
日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年1月27日火曜日
◆柳沢、中田が引退後に古巣を選んだ意義とは。 ~選手第一の鹿島が育む帰属意識~(ナンバー)
'14年シーズン限りで現役を引退したベガルタ仙台の柳沢敦が古巣・鹿島アントラーズに戻って、トップチームのコーチに就任した。同じくスパイクを脱いだ中田浩二もクラブスタッフとして残るという。
アントラーズの黄金期を支えた2人の元日本代表が、育ったクラブでセカンドキャリアをスタートさせることにどのような意義があるのだろうか。
鹿島は「選手第一」をどこよりも実践してきたクラブだ。戦力外通告を極力出さず、たとえ戦力外となっても移籍先をクラブ主導で探してきた。また結果が出なくとも入団から3年はチャンスを与えるなどの基本スタンスを崩さないでいる。
クラブ側が選手を大切に扱うことによって、逆に選手たちのチームに対する「帰属意識」を導いてきた。一体感と結びつくことで獲得してきたタイトル数は、茨城の地方都市でありながらJリーグでトップ。それにまた柴崎岳、山村和也、植田直通ら有望な若手が毎年のように入団してくるのも、「選手を大切にする」クラブイメージと無関係ではないと思われる。海外のクラブに移籍した内田篤人や大迫勇也らは今なお鹿島に深い愛着があり、オフで帰国すれば挨拶に出向いていることもよく知られている。
「いずれはノンフットボールビジネスでも雇用を……」
クラブ側と選手の良好な関係。それが柳沢と中田の決断によってさらに強固なものになっていく。彼らほどのネームバリューがあれば、セカンドキャリアにはいくつかの選択肢があったに違いない。それでも鹿島で仕事をすることを選んだ。条件面、環境面を含めてオファーに魅力があったからに他ならず、セカンドキャリアを考える鹿島の選手たちの「帰属意識」をより高めていくことにもつながってくる。
鹿島の鈴木秀樹取締役事業部長は以前、クラブの将来像についてこう語っていた。
「鹿島でイベントがあれば今でもビスマルクやアルシンドたちが喜んで来てくれる。いずれはカシマスタジアムのノンフットボールビジネスなどで雇用を増やして、引退した選手やスタッフなど、アントラーズのファミリーがもっと働けるような環境をつくっていきたい」
引退後もここで働きたいと思えるクラブ。鹿島ではセカンドキャリアの環境づくりが、着々と進んでいる。
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