日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年4月2日土曜日

◆【予想スタメン】鹿島との上位決戦に燃える川崎…故障者多く、指揮官の采配にも注目(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160401/426554.html



■川崎フロンターレ 代表戦で負傷の小林は出場濃厚、首位攻防戦へモチベーションは高い

 この鹿島戦、スタメンとしてピッチに立つ顔ぶれは、当日まで未知だ。

 ナビスコ杯を負傷で回避したメンバーの回復具合が芳しくないためだが、中でも痛いのが大島僚太の欠場だろう。ベストメンバーを組めない状態であるため、試合前々日の紅白戦で風間監督は「4-3-3」を中心とした布陣で、いくつかの選手の組み合わせをテスト。中盤では中村憲剛を軸にしながら、ネット、森谷賢太郎、狩野健太、谷口彰悟などの配置を試していたが、最適解を見つけられたかどうかは疑問。大久保嘉人も万全とは言いがたく、ベンチからスタートさせるオプションもありそうである。

 明るいニュースもある。日本代表を離脱した小林悠は、大事には至らず、週半ばから全体練習に合流。鹿島戦には問題なく出場できる見込みだ。「1位にいるとか関係なく、次の相手を倒すだけです。鹿島だから、というのはないですね」と意気込みも十分。さらに対人守備に優れた武岡優斗が戦列復帰しており、彼を右サイドバックで起用することで、エウシーニョを高い位置でプレーさせる可能性もありそうだ。

「鹿島とはいつも良い試合をしているイメージがある。常に立ちはだかってくるし、優勝するためにはこのチームに勝たないといけない」と中村憲剛は語気を強める。これまではボールを持てる展開だったが、鹿島相手には互いにボールを握り合う展開になるだろう。受け身になった時にどれだけ踏ん張れるか。チームとして試される一戦となる。(いしかわごう)

■川崎予想スタメン
4-4-2
GK
チョン・ソンリョン
DF
武岡優斗
奈良竜樹
エドゥアルド
車屋紳太郎
MF
エウシーニョ
谷口彰悟
中村憲剛
田坂祐介
FW
小林悠
大久保嘉人

■鹿島アントラーズ 代表帰りの植田、昌子らを軸に守備を立て直せるか

 J1リーグ戦中断期間中に行われたナビスコ杯で2連敗を喫した鹿島。U-23日本代表の一員としてポルトガル遠征に帯同した植田直通、A代表のW杯2次予選に招集された昌子源、金崎夢生の主力3人を欠いたとはいえ、想定外の結果となった。昌子は「代表組が戻ったから、すぐに勝てるようになるとか、そんなに簡単なものじゃない。ただ、自分たちが戻ることで、何とかチームを良い方向には向かわせたいとは思っている」と語るように、代表組の合流を転機にしたいところだ。

 相手は首位を走る川崎。これまで等々力では勝率が悪く、鹿島にとっては鬼門の一つに挙げられる。良い記憶がほとんどないが、メインスタンドを改装して迎えた2015年は勝利を収めており、外観が変化したことで選手が受けていた苦手意識にも変化があるのかもしれない。

 ナビスコ杯では2試合6失点と崩れたが、リーグ戦では4試合1失点と堅守を誇る。川崎のFW大久保嘉人、小林悠らの強力攻撃陣に、どこまでスキを与えない守備ができるか。そして、味方にゴールが生まれるまで、我慢できるかがポイントになるだろう。先に失点した場合、高い確率で複数失点につながった過去のデータもあるだけに、先手が物を言う試合になるはずだ。

 ナビスコ杯の2試合でミスが目立った柴崎岳や、連敗中の重い空気など、リーグ戦が中断していた2週間で心配な点が増えたのは事実。ただ、悪いことばかりではない。ナビスコ杯でセンターバックを経験した西大伍の守備意識に変化が見られ、主戦場の右サイドバックに戻ってからも、守備で生かされるだろう。

 首位攻防戦。1stステージ制覇へ向け、鹿島にとっては負けられない試合になる。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
植田直通
昌子源
山本脩斗
MF
鈴木優磨
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
金崎夢生
赤崎秀平

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