アラビアン・ガルフ・リーグ(UAE1部)のアル・アインに所属するブラジル人MFカイオに、ヨーロッパの複数クラブが関心を示しているようだ。
カイオは2014年から2016年6月まで鹿島アントラーズで活躍した。その後アル・アインに移籍した同選手は、今月12日から22日にかけて行われたFIFAクラブワールドカップ2018に出場。開催国王者ながら準優勝する快進撃を見せ、カイオも準決勝で1ゴールを挙げて大会のシルバーボール賞に輝いていた。この活躍を受けて、ヨーロッパのクラブがカイオに注目している模様だ。
21日のスペイン紙『アス』によると、ベンフィカが1月から始まる冬の移籍市場でカイオの獲得に乗り出す可能性があるという。既にベンフィカのフロントがカイオの代理人と交渉を行っているとも報じられており、ベンフィカは120万ユーロ(約1億6000万円)の年棒を提示したという。しかし、この額は現在のカイオの年棒の約半額になっているようだ。
また、23日のスペインメディア『ドン・バロン』によると、バレンシアもカイオに関心を持っているという。しかし、ベンフィカと同様に現在カイオが受け取っている高額な年棒がバレンシアの懸念点となっているようだ。
カイオは来年6月にアル・アインとの契約が満了を迎えるため、フリートランスファーでの移籍が可能となる。果たして、カイオのヨーロッパ挑戦は実現するのだろうか。去就に注目が集まっている。
◆元鹿島のカイオ、クラブW杯の活躍で欧州が注目…ベンフィカらが関心(サッカーキング)