日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年2月6日金曜日

◆元鹿島監督オリヴェイラ氏「日本代表監督は夢だった」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20150205-OHT1T50079.html



【サンパウロ(ブラジル)4日=沢田啓明】日本代表の新監督候補に挙がるオズワルド・オリヴェイラ氏(64)が4日、現在指揮する同国1部パルメイラスの練習後に「まだオファーは来ていないが、話し合う用意はある」と明言した。J1鹿島を率いて3連覇した名将は「日本代表を率いるのは昔からの夢だった」とも話した。一方、日本サッカー協会は、3日に解任したハビエル・アギーレ前監督(56)の後任選定に向けた緊急会議を6日に開催することが分かった。

 日本を知り尽くしている名将は笑顔だった。パルメイラスのオリヴェイラ監督は言い切った。

 「(日本協会からの)コンタクトはまだ何もない。ただし、もしも話があれば交渉する用意はある」

 さらに続けた。

 「日本代表監督になるのは、僕の昔からの夢だった」

 ピンチに立たされている日本サッカー界の救世主になる―。そんな情熱も披露した。

 07年に鹿島の監督に就任すると、1年目からJ1を3年連続制覇。09年の17戦連続不敗は当時のJ1記録だった。天皇杯は07、10年度に優勝し、ナビスコ杯も最終年の11年に制し、日本の主要タイトルを6つも獲得。来日前の経歴も輝かしい。母国の強豪コリンチャンスを、00年の第1回世界クラブ選手権(現クラブW杯)優勝に導いた。

 現在はブラジル1部でサンパウロ市に本拠を置く名門パルメイラスを指揮している。契約途中での“引き抜き”だけに違約金が発生するのは確実。ただし関係者によれば、オリヴェイラ監督の年俸480万レアル(約2億640万円)の1か月分、つまり40万レアル(約1720万円)を払えば、フリーの立場で交渉可能となるという。

 南アフリカW杯後の2010年にも「サムライブルー」を率いる覚悟、そして自信を持っていたという。しかし、交渉を待っていたものの、イタリア出身のザッケローニ氏に決定。家族も日本びいきと伝えられるだけに、「あの時はガッカリしたよ」と振り返った。

 サッカー選手としての経験はなく、大学を卒業後にフィジカルコーチやアシスタントコーチを経て、監督になった。さまざまな形で優勝をもたらす指揮官は「オズの魔法使い」と呼ばれる。オリヴェイラ氏なら日本代表に、マジックをもたらしてくれるかもしれない。

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