◆◆ワールドサッカーダイジェスト / 2019年11月7日号
松本――前半は攻守ともに見事な出来!
MF
20 杉本太郎 6.5
古巣をホームに迎えての一戦。相手DFの近くで受けるだけでなく、背後への積極的なスプリントも見られ、成長を感じさせた。
鹿島――試合の入り方の粗末さが結果に響く
【チーム採点・寸評】
鹿島 5
首位らしからぬ消極的な試合。シャーレを掲げたいのであれば、故障者続きの苦境とはいえ、勝点3を奪わなければならなかった。
【鹿島|採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 6
枠内に飛んできたシュートは、ほとんどきっちり弾き出す安定のプレーぶり。鼻先で軌道を変えられた失点は責められないだろう。
DF
2 内田篤人 5(HT OUT)
キャプテンマークを巻いてピッチに立ったのはいいものの、プレーで存在感を示すシーンは皆無。前半限りで交代となった。
27 ブエノ 6
強い身体を活かし、前への推進力で持ち味を発揮した。流れのなかからは目立った穴は空けず、ビルドアップでも一定のクオリティを発揮した。
5 チョン・スンヒョン 6
高さをフル活用して相手のロングボールをことごとく遮断。足元の攻防でも後手を踏む場面は少なく、及第点の働きを見せた。
26 小池裕太 5.5
27回のスプリントで左サイドからチャンスメークはしたが、クロスの精度を欠く。スコアを動かすまでの働きはできなかった。
MF
30 名古新太郎 5(89分OUT)
4試合ぶりの先発でボランチの一角を務めた。効果的なボールを供給するシーンは少なく、存在感が希薄だったのは否めない。
37 小泉 慶 5.5
前半はボランチの一角、後半は右サイドバックにスライド。ややエネルギッシュさに欠けた印象は否めない。
25 遠藤 康 5(79分OUT)
絞ってボールを受けるまではいい。ただ、その後のプレーで違いを見せられたかというと、残念ながら疑問符がついてしまう。
41 白崎凌兵 5
オーバーワークで疲労が蓄積している影響なのか、オン・オフともに消えていた印象が拭えない。本来の輝きを放つことはなかった。
鹿島――2試合ぶりの先発となった上田が動き出しで違いを見せる
FW
8 土居聖真 5.5
とくに後半は下がってボールを受ける場面が目立ったものの、そこから効果的な攻撃を繰り出せたかと言えば微妙。今ひとつだった。
36 上田綺世 6.5
2試合ぶりの先発。CK時に相手DFのマークを外すプレーは見事で、自ら得たPKを冷静に決める胆力も並外れたものがある。
交代出場
MF
6 永木亮太 6.5(HT IN)
後半開始から投入され、中盤で存在感を発揮。主導権を一気に奪還する原動力となったのは間違いないだろう。
MF
11 レアンドロ ―(79分IN)
精彩を欠いていた遠藤に替わって起用された。松本の守備陣に警戒感は抱かせたが、勝ち越しに貢献することはできなかった。
MF
19 山口一真 ―(89分IN)
終了間際に3枚目のカードとして投入されたものの、ボールに関与するプレーはほとんどなし。
監督
大岩 剛 5
故障者続出で台所が厳しいことには同情するが、それにしても試合の入り方が悪かった。後半で修正したのは評価したいが、勝ち越せなかったのは痛い。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部