日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年3月29日火曜日
◆【U23】スポルティングと1-1ドロー、原川が同点PK弾(報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20160329-OHT1T50037.html
【リオ・マイオール(ポルトガル)28日=田中雄己】リオデジャネイロ五輪に出場するU―23(23歳以下)日本代表は、ポルトガル1部の強豪スポルティングに1―1で引き分けた。後半31分、MF原川力がPKを沈め、同点に追いついた。25日のU―23メキシコ代表戦から先発を6人変更するなど、様々な戦術やシステムを試した。
ポルトガル遠征集大成の一戦。遠征中に選手と面談を行うなど、1人ひとりの「世界」への意識も高めた手倉森誠監督(48)はU―23メキシコ代表戦から先発を6人変更。オナイウと金森の2トップの4―4―2でスタートし、「(25日の)メキシコ代表は60%くらいの状態だった。もっと厳しく来る」と送り出した。
スポルティングは2部リーグでプレーする若手中心のメンバー構成だったが、プレスに苦しみ、前半は0―1で折り返した。相手は190センチと188センチのセンターバック(CB)2人を筆頭に一回り以上体格が大きく、空中戦での勝機は薄い。そこで「高さ対策として必要になる」とCBの植田を右サイドバックで途中出場させるなど世界の強豪を想定した戦術も披露した。
後半はメキシコ戦で出場機会がなかったGK牲川も起用。遠征メンバー全22人を実戦で試した指揮官は試合後、「所属チームで出番が少ない選手を使おうと思った。ボールスピードが速く自分たちのミスで相手にリズムを与えてしまったが、こういう試合を経験をできたのはいいこと」と振り返った。アジアで経験できない戦いを財産に、5月下旬のトゥーロン国際大会(フランス)も含め、世界仕様のチームを作り上げていく。
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