ブンデスリーガ2部第5節でFW宇佐美貴史の所属するデュッセルドルフと、DF内田篤人の所属するウニオン・ベルリンが対戦した。今夏2部へと移籍した宇佐美と内田はともにベンチスタートとなった。
そして #宇佐美貴史 選手と #内田篤人 選手も再会🇯🇵😊— Fortuna Düsseldorf (@F95_jp) 2017年9月10日
お互いの健闘を誓い合ってそれぞれのロッカールームへ別れました😄🙌🙌 #f95 #f95_jp #日本人対決 pic.twitter.com/AFNWkFfoCZ
開幕から無敗をキープしている両者の試合は17分、ホームのデュッセルドルフが先制に成功する。左CKのこぼれ球をペナルティエリア内中央のマルセル・ゾボトカが右足でゴール左隅に押し込み、先制点を挙げた。
失点を喫したウニオンは攻勢に出たものの、反撃にはつながらず、流れは再びデュッセルドルフに。27分、右サイドでパスを受けたベニト・ラマンがドリブルで中央に切り込んで左足を振り抜くが、これはわずかに枠の右。29分には、高い位置でボールを奪ったゾボトカがドリブルで持ち上がり、エリア内からシュートを放つが、相手GKのセーブに阻まれた。
ウニオンは1点ビハインドで折り返したが、69分に試合を振り出しに戻す。右CKで、内田のライバルである右サイドバックのクリストファー・トリメルが中央にボールを供給。これにダミル・クライラフが頭で合わせると、シュートは左ポストを叩き、ゴールネットを揺らした。
デュッセルドルフは74分、ラマンを下げて宇佐美を投入。ウニオンは75分、アカキ・ゴギアを下げて内田を送り出す。宇佐美と内田が新天地デビューを飾り、日本人対決が実現した。
すると78分、エリア内右でパスを受けた内田が華麗なターンから中央へ折り返し。これが相手DFカーン・アイハンのオウンゴールを誘い、ウニオンが逆転に成功した。
デュッセルドルフは83分、宇佐美がエリア内右から鋭いグラウンダーのクロスを送るが、これは相手GKにキャッチされる。それでも84分、ロングスローのクリアボールにエリア内中央の宇佐美が反応。右足ダイレクトボレーを叩き込み、同点ゴールを奪った。
さらに終了間際の90分、デュッセルドルフはフロリアン・ノイハウスが右足ミドルシュートを決め、劇的ゴールで勝ち越しに成功。このままタイムアップを迎え、デュッセルドルフが3-2で勝利し、4連勝を飾った。一方のウニオンは今シーズン初黒星となった。なお、宇佐美は74分からの出場で移籍後初ゴールを記録。内田は75分から出場し、オウンゴールを誘発する活躍を見せた。
デュッセルドルフは次節、17日に敵地でグロイター・フュルトと対戦。ウニオンは15日にアイントラハト・ブラウンシュヴァイクをホームに迎える。
【スコア】
デュッセルドルフ 3-2 ウニオン・ベルリン
【得点者】
1-0 17分 マルセル・ゾボトカ(デュッセルドルフ)
1-1 69分 ダミル・クライラフ(ウニオン)
1-2 78分 オウンゴール(カーン・アイハン)(ウニオン)
2-2 84分 宇佐美貴史(デュッセルドルフ)
3-2 90分 フロリアン・ノイハウス(デュッセルドルフ)
内田がオウンゴール誘発!宇佐美が移籍後初弾!…両者の鮮烈デビュー戦は劇的決着