J1の第26節が行われ、鹿島はFW鈴木優磨(22)の後半ロスタイム弾で湘南を2―1で下した。
後半22分に投入された鈴木が、公式戦8試合ぶりとなる得点で劇的勝利に導いた。1―1の終了間際、DF西からのクロスを頭で合わせた。「最近点を取ってなかったので。この間ルヴァン杯でもいい試合をしたので、何としても今日の試合に勝って勢いを継続させたかった」。ネットを揺らすと両手を横に広げて右のコーナーフラッグ付近へとダッシュ。ゴール裏から降り注ぐ大歓声を浴びて破顔した。
西からのクロスは、ピッチに投入された時に自ら「俺に上げてくれ」と要求したものだった。「大伍(西)さんが蹴った空間には自分しか触れる人がいないと分かっていた。いいボールが来たので。点で合った」。右サイド後方からのクロスに、ゴール前で反応してきっちりと合わせた。チームは18日のACL天津権健戦に向け、15日早朝にマカオへと出発。ハードな過密日程の中、勢いをもたらす貴重なゴールとなった。
◆鹿島・鈴木 途中出場で決勝弾!公式戦8試合ぶりゴールに笑顔(スポニチ)