http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20141204-OHT1T50290.html
プロ2年目の鹿島FW豊川雄太(20)が大一番で先発に抜てきされる可能性が出てきた。逆転優勝の可能性が残る最終節・鳥栖戦(6日・カシマ)。出場停止のFWカイオに代わり、3試合ぶりに先発のチャンスが巡ってきそうだ。「出たら出たで結果を出して良い戦いをして、この1年を終わりたい」と意気込んだ。
4日には公私で付き合いのあったDF中田浩二(35)が今季限りの引退を表明した。「プライベートでもお世話になった」。今季ベンチ外が続いた夏頃には食事をともにするなど、相談にも乗ってくれた大先輩。日々の練習後にもプレー面での助言も受けた。「この2年間で成長した姿を見せたい」という思いは強い。
鳥栖は今季のアウェー戦(3月15日)で、プロ初得点を記録した相手でもある。「鳥栖戦は気持ち的にも良いイメージ。走り負けない。気持ちで負けないこと」。逆転Vには鹿島の勝利が最低条件で、G大阪、浦和が引き分け以下に終わって初めて可能性が出てくる。条件は厳しいが、豊川は勝利へ気持ちを集中してピッチに立つ。
◆豊川 雄太(とよかわ・ゆうた)1994年9月9日、熊本県生まれ。20歳。熊本・大津高卒業後、13年に鹿島入団。縦への突破力を武器とするFW。プロ2年目の今季、開幕戦でスタメンで起用されると、第3節・鳥栖戦(3月15日)でプロ初ゴール。リオ五輪を目指すU―21日本代表候補。趣味はダーツ。Jリーグ通算16試合2得点。173センチ、62キロ。