
日刊鹿島アントラーズニュース
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2022年3月4日金曜日
◆【番記者の視点】鹿島の岩政コーチが敗戦後、言いよどんだ「軽いプレー」の真意を読み解く(報知)
◆YBCルヴァン杯 ▽1次リーグA組2節 鹿島0―1C大阪(2日・カシマスタジアム)
岩政コーチは言いかけて、やめた。リーグ第2節の川崎戦と同様に序盤に失点し、後半に盛り返したが、決め手を欠いて敗れたC大阪戦。試合後の会見で「試合の入りの悪さの理由は。個人の問題か」という質問に、同コーチは「チームとしての狙いを出せている場面もあった。プレスも狙っている形、狙っているところに誘い込んで、ある程度はできていた。個人というわけではないが、軽いプレー…」と核心に入ろうとしたところで、考え込んだ。「ここ(会見、メディアの前)では、言い方が難しい」とそれ以上踏み込まなかった。
一般的に「軽い」は、ヒールパスのような確実性が担保されないプレーを指す。そして、相手を簡単に離す守備。罠(わな)に気づかず、飛び込んでしまうプレーに対して聞くこともある。この試合でまったくなかったわけではないが、真っ先に挙げる敗因には感じなかった。岩政コーチはそれを口にしながらも、世間に浸透する印象とは異なる形で用いたからやめたのではないか。前試合の川崎戦後の発言が意図しない形で伝わったばかり。慎重になるのも無理はない。
では「軽いプレー」は何を指すのか。無得点に終わった攻撃について問われた回答にヒントを見た。同コーチは「おそらく心の問題が一番大きいと思っている。(結果が出ないこと、序盤で失点することで)前向きな気持ちを失わせて、最後の迫力につながっていない。一つのゴール、勝利でしかひっくり返せないと思うので辛抱強くやっていく」と指摘した。
川崎戦を経て、助っ人のキム・ミンテは自信を失っていることが伝わってきた。アピールが必要な染野唯月はノーミスの無難さよりも、トライを期待されていたはず。昨年体調を崩したエヴェラウドもまだ復調過程。それぞれ違った状況はあるが、ディエゴ・ピトゥカは「まずは姿勢を改善する必要がある。自分がビッグクラブでプレーしていることを自覚すること。そして主導権を握り、積極的にやる。その姿勢を改善していかないといけない」と求めた。
私は取材を通して「軽いプレー」は「信じる心の重さ」を指していると理解することにした。同コーチが言うように、結果が一番の特効薬ではあるが、結果は向こうからやってくるものではない。次戦の柏戦まで中3日。つかみ取る準備ができるかが、大事になる。(内田 知宏)
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