2018 FIFAワールドカップ ロシア決勝トーナメント1回戦のベルギー戦に先発出場した柴崎岳が、試合を振り返り、これからのキャリアについて語った。
「結果を出すことと同じくらい、スタジアムに見にきてくれたサポーターを楽しませることが、プロである以上必要だと思います。それは国としてのプライド、誇りをピッチで示せるかどうかにも関係してくる。ベルギー戦の日本はそういう戦い方ができたかなと。胸を張って帰れる戦い方ができたかなと思います」
大会を通じて大きく成長し、今後の日本代表を背負ってくれると、サポーターからの期待も右肩上がり。しかし柴崎自身は、自分のパフォーマンスに全く満足していないようだ。
「ボランチで4試合出ましたけど、やっぱりゲームの中でチームをまとめていくのは大変だった。経験や知識、そういうのが全体的に足りなかったかなと思います。攻撃では通用するところもありましたけど、守備に関しては物足りなさを感じた。しっかり自分の中で整理して克服したいです」
今大会で感じた物足りなさは、厳しい環境に身を置くことで埋められるかもしれない。クラブに戻った時に取り組みたいことを聞かれると、欧州最高峰のカップ戦である「チャンピオンズリーグ(CL)に出場すること」と応えた。所属しているヘタフェでは「難しいかもしれない」と語り、以下のように続けた。
「CLのレベルは、W杯と比べても同等かそれ以上かなと。そういったところに身を投じることが必要になってくると思いますから、チャンスがあれば欲していきたいです。これからどうなるかわかりませんが、他のチームのことを考えながらですね。特にこだわっているリーグはありません」
もっと厳しい環境に…柴崎岳、目指すべきは「CLに出場すること」