http://www.sanspo.com/soccer/news/20131201/jle13120105160011-n1.html
J1第33節(30日、C大阪1-2鹿島、長居)これが“16冠”のチームの底力だ。鹿島が伝統の勝負強さを発揮し、C大阪との上位対決を制した。先制点で勝利に貢献した日本代表FW大迫勇也(23)は「ボールを触る回数は今年で一番少なかったけど、我慢して、耐えて、取るところで取れば勝てると思っていた」と胸を張った。
前半25分だ。左CKをDF岩政が頭で落とし、混戦の中で大迫が右足でシュート。相手を背負いながらも決めきる力強いプレーでゴールを決めた。同38分には日本代表で1トップを争うFW柿谷も負けじと得点して同点に追いつかれるも、後半40分にMF中村の勝ち越し弾で勝負あり。守備に回る苦しい時間帯が増えても慌てず、試合巧者ぶりを発揮した。
得失点差は9と大きく開くが、首位の横浜Mに勝ち点3差の3位に浮上し、逆転優勝の可能性を残した。大迫は「(広島戦は)超攻撃的にいく。優勝を狙うしかないでしょ」と力強く宣言。最終節の広島戦(カシマ)に勝てば2位以上となり、3年ぶりにACLの出場権も手にする。常勝軍団が最後まで死力を尽くす。