日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年5月4日火曜日

◆【鹿島】新加入カイキが決意「パワーとスピード、得点力が武器」。福岡のグローリから日本の情報収集(サカノワ)






経験豊富なウインガー、鹿島の勢いを加速させられるか。「チームとしてやるべきことをまっとうしながら、自分の色を出したい」


 J1リーグ鹿島アントラーズに加入したブラジル人MFアルトゥール・カイキが5月3日、オンラインによる取材に応じ、「僕はパワーとスピード、それに得点力が武器」「チームとしてやるべきことをまっとうしながら、自分の色を出せれば」と意欲を口にした。

 4月7日に来日したカイキは、Jリーグバブル(福島県のJヴィレッジにて宿泊施設と練習を一括管理)での14日間の待期期間と繰り返し実施されたPCR検査を経て合流。チームメイトとともにトレーニングを重ね、次第にコンディションを高めてきた。

「ずっと準備をしてきました。Jリーグバブルにいる間もギリュルメ・フィジカルコーチとオンラインでの個別練習もしてきました。一人なので気持ちの面の問題はありましたが、そこで真剣に取り組んできました。やっとみんなと顔を合わせて一緒に練習できたので、非常に嬉しいです。1日も早くコンディションを戻し、監督から選ばれる選手の一人になっていければと思います」

 5月5日のアウェーでのルヴァンカップ・グループステージ5節、アビスパ福岡戦でのメンバー入りはあるのか。期待も膨らむ。

「監督の話を聞いていて、攻撃の選手であっても守備のサポートをすることが必要だとよく分かり、自分はキャリアの中でもそういった意識をしてプレーしてきました。出場する機会があれば、そういったチームとしてやるべきことをまっとうしながら、自分の色を出せればと思います」

 また、Jリーグでプレーする選手の中で、その福岡に在籍するドウグラス・グローリとはシャペコエンセ、ロンドリーナで元チームメイトだった。今回の移籍に際し、Jリーグについての話を聞いてきたそうだ。

「ちょうど水曜日に対戦するアビスパのグローリー選手からは直接(日本に関する)いろいろな話を聞いてきました。またレオ(・シルバ)との共通の友人もいて情報を得てきました。ブラジルのサッカー選手は日本での生活について、ものすごくいいと耳にします。そういった環境でサッカーができるのは素晴らしく、日本以上に生活が素晴らしい国はないと、みんなほぼ言いますね」

 ちなみに妻は日系三世にあたり、今回、カイキが移籍先を検討していたなか「日本からオファーはないの?」と言われたそう。そんな時、彼のもとに、ちょうど鹿島からの話が届いたそうだ。「私たちは日本との縁もあります」と、鹿島でプレーできることをカイキファミリーとしても喜ぶ。

 28歳のウインガーは「僕はパワーとスピード、それに得点力が武器。それを発揮できればと思います」と意気込む。鹿島の勢いを加速させる、楽しみなアタッカーがデビューに備える。

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