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J1鹿島がJ2千葉から期限付き移籍で獲得したMFジャイール(25)が12日、クラブハウスで取材に応じた。ジャイールは「いずれ鹿島でプレーしたいと思っていた」と念願がかなったことに感謝し「自分が持っている力以上のプレーを見せられるよう励みたい」と抱負を語った。
「中盤から前に掛けてどこでもプレーできる」。179センチ、76キロの均整の取れた体格のブラジル人は、複数のポジションをこなす能力をアピールする。もともとは「左ウイング」が持ち場で、パス供給や組み立て、ゴールに向かう縦のスピードが魅力だ。セットプレーのキッカーも務める。
2013年は千葉で6月までプレーし、リーグ戦16試合に出場して4得点を挙げた。本人の話では、アラブ首長国連邦(UAE)のクラブに期限付き移籍後は16試合に出場し8得点6アシストを記録した。攻撃的な能力は高そうだ。
鹿島では、現在豊川が先発し中村が控える左の攻撃的MFが適所か。チャンスメークや得点力に加え、守備でも貢献が求められるが「韓国や日本でもプレーした。よく承知している」と不安は感じていない様子だ。
最後の試合出場は約1カ月前だったといい、現在の状態は「70パーセント」。「チームメートの特長やプレースタイル、戦術を理解しないといけない。いいコンディションにもっていくには多少時間が必要だ」とも話した。
鹿島は大迫の海外移籍による得点力低下の懸念を抱える。得点に絡む仕事が期待される新戦力は「シーズンを通してコンスタントに結果を出していくことが大事」と活躍を誓った。