日刊鹿島アントラーズニュース
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2021年5月23日日曜日
◆鳥栖、終盤の逆転弾で公式戦5試合ぶりの勝利! 鹿島は相馬体制で初黒星(サッカーキング)
22日に明治安田生命J1リーグ第15節が行われ、サガン鳥栖と鹿島アントラーズが対戦した。
現在3位につける鳥栖だが、リーグ戦はここ2試合で2分けと勝利から遠ざかっている状況。対する鹿島はリーグ戦4連勝中で、相馬直樹監督就任後は公式戦10試合で負けがない(6勝4分)。順位も6位まで上げてきており、さらなる連勝を重ねられるのか注目が集まる試合となった。
最初のチャンスは鳥栖だった。8分、敵陣ペナルティエリア中央でFW山下敬大がボールを落とすと、MF仙頭啓矢がペナルティアーク付近から左足でシュートを放つ。しかしこれは鹿島のGK沖悠哉が好セーブを見せ得点とはならず。
すると14分、鹿島が先制に成功する。センターサークル付近でMF三竿健斗がファウルを受けると、素早いリスタートで縦パスをMF土居聖真へ。土居は前線へスルーパスを出し、動き出していたMF松村優太がペナルティエリア右から右足を振り抜いた。ボールは対峙した相手DFに当たりコースが変わるとゴールネットに吸い込まれ、スコアは0-1となる。
その後、ホームの鳥栖がボールを保持する展開となるも、鹿島が組織的な守備で得点を許さず。逆に鹿島は45分にFW白崎凌兵がクロスバーを叩くヘディングシュートで相手ゴールを襲う。それでもスコアは動かず、試合は0-1でハーフタイムを迎える。
迎えた後半、開始早々に鳥栖が同点に追いつく。MF中野嘉大が敵陣深く左サイドでボールを持ち縦に仕掛けると、左足で低く鋭いクロスを供給。ボールに対して沖が反応を見せるが、ゴール前にこぼれたボールを山下が左足で押し込んだ。山下のリーグ8得点目で試合は同点となる。
その後両チームともに一進一退の攻防を見せ、決定的なチャンスを許さない引き締まった展開に。それでも次のチャンスは鳥栖だった。71分、途中出場でピッチに立っていたFW林大地が敵陣ペナルティエリア左手前でボールを持つと、右足で強烈なミドルシュート。ボールはニアサイドを鋭く襲うが、沖が好セーブでゴールを死守する。鳥栖は75分にも敵陣深く左サイドを突き、マイナスのクロスからMF樋口雄太が右足でシュートを放つも、ボールは枠を捉えられない。
それでも79分、ついに鳥栖が逆転に成功する。敵陣深く左サイドでボールを奪ったMF小屋松知哉が浮き球のクロスを供給。これは一度ファーサイドへと流れるが、仙頭が巧みなボールコントロールを見せると、マイナス方向へラストパスを送る。これに反応した樋口が右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。スコアは2-1となる。
得点を目指す鹿島はアディショナルタイムにかけて猛攻を見せるが、鳥栖は粘り強い守備でゴールを許さず、結局試合はこのままタイムアップ。逆転勝利を飾った鳥栖は、公式戦5試合ぶりの白星を手にした。一方の鹿島はリーグ戦の連勝が4でストップするとともに、相馬監督の下で公式戦初の黒星を喫している。
【スコア】
サガン鳥栖 2-1 鹿島アントラーズ
【得点者】
0-1 14分 松村優太(鹿島アントラーズ)
1-1 50分 山下敬大(サガン鳥栖)
2-1 79分 樋口雄太(サガン鳥栖)
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