試合をコントロールできていないと批判
15日にクラブワールドカップ準々決勝でメキシコのグアダラハラを撃破した鹿島アントラーズは、19日に2年前の決勝で敗れたレアル・マドリードと対戦する。当然各選手のプロフィールではレアルの方が上となるわけだが、2年前と今のレアルでは状況が異なる。
重要なクラブワールドカップ準決勝を前に不安を指摘しているのはスペイン『MARCA』だ。
成績不振を理由に解任されたフレン・ロペテギに代わって指揮を執るサンティアゴ・ソラーリは就任から11戦9勝2敗とまずまずの結果を残しており、スペイン国王杯も危なげなく次のラウンドに進み、チャンピオンズリーグでも無事グループステージを突破した。結果だけを見ればソラーリは十分な仕事をしていると言えよう。
しかし、同メディアは全てが盤石というわけではないと警告している。勝ってはいるものの、試合を十分にコントロールできていないと問題視されているのだ。特に直近3試合はウエスカに1-0、チャンピオンズリーグでCSKAモスクワに0-3で完敗、ラージョ・バジェカーノ戦は1-0と、どこかスッキリしない結果だ。
ウエスカ、ラージョは完全な格下だが、2試合ともレアルのシュート数は一桁となっている。これはクリスティアーノ・ロナウドがいた頃のレアルでは考えにくい事態だ。得点力は2年前のクラブワールドカップ決勝に比べて明らかに劣っている。
同メディアはインテンシティも不足し、ゲームをコントロールできていないと直近3試合の内容を厳しく批判している。ポゼッションを軸とする分かりやすいサッカーをしていたロペテギに比べて、ソラーリの独自色が薄いところも問題視されているようだ。鹿島にも付け入る隙はあるはずで、今なら2年前のリベンジは可能かもしれない。
◆今のレアルなら鹿島にチャンスあり? 11戦9勝でも止まぬ欧州王者への批判(the WORLD)