昌子源の言葉には、悔しさと無念の言葉が最後まで残った。
最終ラインでピンチを救い続けた日本代表DF昌子源が、そう言って悔しさを露わにした。
日本は、2日に行われたロシア・ワールドカップのラウンド16でベルギーと対戦し、2-3の逆転負け。初のベスト8進出を逃した。そのショックはとてつもなく大きい。「もう少し時間が経てばもっとわかるんだろうなと思うけど、今はちょっと難しい」と、動揺を隠しきれなかった。
「でもなんか、僕が受けたプレッシャーや期待というのはこの1カ月で普通の人は絶対に受けていないだろうなと思うし、それが逆にここに選ばれて、ここに立つ人が受けれる特別なものなんだろうけど、結構とてつもないものやったなと。それだけでこの大会の凄さが分かる。あんまりこのプレッシャーをお勧めしないですね(苦笑)」
そう話す昌子だが、またこの舞台に立ちたいと質問されると「もちろんそう思う」と回答。それでも、「今は本当にようわかってないです。なんか言い方悪いけど、ブラジルに向けて練習してる、なんかリカバーとかしてるのかなと思いたくなる。もう1試合あるんじゃないかって、そう思いたい感情ですね」と、名残惜しさを言葉で絞り出した。
「できることならもう1回ベルギーとやりたい。勝ちたいし、このメンバーでできるのは4年後に考えるとちょっと難しいと思う。そのベスト8に日本が進んだことなくて、先輩たちがその景色を見れなかったっていうのは、すごい自分に悔しい。今はとにかくネガティブなことしか浮かばないです。
最後に昌子は「みなさんも評価が分からないけど、ちょっともう少し時間がほしいなと思いますね。じゃあまた」と言って会場を後にした。
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悔しさ隠せない昌子源、敗退決定も「できることならもう1回ベルギーとやりたい」