J1鹿島のDF犬飼智也(28)が若手の台頭を力に変える。チームは4日、次節6日のルヴァン杯プレーオフ第2戦の清水戦(カシマスタジアム)に向けて鹿嶋市内で調整した。2日の第1戦は大卒1年目のDF林尚輝(22)のプロ初ゴールで先勝。同じセンターバックの後輩の活躍に、犬飼は「まず、うれしかったです。試合を通していいプレーをしていた。自分も負けないように」と、十分な刺激をもらった。
先月14日の徳島戦から、中2~3日で続いた怒濤(どとう)の15連戦最後の一戦となる。2日の清水戦は前節のリーグ川崎F戦から先発全11人を入れ替えるなど、ターンオーバーを駆使しながら連戦をここまで2敗で乗り越えてきた。その要因を犬飼は「練習中から激しさ、厳しさが自然と出ている。若手に負けない気持ちでやっているし、若手も若手で試合に出ようとしている」と、激しいチーム内競争が一助となってきた。
2月の開幕戦ではホームで先制しながら、1―3と逆転負けを喫した。開幕ダッシュに失敗するきっかけとなった敗戦だけに、巡ってきたホームでのリベンジマッチに燃えないはずはない。「自分たちがやってきたのはアクションを起こして、勇気を持って前に出たり。そういうところ。ルヴァンで先に勝ち点は取っているが、それを守りにいかず普段のように前へ行く姿勢をみせたい」と雪辱を誓った。
◆鹿島・犬飼 若手の台頭に刺激「負けない気持ちでやっている」(スポニチ)