサノのような選手は我々も引き止めたいが、彼らには1部からオファーが来るであろうことも理解している」と語ると、「ガクとは話し合ったけど、彼は我々にとても感謝していたんだ。彼の場合、残ってくれるとしたら経済的な理由というよりもセンチメンタルな理由になるかもしれない」と続けている。
昇格プレーオフの4試合で1得点2アシストと結果を残した柴崎にはベティス、アラベス、マラガ、セルタなどが興味を示していると報じられている。
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?219900-219900-fl
◆柴崎岳、来季もテネリフェ残留か。会長が明かす「彼は幸せ。残りたがっている」(フットボールチャンネル)
スペイン2部のテネリフェの首脳陣が、元日本代表MF柴崎岳の去就について言及している。スペイン紙『アス』が伝えている。
柴崎は今年2月に鹿島アントラーズから完全移籍で加入。契約期間は今年6月末までとなっており、今夏でフリーとなる。
一部報道ではテネリフェが1部昇格を遂げた場合には契約延長するともいわれていたが、昇格プレーオフ決勝でヘタフェに敗れている。
テネリフェは今季リーグ戦で13得点を挙げたセネガル人FWアマト・ヌディアイェがアトレティコ・マドリーから、9得点を挙げたホンジュラス代表FWチョコ・ロサーノがホンジュラスのオリンピアからの期限付き移籍であるため、来季はそれぞれの所属クラブに戻ることになる。
多くの選手を他クラブからの期限付き移籍で獲得しているテネリフェにとっては、主力選手がこの夏に相次いでクラブを去る可能性もあるが、アルフォンソ・セラーノSDは「我々は柴崎、アマト、ロサーノを残したいと思っているが、彼らが1部からのオファーを期待していることを我々は理解している」と記者会見で語っている。
一方、テネリフェのミゲル・コンセプシオン会長は「彼は幸せを感じており、ここに残りたがっている。我々はすでに彼の代理人と交渉している」と、柴崎との契約延長を希望していることを明かした。
報道によれば、柴崎にはベティス、アラベス、セルタ、マラガといったリーガエスパニョーラのクラブが興味を示している。
【了】
https://www.footballchannel.jp/2017/06/28/post219439/
◆ケルンが異例、“交渉決裂”を公式発表…大迫の相棒FWの中国移籍は破談に(ゲキサカ)
日本代表FW大迫勇也が所属するケルンは28日、中国スーパーリーグの天津権健への移籍が報じられていたフランス人FWアントニー・モデスト(29)について、交渉が決裂したことをクラブ公式サイトで発表した。
モデストはドイツ『ビルト』などで移籍金3500万ユーロ(約44億6300万円)での完全移籍が濃厚と伝えられていたが、クラブによると、天津権健と合意に達することなく、28日に交渉が中止されたという。
大迫の相棒としてケルンの攻撃をけん引するモデストは、今季のブンデスリーガでチームトップ(リーグでは3位)の25得点を記録。ケルンとの契約は2021年6月30日までとなっている。
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?219941-219941-fl
◆カシマスタジアム「完全分煙」 東京五輪へ改革1歩(ニッカン)
鹿島アントラーズの本拠カシマスタジアムが、20年東京五輪に向けた改革の第1歩を踏み出した。先月の日本協会理事会でサッカー競技の追加開催地に承認され、来月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で正式決定する見込み。IOCは「たばこのない五輪」を推進しており、茨城県、鹿島、JTの3者で協議を重ねて、今季開幕から「完全分煙」を実現している。
昨年2月、茨城県議会で、公共施設の喫煙環境について議論されたことも発端となった。昨季までは屋外コンコース内に数十カ所、灰皿が設置され、ハーフタイム時などは煙が立ち込めることもあった。家族連れから「子どもが多く訪れる場所として改善してほしい」の声も届いた。県事業推進課担当者も「吸う方、吸わない方それぞれを尊重する上で、場所や規模を考えた」として、ゲートを出ることなく移動できる、隔離された5カ所に喫煙所を新設した。
Jリーグの本拠としては12年に日産スタジアムで競技場内完全禁煙に移行してから、全国で急速に分煙が進んでいる。JTによると現在の成人日本人男性喫煙率は29・7%。ピークだった66年の83・7%からは激減したが、約3分の1は喫煙者だ。国会でも受動喫煙防止対策などを盛り込んだ健康増進法の改正が進められている。マナーを守る日本人の特性を生かした「分煙」も、日本流のスポーツ観戦の楽しみ方かもしれない。
https://www.nikkansports.com/soccer/news/1846846.html
◆鹿島庄野新社長が抱負「世界に勝てるチーム作りを」(ニッカン)
J1鹿島アントラーズは28日、茨城・鹿嶋市内で臨時株主総会ならびに取締役会を行い、庄野(しょうの)洋氏(64)の新社長就任が決定した。
庄野社長は「さらに、みんなに愛される強いビッグクラブにしたい。世界に勝てるチーム作りをしていきたい。サッカーもビジネス。良い選手を集めて、良い結果を出して、良い利益を出す」と抱負を語った。
庄野社長は1953年(昭28)4月21日、福岡県北九州市生まれ。八幡中央高-九大を経て、76年4月に住友金属工業入社。今年4月から鹿島の非常勤取締役に就任していた。
前社長の井畑滋氏は、クラブに残り、取締役に就任した。
また、役員も以下の通りに決定した。
※代表取締役社長 庄野洋
常務取締役 鈴木満(強化部長委嘱)
取締役 鈴木秀樹(事業部長委嘱)
取締役 関口一行(総務部長委嘱)
※取締役 井畑滋(相談役委嘱)
取締役(非常勤) 錦織孝一(鹿嶋市長)
取締役(非常勤) 保立一男(神栖市長)
取締役(非常勤) 原浩道(潮来市長)
取締役(非常勤) 鬼沢保平(鉾田市長)
取締役(非常勤) 鈴木周也(行方市長)
取締役(非常勤) 塙秀雄(鹿島都市開発・代表取締役社長)
取締役(非常勤) 大久保和行(三菱ケミカル・常務執行役員鹿島事業所長)
取締役(非常勤) 友野宏(新日鉄住金・相談役)
取締役(非常勤) 竹中弘明(新日鉄住金・執行役員鹿島製鉄所長)
取締役(非常勤) 小松美裕(日鉄住金ビジネスサービス鹿島・代表取締役社長)
※監査役 木村敬一(常勤監査役)
監査役(非常勤) 津加宏(新日鉄住金・関係会社部長)
監査役(非常勤) 有田進之介(新日鉄住金・鹿島製鉄所総務部長)
※は新任
https://www.nikkansports.com/soccer/news/1847105.html
◆鹿島、社長交代を正式発表、井畑氏の後任は庄野氏に決定…チームはリーグ戦3連勝(サッカーキング)
鹿島アントラーズは28日、取締役会の決議によって代表取締役社長に庄野洋氏が就任したことを発表した。
3月30日に庄野氏の次期代表取締役社長に就任が予定されていたが、今回正式にその任にあたることになる。
これに伴い、前社長の井畑滋氏は同日付で取締役相談役に就任する予定だ。
鹿島は明治安田生命J1リーグで10勝5敗の勝ち点「30」でリーグ3位につけている。5月31日に石井正忠前監督が解任、後任として監督業に就任した大岩剛監督がチームを立て直しリーグ戦3連勝を達成した。
鹿島は次節、7月2日に柏レイソルとアウェイで対戦する。
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170628/606034.html?cx_cat=page1
◆鹿島土居、新婚初弾でアウェー4連戦に勢いつける(ニッカン)
鹿島アントラーズは28日、茨城・鹿嶋市内で約1時間半の練習を行い、FW土居聖真(25)がアウェー4連戦全勝を誓った。
7月2日の柏レイソル戦(柏)から、ガンバ大阪戦(5日、吹田S)、FC東京戦(8日、味スタ)、天皇杯モンテディオ山形戦(12日、NDスタ)と続くが「相手が強いし、日程も厳しいし、全部アウェーだし、これ以上厳しいことはない。でも逆に一丸となって良い成績が出せれば勢いがつくし、首位も見えてくる。今後に関わってくる重要な試合なのは確か。歯をくいしばって戦いたい」と力強かった。
まずは2日の首位柏戦。昨季はホーム、アウェー2戦とも0-2で敗れている。柏の守備に対し「ガツガツというより、クールな感じ。バランスがすごく良い」と警戒した。今季チームの攻撃陣で唯一、リーグ全試合出場も、わずか1得点には満足していない。今月7日には一般女性との結婚を発表したばかり。新婚初弾でアウェー4連戦に勢いをつけるつもりだ。
https://www.nikkansports.com/soccer/news/1847145.html
◆【黄金世代】第3回・小笠原満男「18歳の決断~なぜ常勝・鹿島を選んだのか」(#3)(サッカーダイジェスト)
どことやっても上回れた。大きな自信になったよね。
ワールドユース開幕を目前に控え、小笠原満男はフィリップ・トルシエ監督の信頼を得て、先発の座を確保していた。
フラット3の前にアンカーを置き、ダブルトップ下と両ウイングバックが横一線に並び、最前線には2トップが構える。その3-1-4-2システムで、小笠原は小野伸二とともに、2列目でコンビを組んだ。
「大会が近づいても、いいのかな俺でって感じだった。もちろん嬉しいんだけど、先発を獲ったって実感はなかったんだよね。で、トルシエはこう言った。『小野は攻撃が7、守備が3。お前は攻撃が3、守備が7だ』って。
まあ逆じゃ守備は成り立たないと思ってたし、シンジのチームだから、俺はその周りを動きながらってイメージはできた。ちょうど鹿島で、ビスマルクとやってたしね。彼を押し立てるようにプレーしてたから、同じような関係だなと思って。違和感はなかったし、異議もなかった。チームのためと思って納得してたよ」
U-20日本代表はグループリーグ初戦でカメルーンに逆転負けを喫したものの、その後はアメリカとイングランドを連破し、決勝トーナメントに進出。快進撃は止まらず、ポルトガル、ウルグアイ、メキシコと強豪をなぎ倒し、ついに決勝にまで駒を進めた。
「結果を見てもそうだけど、ボール回しとか試合内容でも上回れたというところで、すごく充実感があった。それまで日本が世界で戦う時って、なんとか耐えて耐えて1点取って勝つってのがイメージとしてあった。アトランタ五輪でブラジルに勝った時とかもそうだったよね。試合内容で勝ったかというとそうではない。それがワールドユースでは、どことやっても内容でも上回れた。あれは俺らにとって本当に大きな自信になったから」
そんななか、小笠原はひとりの選手の振る舞いに感銘を受けていたという。鹿島アントラーズで僚友となっていた曽ケ端準だ。
彼は3番手のGKとして帯同していたが、唯一のバックアップメンバーだった。つまり、榎本達也か南雄太が怪我でもしないかぎり、大会にはエントリーされない。メンタル面で相当に追い込まれていたはずだ。
「ベンチにさえ入れないから、最初は早く帰りたいって感じだったけど、本当によく俺らを盛り立ててくれてさ。準々決勝の前だったかな、『ここまで来たら絶対勝てよ』ってみんなに言ってて。あいつのためにも頑張らないとなって思ったよね。勝てば勝つほどチームがひとつになっていった。勝ってまとまっていくってこういうことなんだって、実感できた」
おめでとうって言われて、すごく違和感があった。
だが、決勝のスペイン戦は惨敗に終わった。
「(出場停止だった)シンジがいればちょっと変わってたかもしれないけど、やっぱり強かったよ。トルシエが『シャビはバルセロナでレギュラー獲ってんだぞ』とか言ってて、みんなで嘘でしょ、どんなもんなのって疑ってた。イナがガッツンガッツン行けばなんとかなるだろうって。大間違いだったね。あのイナをもってしても止まらなかった。身体はどっちかって言うと華奢でしょ。日本人が目ざすプレー像なのかもしれないなって思った。フィジカル勝負じゃなく足も速くないけど、判断と技術が図抜けてたよ。
決勝は、個人としてもチームとしてもなにもできなかった。ただただ圧倒された。トントントンって勝ち続けて、行ける、強いぞって思ってたところで、ガツンとやられた。でもさ、俺らが成長するためには、すんなり勝つより良かったのかもしれない」
大会を終えて、成田空港に降り立った彼らを待っていたのは、熱狂的なファンによる手厚い出迎えだった。健闘を称えてもらうのは、素直に嬉しい。だが、どこかで違和感を覚えていたという。21人のメンバーすべてがだ。。
「まだ決勝で負けた悔しさが残ってて、誰ひとり準優勝で『よくやったな』とは思ってなかったから。おめでとうって言われて、すごく違和感があったのを覚えてる。上には上がいるってのを噛み締めながら、もっとやらなきゃって思ってた。みんな一緒だよね」
あの銀色の進撃から、18年が経った。ナイジェリアで戦った伝説の21名で、いまでも現役を続けているプレーヤーは12名にのぼる。いまでもやはり、気になる存在だ。
「俺らの世代は互いに負けたくないし、意識し合う。いい意味でね。俺なんかはみんなが活躍したら本当に嬉しいし、その一方で、活躍すればするほど俺も負けてられないって気持ちにもなる。ずっと刺激し合ってきた。周りがどう見てるかは分からないけど、俺はみんなをそういう目で見てる」
ドラフトで言えば6人中6位。補欠だよ。
とりわけ小笠原にとって、鹿島で同期の本山雅志と中田浩二は、スペシャルな存在であり続けた。
1998年、鹿島の新卒入団は、後にも先にもないスーパータレント6人衆だった。小笠原、本山、中田はもとより、ユースチームから昇格の曽ケ端、熊本の大津高校からきた天才肌のプレーメーカー・山口武士、そして、奈良育英高校の攻撃的な左サイドバック・中村祥朗という顔ぶれ。いずれも清雲栄純監督が率いるU-18日本代表の常連だった。
わたしは絶対に同意しないが、そこでも小笠原は「6番目だった」と主張する。
「ドラフトで言えば6人中6位。最後に決まったからね。豪華だったのはモトと中田なのであって、俺は注目選手でもなんでもない。補欠が獲れちゃったんだよ」
高校・ユース担当だったわたしは、当時の鹿島の名スカウトコンビと懇意にさせてもらっていた。平野勝哉さん、椎本邦一さんのふたりだ。
20年前のスカウト事情は、いまほど成熟していなかったかもしれない。ヤングタレントの潜在能力と伸びしろを見極め切れず、評判なり知名度、あるいは全国大会や世代別代表での経験を基本情報に、容易くプロの世界に導いていたクラブが少なくなかった。入団から1、2年で放出されるティーンネイジャーを何人も見ていた。
そんななか、鹿島は段違いの価値基準を持ち、高校生たちに個別の近未来設計を提示していたのだ。小笠原はこう証言する。
「正直、何チームかが声をかけてくれた。10番を用意して待ってるとか、レギュラーとして即戦力で迎えるとか、俺の中ではなんでそうなるのかなって不思議だった。でも、鹿島の平野さんと椎本さんだけは、はっきり言ってくれたんだよね。うちは来てもそう簡単じゃないよって。
ただ、きっとやりがいはある。数年かけてこのチームでレギュラーを獲れれば、間違いなく代表にもつながる。それだけのチームで、可能性があるから声をかけたんだって。そこにグッと来たわけ。そういうチームでやりたいって思った」
モトが「みんなで一緒に強くしよう」って言ってきてくれた。
だが、小笠原は決心できずにいた。秋を前に中田が決まり、本山が決まり、「これは試合に出れないなぁ」と考え始めていたからだ。
そんな折、U-18日本代表の合宿で本山に掛けられた言葉が、背中を押したという。
「すごい迷ってて、やっぱり厳しいかなと思ってたところで、モトが『みんなで一緒に強くしよう』って言ってきてくれた。ちょっと軽い感じでね。心が動いたというか、みんなで競争しながら成長していくってのが、イメージできたんだよね。
まさか現実になるなんてあの時は思ってもみなかったけど、結果的にはライバルがいて良かったんだと思う。中田が最初に出始めて、その後でモトが活躍したり。シンジとの関係もそうだったけど、いい距離感、いいライバル心でお互い切磋琢磨できたから、ここまでやってこれた」
みずからを「6番目」と話した男は、やがて、常勝軍団のシンボルになっていく。
<♯4につづく>
取材・文:川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
※7月4日配信予定の次回は、鹿島アントラーズにおける20年間の波乱万丈を紐解き、ひとりのプロフットボーラーの成長の記録を追います。イズムの継承者としての矜持とは──。ディープトーク満載です。こうご期待!
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PROFILE
おがさわら・みつお/1979年4月5日生まれ、岩手県盛岡市出身。地元の太田東サッカー少年団で本格的にサッカーを始め、小6の時には主将としてチームを率い、全日本少年サッカー大会に出場。中学は市立大宮中、高校は大船渡に進学。インターハイや選手権など全国の舞台で活躍し、世代別の日本代表でも常連となり、東北のファンタジスタと謳われた。1998年、いくつかの選択肢から鹿島アントラーズに入団。翌年にはU-20日本代表の一員としてナイジェリアでのワールドユースに主軸として臨み、準優勝に貢献する。鹿島では在籍20年間(2006年8月から10か月間はイタリアのメッシーナにレンタル移籍)で7度のリーグ優勝を含む16個の国内タイトルをもたらし、Jリーグベストイレブンに6回選出、2009年にはJリーグMVPに輝いた。日本代表ではワールドカップに2度出場(2002年・06年)し、通算/55試合出場・7得点。Jリーグ通算/507試合・69得点。173㌢・72㌔。O型。データはすべて2017年6月27日現在。
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=27260
◆鹿島・昌子、小学生との交流に笑顔 「将来、一緒にプレーする選手が出てきてほしい」(サンスポ)
サッカーJ1鹿島の日本代表DF昌子源(24)とDF小田逸稀(18)が28日、茨城・神栖市立柳川小を訪れ、全校児童110人と交流を深めた。
選手たちがホームタウンの小学校を訪問する活動の一環で、この日は昌子と小田が同校へ、FW鈴木優磨(21)とMF安部裕葵(18)が同じ神栖市の市立太田小を訪れた。
約1時間、ミニサッカーなどで交流。昌子が「元気をもらえ、次の試合も頑張ることができる。将来、鹿島で一緒にプレーする選手が出てきてほしい」と話せば、小田は「チームでは僕は若いのに、みんな元気で疲れた。子供たちの笑顔を見られてよかった」と振り返った。
中には鹿島のユニホームを着用して参加した児童もおり、同校の方波見諭(かたばみ・さとる)校長(53)は、「地元鹿島の選手たちがくるのをみんな楽しみにしていた子がほとんど。サッカーやっている女子も多くなっており、いい交流になった」と話した。
http://www.sanspo.com/soccer/news/20170628/jle17062816560007-n1.html
◆鹿島・昌子らが小学校訪問、ミニサッカーなどで交流(サンスポ)
鹿島の日本代表DF昌子とDF小田が28日、午前の練習後にホームタウン活動の一環で茨城・神栖市の市立柳川小を訪問。1~6年までの110人と約1時間、ミニサッカーなどで交流した。子供たちと汗を流した昌子は「アウェーの連戦を前に元気をもらえた。将来、鹿島で一緒にプレーする選手が出てきてほしい」。小田は「みんな元気で疲れた。子供たちの笑顔を見られてよかった」と満足そうだった。
http://www.sanspo.com/soccer/news/20170629/jle17062905010001-n1.html
2017年6月28日水曜日
◆「Jはオープンであるべき」あえてのセクハラ公表(ニッカン)
Jリーグの村井満チェアマンが27日、東京・JFAハウスで会見し、役員の退任を発表した。
Jリーグのナンバー3、中西大介常務理事(51)が「パワーハラスメントおよびセクシュアル・ハラスメント」が認められたことから、辞任の申し出があり、これを受理したという。
Jリーグは調査に当たった第三者、弁護士2名から「刑事罰に当たるような犯罪行為ではない」との報告を受けているという。
それでも、「パワハラ、セクハラ」と理由まで公表した理由を広報部門の責任者は「村井は、いつもJリーグはオープンであるべきと申しております。理事会でも、メンバーから決して隠したり、隠ぺいしたりは絶対にするべきでないという話も出ました」と説明した。
Jリーグは今年に入り、5月の浦和レッズ-鹿島アントラーズ戦での浦和DF森脇良太の侮辱的発言に2試合の出場停止処分を科し、4月にはジェフユナイテッド千葉-徳島ヴォルティス戦で、徳島DF馬渡和彰がボールボーイに対し、乱暴な振る舞いをして1発退場となるなど、ピッチ内での騒動が続いた。
https://www.nikkansports.com/soccer/news/1846757.html
◇J1・J2の昇降格システムが変更…2018年以降、新たに5チームでプレーオフ(サッカーキング)
Jリーグは27日、2018年以降の明治安田生命J1リーグとJ2リーグの昇降格の決定方法が発表した。
現在はJ1の下位3チーム(16、17、18位)が自動降格。さらにJ2では1位と2位がJ1へ自動昇格。それに加えて3位から6位の4チームがJ1昇格プレーオフへ回る仕組みだ。
このシステムが2018年以降変更される。J1の16位のチームとJ2の3位から6位の4チームがJ1参入プレーオフ(仮称)へ回ることになる。なおJ1の17、18位のチーム、そしてJ2の1位、2位の待遇に変更はない。
https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20170627/605727.html?cx_cat=page1
◆柴崎にスペイン1部5クラブが熱視線 7月から移籍交渉開始(スポニチ)
スペイン2部テネリフェの元日本代表MF柴崎を巡り、スペイン1部の複数のクラブが争奪戦を繰り広げることになりそうだ。関係者によると、かつて元日本代表MF中村俊輔(磐田)も所属したエスパニョールが獲得に向けて動いているという。また、地元ラジオ局「オンダ・セロ」がセルタ、マラガも興味を示していると報じ、これまでに地元メディアで名前が挙がったアラベス、ベティスを含めるとすでに5クラブが熱い視線を注いでいることになる。
テネリフェのセラーノ・スポーツディレクターも27日の会見で「オファーがあれば柴崎がクラブを去るべきであることは理解している」と話すなど、慰留が困難との見方を示した。柴崎は7月から契約上フリーになり、どのクラブとも交渉、契約することが可能となる。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/06/28/kiji/20170627s00002020386000c.html
◆「シバサキ残留ならテネリフェの初勝利に」アラベスとマラガが狙う柴崎、テネリフェは慰留に努める(GOAL)
柴崎岳はリーガエスパニョーラ1部への移籍がうわさされている。
テネリフェはMF柴崎岳の慰留に努める考えのようだ。スペイン『マルカ』が報じた。
今年1月の移籍市場でテネリフェに加入した柴崎。移籍後12試合に出場した日本人MFは、1部昇格プレーオフ決勝進出が懸かる試合で決勝点を沈めるなど、大事な場面で勝負強さを見せた。
テネリフェは来季の1部昇格に向けて柴崎の残留を望んでいる。ミゲル・コンセプション会長は「シバサキはテネリフェで満足している。残りたいと思っている。我々はすでに彼の代理人と(契約延長について)話し合っている」と述べ、背番号20を留めたいと強調した。
『マルカ』では1部のアラベスとマラガの柴崎への関心、それにテネリフェの意向が伝えられつつ、「シバサキのゆっくりとした、しかし効果的なプレーと不可能を可能にするパスはテネリフェファンを恋に落ちさせた。テネリフェ首脳陣が彼の残留を確かにできれば、それは来季に向けた初勝利になる」と記されている。
「シバサキ残留ならテネリフェの初勝利に」アラベスとマラガが狙う柴崎、テネリフェは慰留に努める
◆「常陽銀行PowerfulMatch2017~めぶきフィナンシャルグループ発足1周年記念試合~」開催について(オフィシャル)
7月29日(土)に行われる明治安田生命J1リーグ第19節ヴァンフォーレ甲府戦では、「常陽銀行Powerful Match2017~めぶきフィナンシャルグループ発足1周年記念試合~」を開催いたしますので、お知らせいたします。
試合当日は、オリジナルグッズ(うちわ)の配布やソーシャルメディア連動型企画「常陽銀行Presents Antlers Photo Project」等を実施します。
1.対象試合:
明治安田生命J1リーグ 第19節 ヴァンフォーレ甲府戦
2.期日:
7月29日(土)18:30キックオフ(15:30開場)
3.場所:
茨城県立カシマサッカースタジアム
4.内容:
(1)ご来場先着20,000名様に、遠藤・土居両選手特製オリジナル応援グッズ(うちわ)配布
常陽銀行2017年度イメージキャラクターの遠藤・土居両選手を起用したオリジナルうちわを先着20,000名のご来場者様へプレゼントいたします。
(2)「常陽銀行 Presents Antlers Photo Project」実施
常陽銀行冠試合の特別デザインフレームで写真撮影が出来る撮影ブースを設置します。
「Antlers Photo Project」ブースでは、冠試合限定の常陽銀行特別デザインフォトフレームや豪華な抽選賞品をご用意いたします。
(3)「鹿BIG」への賞品提供
「鹿BIG」にて、遠藤・土居両選手の直筆サイン入りイメージポスターをご提供いたします。
http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/game_info/60638
◆中村充孝だけを90分間見つめてみた。 新生鹿島を象徴する元やんちゃ坊主。(Number)
あなただけ見つめてる。
大黒摩季のヒット曲のように「出会った日から、今でもずっと」とはいかないが、6月25日のJ1リーグ第16節アルビレックス新潟戦の90分間、徹底的に鹿島アントラーズの中村充孝の動きを観察することにした。なぜなら彼が、“大岩チルドレン”と呼ぶべき存在だから。
今季、石井正忠前監督時代のリーグ戦12試合で、先発したのはわずか3試合。それが大岩剛監督に指揮官が代わると、すぐさま初陣の第14節サンフレッチェ広島戦でスタメン起用され、1ゴール1アシスト。続く第15節北海道コンサドーレ札幌戦でも2アシストを記録し、連勝の立役者となった。
石井正忠監督から大岩剛監督への指揮官交代によって、鹿島のサッカーはどう変わったのか。これを知るために、背番号13の動きを見続けることは、一番の近道だろう。
明らかに石井体制の時とは異なる動き方。
キックオフ時、中村のポジションは4-4-2システムの左サイドハーフ。これは石井監督時代から変わらない。ところが試合が始まると、彼の動きは明らかに石井体制時とは変わっていた。
右サイドに、真ん中に、最前線に。ボールが動くたびに、次々とポジションを変え、右サイドハーフのレアンドロや2トップのペドロ・ジュニオール&土居聖真と、テンポよくパスを交換する。
中村だけじゃない。ペドロ・ジュニオールや土居がサイドに移ることもあれば、レアンドロが最前線に飛び込むことも頻繁にある。実際、75分には後方に下がったペドロ・ジュニオールのパスを、相手最終ラインの背後に走り込んだレアンドロが流し込んで、試合を決定づける2点目が生まれた。
「一番近くの相手を捕まえる」というシンプルな約束。
ただし攻撃の流動性は、守備の混乱と表裏一体。前線の4人が頻繁にポジションチェンジを繰り返せば、ボールを失ったときにマークのずれが生じやすい。しかし、大岩体制の鹿島では、予防策ができている。
一番近くの相手を捕まえろ。
新潟にボールが渡った瞬間、それぞれの選手が自分に最も近い相手選手にマークに付く。例えば、中村が中央に入った際にボールを失えば、相手のセンターバックやボランチにプレッシャーをかけ、土居がサイドに移っていれば、相手のサイドバックを追って自陣深くまで下がる。
結果は、2-0で鹿島の勝利。大岩体制となって3連勝を飾った。しかし、この日の鹿島は簡単に勝ち点3を得たわけじゃない。前半は新潟のハイプレスに苦しみ、なかなかボールを前に動かせず。状況を打開するために、中村がボランチの小笠原満男に話しかける場面が、何度も見られた。
「満男さんと話していたのは、ビルドアップに関して。もちろん僕ら前線の選手の動きも足りなかったんですけど、今の鹿島のやり方は、三竿(健斗)がセンターバックの間に下がってビルドアップする。そこで、もう1人のボランチである満男さんまで下がってしまうと、なかなか前に運べない。だから、『満男さんのところで主導権を取ってください』と伝えていました」
評価ポイントを明快に示すのが大岩流。
決して試合の流れをつかめない中でも、57分にCKからペドロ・ジュニオールが先制点を決め、相手の足が止まったところで追加点を奪った。
流動的に動く攻撃陣と、高い位置から相手を捕まえる守備、苦しみながらもセットプレーでスコアを動かす試合巧者ぶり。なんとなく、現在の鹿島のサッカーは、リーグ3連覇を達成したオズワルド・オリヴェイラ監督の時代と似ている。そんな感想を、鈴木満取締役強化部長にぶつけたら、こう返ってきた。
「確かに似てるかもね。前任者の石井は、チームに問題があっても、どちらかといえば『選手が自分で気づくまで待つ』というスタンスだった。逆に剛は、はっきりと口にする。今日のハーフタイムでも、個々の選手に『こういうところがダメだ』とストレートに伝えていた。
日頃から、『中盤は流動的に、自由にやっていい』とはっきり指示しているし、選手の良いところもよく見ている。例えば、レアンドロの攻→守の切り替えの速さも評価している。こういうところが良いから試合に使うんだと示すから、周りの選手も納得する。
サッカーのクラブだけじゃなくて、一般の企業でもそうでしょ? 上司に見られているときだけ一生懸命やる社員が評価されれば、周りは冷めてしまう。でも、普段から一生懸命やっている社員が評価されれば、周りも納得できる」
「こいつならボールを預けても大丈夫」な選手に。
中村も、日頃の練習からコツコツと評価を高めてきた1人だ。
「剛さんがコーチだった頃から、『パスを出したら動け。守備になったら走れ』って言われ続けてきたんです。真ん中に行ったり、右に行ったりして、スペースがなくてもブラジル人選手からパスが出てくるのは、これまでの2戦で信頼関係ができたから。やっぱり彼らにアシストできたのが大きいと思います。『こいつならボールを預けても大丈夫だ』と信頼してもらえるようになった。彼らはハングリーですから。
俺が今目指しているのは、テレビ中継で常に画面に映っているような選手。ピッチのいたるところに顔を出したい。そのためにも、もっとゴール前に入っていかないとダメですね。でも、こういうプレーを目指してやっていると、どれだけ疲れていても、走れるんですよ」
元やんちゃ坊主は、チームを第一に考える天才になった。
久しぶりに会った彼は、とても大人になっていた。初めて話したのは、京都サンガF.C.に所属していた2010年。当時、20歳の彼はこう語っていた。
「日本代表の選手にも、技術で劣るとは思ってないっすよ」
「周りに1mのスペースがあれば、なんでもできますよ。だから俺にパスを出してほしい」
やんちゃで、ビッグマウスで、誰よりもボールの扱いが上手だった男は、家庭を持ち、鹿島でなかなか試合に出られない経験を経て、チームのことを第一に考えられる天才になりつつある。
「今シーズンが始まる前に、自分に足りないものをとにかく身につける1年にしようって決めたんです。今はね、チームが勝ったときに心の底から嬉しいんです。これまではチームが勝っても、自分が活躍していないと、嬉しいけど、なんか引っかかる感じだったんですけどね」
大人になったねぇ。思わず口にすると、26歳になった“元やんちゃ坊主”は、照れ臭そうに笑った。
「いや、せっかく来てもらったのに、今日は点にも絡めんかったから。次は絶対やるから、また来てくださいね」
http://number.bunshun.jp/articles/-/828339
◆“ファミリー”鹿島を気に掛ける大迫と内田、復帰待望論も見え隠れ(サンスポ)
J1鹿島出身の日本代表FW大迫勇也(27)=ケルン、DF内田篤人(29)=シャルケ=が欧州でのシーズンを終えて帰国。連日、イベントに参加するなどしている。ともに「時間があったら鹿島にいく」と常に“ファミリー”を気に掛けている。
25日には大迫が新潟戦を観戦。握手を交わした鈴木満強化部長(60)は「これは2年後に復帰する契約の握手だからな」と冗談で話したというが、復帰待望論も見え隠れする。
同部長は「篤人、(大)迫、(柴崎)岳、カイオがいたら強い。昔はJリーグの強豪クラブでレギュラーだったら30歳過ぎまでいてくれた」と悲しそうに話すも、成長した選手のことを語る表情はまさに“父親”。家族はいつでも一つだ。 (サッカー担当・一色伸裕)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20170628/jle17062805000003-n1.html
2017年6月27日火曜日
◇【F東京】大久保、右足首じん帯損傷で前半戦絶望!(報知)
F東京のFW大久保嘉人(35)が26日、埼玉県内の病院で精密検査を行い、右足首のじん帯損傷と診断されたことが判明した。全治まで4~6週間かかる見込みで、復帰は早くても7月30日の新潟戦(味スタ)以降となり、前半戦絶望となった。
25日の磐田戦(ヤマハ)の試合中に右足首をひねり、前半23分に交代。試合後は松葉づえをついて歩行していた。川崎から加入した今季はここまで15試合に出場し、チームトップの6得点を挙げていた。中心選手の離脱に篠田善之監督(46)は「攻撃の中心だったし、チームにとって痛い。嘉人が帰ってくるまでにいい状態にしておきたい」と話した。
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170626-OHT1T50254.html
◆サッカー界「暴言問題」の背景にある"病根"(東洋経済)
人を敬える選手は育成できているか?
フェアプレーの精神を重んじるはずのサッカー
6月9日、埼玉県武蔵越生高校サッカー部の外部指導員が、部員の顔に平手打ちしたり、胸を小突く様子が撮影された体罰動画がSNSにアップされたことで、以前から指導の際に暴力があったことが発覚。解雇されたこの指導員は元プロ選手だった。
また、J2では4月30日に徳島ヴォルティスの馬渡和彰選手がボールパーソンを務めていた中学生を「すぐにボールをよこさなかった」として小突いて退場に。その試合では徳島サポーターがボールパーソンにアルコールと思われる液体をかける行為も起きた。
J1では5月4日の浦和レッズ対鹿島アントラーズで、浦和の森脇良太選手の侮蔑発言問題が起きた。同選手が鹿島のレオ・シルバ選手に試合中、「くせえんだよ」と人種差別とも受け取れる発言をしたと、同クラブの小笠原満男選手が主張。Jリーグが規律委員会を開き聴取した結果、森脇選手は2試合の出場停止処分を受けた。
このことについてネットでは「試合中はヒートアップしているのだから仕方ない」「心は熱くても、頭は冷静にプレーしてほしい」というコメントが出ていたが、それでは済まされないと感じる。これらは各選手の個人的な問題ではなく、彼らを育てた大人に原因があるのではないか。
小中高といったサッカーの育成現場を歩くと、試合中に選手に対し罵声を浴びせる指導者に遭遇する。それらの暴言は「おまえ、バカか」「下手くそ」「頭、空っぽ」など耳をふさぎたくなるものもある。
コーチは選手の奮起を促そうとしてつい熱くなるだけなのかもしれない。だが、“大人にリスペクトされない子ども”が成人したとき、相手を敬いフェアプレーができる“紳士”になれるだろうか?
ジェフユナイテッド市原千葉育成普及部コーチや京都サンガ普及部部長などを歴任し、先頃、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』を上梓した池上正さん(I.K.O市原アカデミー理事長)は、中学校の大会でこんな光景を見掛けた。
相手からファウルを受けて転倒した選手が、接触した相手に対し何事か叫んだ。すると、審判は迷わずレッドカードを与えたのだ。試合後、本部テントに戻ってきた審判は大会役員に、なぜカードを出したのかを説明していた。
「殺すぞ!」
中学生はそう言ってすごんだという。
「それだったらレッドカードは仕方ありません。カードを与えることが、その選手の戒めになります。まだ中学生ですから、自分の気持ちをコントロールできない部分もある。そこが改善され、成長できるよう見守るのが大人の役目。退場させた先生(審判)の行動は正しいと思いました」と池上さんは述懐する。
しばらくして始まった別の試合では、「殺すぞ」発言の試合で中学生を退場させた審判が、自チームのコーチとしてベンチに入った。毅然とした態度でジャッジし、選手にフェアプレーを訴えた教師が指導するチームはどんなサッカーをするのだろう――池上さんは期待を込めて見守った。
ところが、現実は……。
子どもより先にキレてしまう指導者
教師は、点を取られるたびに選手を怒鳴っていた。
「ナメたプレーをするからだ!」
技術的に見ても相手のほうが上で劣勢にあったからかもしれないが、終始感情的になっていた。
「そこでシュートだろう?」
「どうして右サイド使わないんだよ!」
ミスをけなすばかりで、そのほかは指示や命令ばかり。劣勢に動揺する選手を落ち着かせたり、励ますような声がけは残念ながら聞かれなかった。こういうときこそ、日頃の指導が垣間見えるものだ。
そのような指導者に教わる選手は、どうしてもプレーが荒くなりがちだ。アフターチャージや、故意と思われるような反則が目立った。
「あの先生のチームはよくレッドカードを食らってますよ」と、ほかの指導者がため息交じりで教えてくれたという。
これでは、審判としての立場とコーチとしての立場でやっていることがちぐはぐだ。つまり、行動に一貫性がない。
もちろん指導者全員がこの教師と同じとはまったく思わない。しかし、人権意識の希薄な大人の言動がそのまま子どもたちに伝わっていないだろうか。反対に、大人から尊重され、暴言や体罰を受けなかった子どもは、対戦相手をきちんと敬えるはずだ。
学業にしろ、スポーツにしろ、昔に比べれば結果を求められることが多いと筆者は感じる。実際、最近の子どもたちを見ていると、試合で相手にリードされるとすぐに下を向く傾向がある。
前出の池上さんは、最後まで1点を目指して戦うのがフェアプレーで、戦うことを放棄するのは相手に失礼なこと、相手をリスペクトしていないことだと教えてきたそうだ。それなのに、子どもより先にキレてしまう指導者は少なくない。
「日本のサッカー界でいま起きている問題は、指導者たちの問題が大きいのです。試合中にどんなことが起きても動じない、フェアな態度を貫ける選手を育てなくてはなりません」
そう話す池上さんは、「暴言や怒鳴る指導が減りません。地域でそういったことをなくしたい」といった相談をよく受ける。
そのような指導では、子どもはコーチの顔色ばかりうかがって、難しいプレーにトライしなくなったり、アイデアが浮かんでも、教えられたこと以外のプレーを試すのを恐れる。また、ミスをした仲間に対し必要以上に厳しい態度になる。
「そのようなことを、指導者が、ああ、本当にそうだと自分で納得したり、うちの選手がトライしないのは自分が怒鳴るせいだと実感しなくては、何も変わりません」
反対に、よい指導が施されているチームは、どんな様子なのか。
たとえば、池上さんが試合を見る際、コーチの声がけ以外に着目しているものがあるという。それは、ベンチでプレーする仲間を応援している「控えの子どもたち」の姿だ。彼らがベンチからどんな声をかけているかで、そのチームの指導レベルがわかるというのだ。
たとえば、相手に攻め込まれた場面で、味方の選手がなんとかタッチラインの外にボールを蹴り出したとしよう。
そんなとき、ベンチにいる子どもは「ナイスクリア!」と声をかけることが多い。よく見ると、ベンチにいるコーチも同じことを言って拍手を送っている。だが、このコーチングは決して正解ではないそうだ。
フェアであることは「強さ」の源泉
「マークしてピンチを救ったのはわかるのですが、何も考えずに蹴っていることのほうが多い。実はこの声がけは決してよいことではありません」と池上さんは言う。
一方で、ごくたまにこんな声も聞く。
「今の、コントロールできたよ!」
これは、慌てて余裕なくクリアしてしまった仲間に対し、「落ち着いて処理すれば、攻撃につなげられたかもしれないよ」と知らせてあげる声だ。つまり、ひとつ上のレベルのプレーになる。ほかにも「慌てないで、つないでみよう」とか、いろいろ出てくる。
このような声が聞かれるチームは、以下の3つのことがなされているそうだ。
① 日頃からコーチがそのようなことを教えていること。
② コーチが教えたことが、全体に浸透していること。
③ 上手下手にかかわらず、できていないことを選手同士で教え合う空気があること。
「サッカーは子どもを大人にし、大人を紳士にする」
日本サッカー協会(JFA)が公開している「めざせ!ベストサポーター」という保護者向けのハンドブックは、「日本サッカーの父」として知られる故デトマール・クラマーさんのこんな言葉から始まる。
フェアであることは「強さ」の源泉だ。目の前の勝利を追うのではなく、子どもたちを紳士に育てることが重要だろう。
http://toyokeizai.net/articles/-/177363
◆テネリフェ昇格まであと1ゴール 名物記者「ここまで来られたのは柴崎のおかげ」(スポニチ)
テネリフェを熟知する名物記者ラモン・エルナンデス氏(ラジオ・マルカ)が、柴崎についてスポニチに特別寄稿した。
テネリフェの1部復帰まで、世界最高のリーグに舞い戻るまであと1歩足りなかった。偉業まで、あと1ゴールが欠けていた。だが昇格にここまで近づけたのは、柴崎岳のおかげにほかならない。
柴崎はテネリフェ島にやってきた直後、母国とは異なる新たな環境・生活に慣れることができず大きな苦労を強いられることになった。けれどもそれから数週間が経過し、日本復帰の噂まで報じられはじめた頃から、柴崎は新たなチームメートたちとの絆を深めていき、3月19日にテネリフェ本拠地エリオドロでデビューを果たした。
テネリフェファンは柴崎のことを大きな喝采でもって迎え入れたが、誰もが期待していたそのプレーのクオリティーは、すぐに確かめることができた。柴崎はワンタッチ(多くてもツータッチ)で、チーム全体のパフォーマンスを上向かせられる選手だった。それまでは縦に速い堅守速攻型のサッカーを実践していたテネリフェだが、彼の存在が変化をもたらしたのだ。
しかしながら、柴崎の内向的な性格はその後も変わることがなかった。話をするのがあまり好きではないようで、インタビューや会見ではいつもばつが悪そうだった。ピッチ上ではチームを引っ張り、導いていくような選手になっていったが、観衆から「ガク!ガク!」と叫ばれるときやサインを求められるときに、居心地悪そうな様子であるのは変わらなかった。私たちテネリフェの記者は、そんなガクの振る舞いを不思議、あるいは神秘的に感じていたものだ。
テネリフェは少なくとももう1シーズン、スペイン2部でプレーすることが決定したが、それに反比例する形で柴崎の去就は分からなくなってしまった。彼がテネリフェと6月30日まで結んでいる契約の中には、スペイン1部昇格の際には自動で契約を延長するという内容が含まれていた。しかし柴崎とクラブの意思は、昇格を果たせなかったために乖離することになった。テネリフェは柴崎がクラブにとどまることを望んでいるが、選手はリーガ1部でのプレーを望んでいるからだ。
柴崎がテネリフェで示してきたプレーに鑑みれば、1部のクラブにとっても食指が動く選手であるように思える。しかし現時点で、これから何が起こるかは不透明であり、すべて憶測の域を出ることはない。今は、その成り行きを見守るしかないのだ。(ラモン・エルナンデス=ラジオ・マルカ記者)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/06/26/kiji/20170626s00002000043000c.html
◆柴崎、スペイン1部アラベスも移籍先候補に…ベティスに続いて浮上(サッカーキング)
リーガ・エスパニョーラ2部のテネリフェに所属するMF柴崎岳が、同1部のアラベスから関心を示されているようだ。スペイン紙『EL DIA』が25日に報じている。
柴崎については25日付のスペインメディア『El GOL』が、ベティス移籍の可能性を報道。今月末でテネリフェとの契約が満了を迎え、フリートランスファーで獲得可能となる同選手の獲得へ動く可能性があると伝えていた。
そして今回、『EL DIA』が報じたところによると、アラベスも柴崎の獲得に関心を示している模様だ。同クラブはすでに柴崎獲得に向けて先週時点で打診していたが、昇格プレーオフ終了を待っていたという。同紙は、日本代表の一員として2018 FIFAワールドカップ ロシアに出場することを目指している柴崎にとって、リーガ・エスパニョーラ1部でのプレーは代表入りに近づく要素であると指摘。金銭面も現在よりより良い条件が提示されるとの見通しを伝えている。
ただ、テネリフェ側も柴崎を重要な戦力と捉えており、ホセ・ルイス・マルティ監督が中心選手として構想していると伝えられている。アラベスはオファーを提示するかどうかを数日中に決定する模様で、今後の動向に注目が集まる。
今年1月末に鹿島アントラーズからの移籍加入が決まり、テネリフェの一員として今シーズン後半を戦った柴崎。24日に行われた1部昇格プレーオフ決勝セカンドレグでは1アシストを記録したものの、ヘタフェに1-3と敗戦。ファーストレグで先勝して得たアドバンテージを活かせず、2試合合計2-3と逆転を許して昇格を逃してしまった。ただ、柴崎はプレーオフ4試合で1ゴール2アシストと存在感を示している。
https://www.soccer-king.jp/news/world/esp/20170626/605415.html?cx_cat=page1
◆テネリフェ柴崎岳が“個人昇格”か…リーガ1部ベティスが獲得候補に含める?(GOAL)
スペインWEBメディアの『Golディヒタル』が報じる。
リーガエスパニョーラ1部昇格プレーオフ決勝でヘタフェに敗れたテネリフェだが、MF柴崎岳は1部に“個人昇格”するのかもしれない。スペイン『GOLディヒタル』によれば、リーガ1部のベティスが日本人MFを補強候補に含めているという。
『GOLディヒタル』曰く、今夏にフリーで獲得できる選手を探していたベティスは柴崎に目をつけ、テネリフェとヘタフェのプレーオフ決勝の行方を見守っていたとのこと。同メディアは、最終的にテネリフェが敗れたことで、ベティスが「6月30日で(テネリフェとの)契約が切れる彼の獲得に動ける」と報じている。
『GOLディヒタル』はまた、柴崎のテネリフェでの軌跡について「スペインへの適応に苦労こそしたが、最後の数週間はそのレベルを示した」と記載。「彼が2部で続けることは現実的にあり得ず、ベティスはリーガ1部へと飛躍するための興味深い選択肢になるだろう」と記事を締めている。
なおベティスを率いるのは、柴崎獲得の噂があったラス・パルマスを昨季まで指揮していたキケ・セティエン監督だ。
テネリフェ柴崎岳が“個人昇格”か…リーガ1部ベティスが獲得候補に含める?
◆大岩鹿島が公式戦3連勝 ブラジル人トリオ揃い踏み(ニッカン)
<明治安田生命J1:鹿島2-0新潟>◇第16節◇25日◇カシマ
鹿島アントラーズのブラジル人3人が今季初めて同時にピッチに立った。
後半12分、FWペドロ・ジュニオールが先制点、同30分にはMFレアンドロが技ありゴール。同36分にはMFレオ・シルバが右膝半月板損傷から復帰。3位浮上に強化担当の鈴木常務取締役は「(3連覇した)オリベイラ(監督)の時に似てきた。優勝争いできるかなと思えている」。これで大岩監督就任後、天皇杯を含めて公式戦4連勝だ。
https://www.nikkansports.com/soccer/news/1845965.html
2017年6月26日月曜日
◆柴崎、2戦連続アシストも…1部届かず 去就は未定(報知)
◆スペイン1部昇格プレーオフ決勝第2戦 ヘタフェ3―1テネリフェ(24日)
【マドリード24日=豊福晋】スペイン1部昇格を懸けた2部プレーオフ(PO)は、決勝の第2戦が行われ、元日本代表MF柴崎岳(25)の4位テネリフェは3位ヘタフェにアウェーで1―3と敗れ、2戦合計2―3で1部昇格を逃した。柴崎は攻撃的MFで先発し、0―2の前半17分に2戦連続のアシストを決めるなど攻撃をけん引したが、1―3の後半6分に退いた。
しばらくテネリフェのベンチから柴崎は立てなかった。2季ぶり1部復帰でピッチに乱入して喜ぶヘタフェのサポーターの間を縫って、肩を落としながらロッカーに戻った。
11戦連続スタメンの背番号20は、この日も見せた。開始12分で2失点も、17分に左サイドから倒れ込みながら左足で出したクロスにロサノが合わせた。このままなら2戦合計2―2もアウェーゴール数差で昇格だ。
しかし、20分後に3点目を喫した。延長で120分も戦った準決勝第2戦など、POは過去3試合で全300分間で292分もプレー。中2日が続いた疲れも考慮され、柴崎は後半6分に退いた。
すると、攻撃の軸を失ったチームは攻撃が単調となった。最後まであと1点が奪えず、8季ぶり1部への道は途絶えた。マルティ監督は「選手は落ち込んでいるが、また立ち直らなければならない。来年昇格できるようトライしたい」と前を向いた。
昇格なら自動延長だった柴崎の契約は今月いっぱいで切れる。ただ、POでテネリフェの3得点すべてに絡む1得点2アシストの活躍を披露した25歳に、1部クラブからオファーが届く可能性もある。去就に注目だ。
◆柴崎の今後 1部昇格を果たしていたら残留、契約延長が基本線だったが、昇格できなかったことで新天地を探すことになる。関係者によると、まずはスペイン1部への移籍を目指すという。昨冬の移籍市場では獲得オファーには至らなかったが、同1部ラスパルマスが興味を示した。さらに、この半年で同国内における評価を高めており、念願の1部への移籍をかなえる可能性はある。
http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20170625-OHT1T50294.html
◆鹿島 OB大迫の前で2発!3連勝で3位に浮上(スポニチ)
明治安田生命J1第16節 鹿島2―0新潟 ( 2017年6月25日 カシマ )
鹿島はOBの日本代表FW大迫が観戦する前でリーグ戦3連勝を果たし、4位から3位に浮上した。
リーグ戦2試合連続のゴールとアシストで全2得点に絡んだFWペドロ・ジュニオールは「組織で点を取れている」と胸を張った。大岩監督就任後は公式戦4連勝だが、DF昌子は「“内容より結果”は今日で最後にしたい」と満足しなかった。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/06/26/kiji/20170625s00002000423000c.html
◆鹿島、新監督3連勝!昌子「7、8、9連勝と伸ばしていきたい」(サンスポ)
明治安田J1第16節(25日、鹿島2-0新潟、カシマ)鹿島・大岩監督の「相手はセットプレーの失点が多い。そこを狙う」という指示を完遂した。後半12分、MF小笠原の右CKをDF山本がヘディングシュート。こぼれ球をFWペドロジュニオールが左足で押し込み、2戦連続ゴールを決めた。同30分にはMFレアンドロが追加点を挙げ、2-0で勝利。5月31日の指揮官就任以降、負けなしのリーグ3連勝で、日本代表DF昌子は「7、8、9連勝と伸ばしていきたい」と話した。
http://www.sanspo.com/soccer/news/20170626/jle17062605010010-n1.html
◆鹿島3位浮上、ブラジルトリオの活躍で公式戦4連勝(ニッカン)
<明治安田生命J1:鹿島2-0新潟>◇第16節◇25日◇カシマ
鹿島アントラーズが“ブラジル人三役そろい踏み”で最下位のアルビレックス新潟に2-0と勝ち、3位に浮上した。大岩剛監督(45)就任後、天皇杯を含め公式戦4連勝となった。
後半12分のCK、FWペドロ・ジュニオール(30)が、DF山本脩斗(32)のヘディングシュートのこぼれ球に鋭く反応して左足で押し込み先制。同30分にはMFレアンドロ(24)がペドロ・ジュニオールのパスを、GKの動きを見てフワリと浮かす技あり弾で突き放した。5月14日の神戸戦(カシマ)で右膝半月板を損傷し、手術を受けたMFレオ・シルバ(31)も同36分から約1カ月ぶりに復帰し、今季初めて3人が同時にピッチに立って勝利に貢献した。
レオ・シルバは「関わってくれた全ての人に感謝。彼らの活躍はうれしいし、今の勢いの中で自分も負けないようにしたい」と笑顔。ペドロ・ジュニオールも「Jリーグにおいて、簡単に勝てる試合はない。ホーム、アウェー問わず、出来ていることを継続しないといけない」。首位柏レイソル戦(7月2日、柏)、4位ガンバ大阪戦(同5日、吹田S)と続く、上位陣とのアウェー3連戦でも、連勝継続を誓った。
https://www.nikkansports.com/soccer/news/1845919.html
◆鹿島が大岩体制3連勝!!最下位・新潟は今季2度目の4連敗…(ゲキサカ)
[6.25 J1第16節 鹿島2-0新潟 カシマ]
鹿島アントラーズはホームでアルビレックス新潟に2-0で勝利し、大岩剛新監督就任後、無傷の3連勝を飾った。一方、最下位の新潟は今季2度目の4連敗。呂比須ワグナー新監督の初陣こそ勝利を飾ったが、その後は4試合連続で勝ち点を挙げられずにいる。
前半はアウェーの新潟がリズムよく試合を進めた。前半23分、左クロスを逆サイドでおさめたMF矢野貴章がマイナスに落とし、MF加藤大が左足ミドルで狙ったが、クロスバーを直撃。同40分には左サイドからDF堀米悠斗がグラウンダーの鋭いクロスを入れ、矢野が飛び込んだが、わずかに届かず、前半はスコアレスで折り返した。
すると後半12分、劣勢だった鹿島がセットプレーを生かして先制する。MF小笠原満男の右CKからDF山本脩斗が打点の高いヘディングシュート。GK守田達弥が弾いたボールをゴールライン上の矢野が蹴り出そうとするが、クリアは小さくなり、目の前のFWペドロ・ジュニオールが左足で押し込んだ。
2試合連続ゴールとなったペドロ・ジュニオールはその後も躍動。後半25分、高い位置でDFソン・ジュフンからボールを奪ってそのままPA内に切れ込むが、右足のシュートはGK守田の好セーブに阻まれる。それでも同30分、中央をドリブルで持ち上がったペドロ・ジュニオールのスルーパスに抜け出したMFレアンドロが右足で流し込み、2-0とリードを広げた。
後半37分からは小笠原に代わって負傷明けのMFレオ・シルバが途中出場。左膝半月板を損傷した5月14日の神戸戦以来、4試合ぶりの復帰を古巣戦で果たし、2-0の完封勝利に貢献した。大岩監督就任後、3連勝と勢いに乗る鹿島に、頼もしいダイナモも復活。首位の座も射程圏内に捉え、王者が反攻体勢を整えつつある。
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?219690-219690-fl
◆堅守鹿島が零封3連勝 鹿島2-0新潟(茨城新聞)
明治安田J1第16節の鹿島は25日、カシマスタジアムでリーグ最下位の新潟に2-0で勝ち、今季2度目の3連勝を飾った。通算成績は10勝5敗、勝ち点30で暫定ながら3位に浮上した。
鹿島は後半12分、ペドロジュニオールのゴールで先制すると、同30分にもレアンドロが追加点を挙げて勝負を決定付けた。守備陣も奮闘し、今季6度目の無失点勝利を収めた。
鹿島の次節は7月2日、アウェーで首位の柏と対戦する。
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14984007421293
◆鹿島が大岩監督就任後3連勝! ペドロ&レアンドロ弾で新潟撃破(サッカーキング)
2017.06.25 18:30
県立カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ 2 終了 0 アルビレックス新潟
2017明治安田生命J1リーグ第15節が25日に行われ、鹿島アントラーズとアルビレックス新潟が対戦した。
前半22分、新潟が決定機を迎える。鹿島のクリアが中途半端になり、中央で待ち構える加藤大のもとへ。ダイレクトで打ったシュートはクロスバーを直撃。こぼれ玉をホニがヘディングで狙うがキーパー正面にいってしまい、先制はできなかった。
鹿島は圧倒的にボールを支配するが得点には結びつけられず、前半をスコアレスで終えた。
試合が動いたのは57分、鹿島が得たコーナーキックを山本脩斗が打点の高いヘディング。これは弾かれるがこぼれ球をペドロ・ジュニオールが押し込んでホームの鹿島が先制した。
攻める鹿島は75分に追加点。中央でペドロ・ジュニオールがドリブルを仕掛け、ペナルティエリア内にスルーパスを送る。抜け出したレアンドロが右足で冷静に流し込んでリードを拡げた。
新潟はカウンターを中心に反撃を試みるが、ロスタイム5分を含め鹿島がしっかりと守り切り、監督交代後3連勝を飾った。
次節、鹿島は7月2日にアウェイで柏レイソルと、新潟は1日にホームでジュビロ磐田と対戦する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 2-0 アルビレックス新潟
【得点者】
1-0 57分 ペドロ・ジュニオール(鹿島)
2-0 75分 レアンドロ(鹿島)
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170625/604745.html?cx_cat=page1
◆2017明治安田生命J1リーグ 第16節(オフィシャル)
明治安田J1 第16節
ペドロが2戦連発、レアンドロが今季4点目!鹿島が新潟を撃破、リーグ戦3連勝!
鹿島がホーム3連戦をゴールラッシュで締めくくった。J1第16節、アルビレックス新潟をカシマスタジアムに迎え撃つと、苦しんだ前半をスコアレスで終え、57分にペドロ ジュニオールのゴールで先制。75分にはレアンドロがゴールネットを揺らし、2-0と完封勝利を収めた。これで大岩監督就任後、公式戦4連勝。リーグ戦では3連勝で、勝ち点を30に伸ばして暫定3位に浮上した。
鹿島は4日前、天皇杯2回戦でJFLのFCマルヤス岡崎と対戦し、5-0と快勝。実に9名もの先発メンバー変更を施した指揮官の期待に、フレッシュなメンバーが応えてみせた。金森が加入後初得点、そしてルーキーの安部がプロ初得点を含む2ゴール。後半途中から公式戦初出場を果たした小田が正確なクロスでアシストを記録すれば、2年目の田中も巧みなボレーシュートで公式戦初ゴールを決めてみせた。常に難しい戦いを強いられる大会初戦で、輝かしい未来を感じさせるゴールラッシュ。連覇への道のりは会心の形でスタートした。
試合翌日のトレーニングから、チームは次なる戦いを見据えて準備を進めた。若武者たちの活躍が競争意識にさらなる刺激を与え、グラウンドは熱を帯びていく。23日に行われた紅白戦でも、指揮官へのアピールと戦術理解度の向上へ、激しいマッチアップが繰り返された。昌子は「剛さんは誰を起用するのかが難しいと思う。良い意味で監督を困らせたい。もっとポジション争いが増えれば、チームは強くなる」と、ポジション争いの激化を歓迎していた。
試合前日の最終調整を終え、大岩監督は「フラットに選手を見ているし、パフォーマンスが良ければ試合に絡んでいけるというのは普通のことだと思う。競争を促していきたい」と語った。選手たちの状態に手応えを掴んでいる指揮官は、その言葉通り、天皇杯2回戦で輝きを放った安部や金森をベンチ入りメンバーに加えた。先発メンバーの変更は植田以外の10名。GKにクォン スンテ、最終ラインには西と昌子、山本が復帰した。ボランチは三竿健斗と小笠原のコンビで、2列目には好調を維持するレアンドロと中村が並ぶ。そして前線では、土居とペドロ ジュニオールがゴールを狙う。ベンチには安部と金森のほか、GKの曽ケ端、伊東、遠藤、金崎が座った。そして、レオ シルバが待望の復帰。驚異的な回復力で古巣との一戦に臨む背番号4に、指揮官は「あれだけの選手なので信頼しているし、相当高いモチベーションだと思う。そこにも期待している」と、信頼を託していた。
曇り空に覆われた聖地に、続々と背番号12が足を運ぶ。ホームでの3連戦を、力強く勝利で締めくくるために――。アントラーズレッドのスタンドが、ウォーミングアップに姿を現した選手たちに情熱を降り注ぐ。大きなチームコール、そしてペドロや土居のゴールを渇望するチャントが鹿嶋の空に鳴り響いた。
18時33分、キックオフ。過去3試合同様、立ち上がりからアグレッシブな姿勢を前面に押し出したい鹿島だが、この夜は停滞感とともに時計の針を進めることとなった。なかなか前線でボールを収めることができず、リズムを作れない。ルーズボールの競り合いでも後手に回った印象で、次第に新潟に押し込まれることとなった。
最終ラインでのビルドアップに対し、新潟は早いタイミングでプレスをかけてきた。鹿島は自らのミスでボールを失う回数が増え、攻撃を組み立てることができなかった。昌子は試合後、「前半はかなり苦しかった」と振り返っている。事実、23分にはクロスの競り合いからこぼれたボールを拾われ、強烈なミドルシュートでゴールを脅かされている。クロスバーを直撃してピンチを逃れたものの、新潟に決定機を作られてしまった。
前半に3つのスコアを刻んだ過去3試合とは全く異なる試合内容。苦しんだことは確かだが、選手たちに焦りはなかった。中村は「シーズンを通してみれば、そういう試合もある。ネガティブに考える必要はない」と、冷静にプレーを続けていた。植田も「ゼロで抑えていればいいと思っていたので」と、反撃の時を待ちながら集中力を保ってエアバトルを繰り返していた。0-0。不完全燃焼の内容ではあったが、しかし最低限の任務である無失点で45分間を終えた。
ハーフタイム、指揮官は「もっと良いポジションからプレーを始めよう」と選手たちに告げたという。新潟のプレスに苦しんだ45分を経て、その守備網をかいくぐるためのプレーエリア選択を改善するよう、11人に指示を託した。そして始まった後半、立ち上がりの10分間は一進一退の展開となったが、背番号8の意欲的なチャレンジが歓喜を生むきっかけとなる。56分、ペナルティーエリア左角でパスを受けた土居が、鋭いドリブルでカットイン。ゴール正面へと突破すると、右足を振り抜いてゴールを狙った。相手DFのブロックに遭ってしまったが、このプレーで得た右CKから待望の瞬間が訪れることとなった。
57分、小笠原が右CKをゴール前へ蹴り込むと、ファーサイドで待っていた山本が打点の高いヘディングシュート。枠を捉えた一撃は相手DFに阻まれたが、抜け目なく獲物を狙っていた背番号7が誰よりも早く反応した。ペドロが左足で押し込み、ゴールネットを揺らす。1-0。リーグ戦2試合連続となる先制弾で、鹿島がリードを奪った。
苦しみながらもスコアレスの状態を保ち、セットプレーから均衡を破った鹿島。得点直後にピッチへ送り出された金崎が前線で身体を張り、チームの推進力となって追加点を狙っていく。次第に運動量が落ちた新潟に対し、69分にはペドロが最終ラインへのプレスとボール奪取から決定機を迎えるなど、鹿島は機を見た攻撃で牙を剥いた。
そして75分、2度目の歓喜はブラジル人コンビによってもたらされた。ペナルティーエリア手前までドリブルで突進したペドロがスルーパスを通すと、レアンドロが飛び出す。少し長くなったように見えたトラップ、しかし次の瞬間、背番号11は冷静かつ巧みにボールを浮かせた。相手GKをあざ笑うかのようなチップキック。2-0。J1最速での通算1450得点目となる追加点で、鹿島がリードを2点に広げた。
2点差をつけ、残りは15分。大岩監督は81分に小笠原に代えてレオを投入し、中盤に活力を注入する。待望の復帰を果たした背番号4とともに、鹿島は勝利へと突き進んでいった。88分には殊勲のペドロがベンチへ退き、遠藤がピッチへ。選手層の充実を感じさせる交代策を敢行し、あとはその時を待つのみだった。
3試合連続の歓喜が聖地を包む。3-0。公式戦4連勝、そしてリーグ戦では3連勝で暫定3位に浮上した。指揮官交代を経て迎えた6月を全勝で終え、鹿島はさらなる進化を期す。7月に待ち受けるのは険しき道のりだ。2日から12日まで、11日間でのアウェイ4連戦。まずは2日、J1第17節で柏レイソルと激突する。勝ち点差4で臨む、首位との大一番。勝利だけを目指し、チームはトレーニングを重ねていく。
【この試合のトピックス】
・大岩監督就任後、公式戦4連勝を飾った。
・J1での新潟戦は6試合負けなし、4連勝となった。ホームでは3試合負けなし。
・J1最速での通算1450得点に到達した。レアンドロの得点が節目のゴールとなった。
・レオ シルバが5月14日のJ1第11節神戸戦以来のメンバー入りを果たし、途中出場で復帰を果たした。
・ペドロがリーグ戦2試合連続のゴールを決め、今季の得点数を4とした。
・レアンドロが2試合ぶりの得点を記録。リーグ戦ここ5試合で4得点目を挙げた。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・ビルドアップの時、動き出しの量を増やし、もう少し外をうまく使いながら組み立てる事。
・状況判断をもっと早く。ボールをもらう前に次のイメージを持っておこう。
・ゴール前でもっとパワーを使い、積極的にシュートを打っていこう。
アルビレックス新潟:呂比須 ワグナー
・前半は良かった。守備は引き続き人に厳しく、早めに準備しよう。
・攻撃は慌てないこと。シュートは積極的に狙おう。
・後半、相手は激しく来るぞ。我々はもっと集中しよう。オーガナイズを忘れず、前へ向かおう。
[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
前半、新潟の前からのプレスがすばらしく、まともに受けてしまい、なかなかコントロールできなかった。ハーフタイムに修正した。後は選手交代も含めて、新潟のうまくいっていないところをうまく突けたのではないかと思う。
Q.ハーフタイムの指示は、具体的にはどんな内容だったか?
A. ビルドアップの部分。こちらのセンターバックとボランチの関係。中盤の選手に対しては、いいポジショニングからビルドアップに参加していこうと話した。
Q. 前半うまくいかないなかでゼロに抑えて勝利した意義は?
A. 「こういうゲームはシーズンのなかで必ずある」と試合後、選手たちに話した。相手も難しい状態でゲームに入ってきているので、アグレッシブに来る。後半、交代選手を含めてリアクションがよかったので、そこは評価していると伝えた。
Q. 監督に就任してからリーグ戦3連勝となったが、その感想とアウェイの連戦に向けて。
A. 連勝に関しては、意識していない。「次の1試合」というスタンスでやっている。アウェイの連戦に関しても、もちろん連戦のマネージメントは大事だが、まずはアウェイの柏戦に向けて、この一週間で準備してきたい。
アルビレックス新潟:呂比須 ワグナー
前半は非常によかった。今までで一番よかった試合かもしれない。チャンスも作り、ボールを回しながら攻めることもできた。ハイプレスもできたし、攻撃的には非常によかった。後半、立ち上がりすぐにチャンスがあった。なかなか決めることができず、セットプレーでやられてしまった。その後も選手たちは全力で走ってくれた。アントラーズは高い能力を持ったチーム。負けてしまったが、いい試合ができたと思う。次の磐田戦につながるはず。残念な結果であり、4連敗は非常に痛いが、立て直すためには練習するしかない。自分を信じること。ベストを尽くすこと。一つになって頑張っていきたい。
選手コメント
[試合後]
【ペドロ ジュニオール】
個人の力だけではなく、組織で点を取れている。今日の得点もCKから味方が競って、こぼれ球を良い形で押し込むことができた。今年はアウェイで結果が出て、ホームで結果が出ない時期が続いたけど、どちらでも結果を出せるようにしていきたい。
【レオ シルバ】
自分一人の力でピッチに戻ってきたわけではない。メディカルスタッフを中心にクラブ全体のサポートがあり、気にかけて声をかけてくれたサポーターの存在があって復帰できた。みんなに感謝したい。今日出場した時間は貴重なものになった。「大丈夫」ということをピッチで示せたし、プレーすることができて自信を深めることができた。
【昌子 源】
前半は苦しかった。相手がやりやすいような形で試合をしてしまったと思う。これで4連勝だけど、90分を通してずっと良い内容だった試合はなかった。内容も良くしていけるようにしないといけない。
【植田 直通】
前半は我慢して無失点で抑えていれば、前線が点を取ってくれると信じていた。セットプレーはチームとして狙っていた形を出せたと思う。これからまた連戦になるので、良い準備をしていきたい。
【中村 充孝】
前半は前線にうまくボールが入らなかったけど、シーズンを通してみればそういう試合もある。ネガティブに考える必要はなかった。セットプレーから点を取れて勢いが出たし、試合運びが楽になったと思う。
【三竿 健斗】
前半は相手が前からプレスに来ていた中で、中央でのプレーが増えてしまった。相手としても狙いやすかったと思う。もっとサイドに広げてから中央を使えれば良かった。フル出場が続いて、体力的にも慣れてきている。また次の試合に向けて一生懸命やるしかない。
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/52003
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