日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年7月17日金曜日
◇清水GK杉山が殊勲のPKストップ…チームは10戦ぶり無失点で年間最下位を脱出(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20150716/331080.html
PKセーブでチームの勝ち点1獲得に貢献した杉山 [写真]=春木睦子
文=青山知雄
チームを救う殊勲のPKストップだった。
開幕戦でヴィッセル神戸に0-5と大敗した清水エスパルスは、15日に行われた明治安田生命J1リーグ2ndステージ第2節で鹿島アントラーズと対戦。大きな危機感を抱いて敵地に乗り込んだ清水は割り切ったサッカーで守備に徹し、スコアレスドローで勝ち点1を手にした。
試合の行方を分けたのは71分だった。カルフィン・ヨン・ア・ピンが土居聖真を倒してPKを与えてしまうが、小笠原満男のキックをGK杉山力裕が横っ飛びでセーブ。大榎克己監督が「神がかり的なビッグセーブをしてくれた」と振り返った守護神の活躍で難を逃れることに成功する。
チーム全員が体を張ったディフェンスを見せる中でのファインセーブ。「食事時間に相手チームの全得点と全失点をまとめた映像を流していて、小笠原選手がサンフレッチェ広島戦でPKを決めたシーンも見ていました。その時も今日と同じ方向に蹴っていたので、相手のクセはそんなに深く考えないようにしていましたけど、そっちに蹴るかなと思って、それを誘い込めるようにとにかく最後までガマンしていました」と冷静な口調で振り返っていた。そしてPKストップ後に本田拓也が見せたクリアについても「自分が止めたあとにタクさんがしっかりカバーしてくれた。細かいところだけど、ああいうところも大きかった」とチームメートの助けに触れることも忘れなかった。
大敗した神戸戦のスタメンから4人を入れ替えて臨んだ鹿島戦。その一人が杉山だった。個人的には0-4で敗れた1st第13節湘南ベルマーレ戦以来の出場機会となったが、大榎監督が「出番がない時からずっと努力を続けてきて、それが今日の活躍につながった」と評価したとおり、地道な取り組みが結果に結びついた形だ。
2004年に静岡学園高から川崎フロンターレへ加入し、今シーズンから清水に完全移籍していた杉山にとっては、幼少期から慣れ親しんだ地での新たな勝負。「早い時間にボールを触れたことで、意外にすんなり入ることができた。一瞬一瞬を楽しみながらやれました。中高とPKで勝つことがあったので、苦手意識はなかった」と久々の出場機会にも冷静なプレーを披露できた裏側を明らかにした。
チームはこれで1stステージから続くリーグ戦の連敗をひとまず4で止め、年間順位で最下位を脱出。大榎監督は「厳しい試合だったが、選手たちが体を張ってゼロで抑えてくれた。この勝ち点1はすごく大きい。気持ちを切らさずに次の試合に向かいたい」とさらなる巻き返しに力を込めて会見を締めくくった。
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