サッカーJ1、鹿島アントラーズのホーム開幕戦となった25日、茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムの観客席では全席での声を出しての応援が3年ぶりに行われ、2万8000人余りのサポーターが大きな声援を送りました。
Jリーグは昨シーズン、新型コロナの感染対策で観客席で声を出して応援できるエリアを制限してきましたが、今シーズンはすべての席で声出し応援ができるようになりました。
ただ、周りの人との距離が2メートル以上ある場合を除いてマスクの着用を求められています。
こうしたなか、25日鹿嶋市のカシマスタジアムでは、J1、鹿島アントラーズのホーム開幕戦が行われ、川崎フロンターレと対戦しました。
4万人を収容できるスタジアムには2万8600人余りのサポーターが集まり全ての席での声出し応援は、3年ぶりとなります。
客席ではマスクをつけた人たちなどが、応援の太鼓のリズムや手拍子にあわせながら選手たちに大きな声援を送り会場を沸かせていました。
会場を訪れた鉾田市の40代の男性は「全然違いますね。やっぱり声出しができるほうが楽しいです」と話していました。
土浦市の50代の男性は「去年やおととしは、ありえなかったので、感動しました。声は、レッツゴー知念とか、選手の名前を入れて応援しました」と話していました。
土浦市の10代の男の子は「熱気を感じました。届いてる感じはしました。また見に来たいです」と話していました。
千葉市の40代の父親は「声出し応援があると迫力が全然違います。選手と一体感がもてました」と話していました。
千葉市の12歳の男の子は「声を出せなかった時期はシーンとしていて、声出し応援があるから選手たちもうれしいんじゃないかなと思いました。盛り上がって、すごくおもしろかったです」と話していました。
Jリーグでは、観客の応援について、政府の方針を踏まえて来月13日から声出し応援をする際のマスクの着用も個人の判断に委ねる方針を明らかにしています。
◆アントラーズ ホーム開幕戦 スタジアムで3年ぶり声出し応援(NHK)