日本代表DF昌子源(25=鹿島)に対し、W杯後に欧州クラブからオファーが届く可能性が出てきた。初めての世界舞台に出場したセンターバックは対戦国のエースと互角に渡り合って、1次リーグ突破に貢献。関係者によると、日本戦を欧州の複数クラブのスカウトが視察する中、本命でなかった昌子が目に留まったという。ドイツやフランスのクラブが動くこともありそうだ。
1次リーグ初戦のコロンビア戦、第2戦のセネガル戦はともに、先発11人の中で唯一の国内組だった。コロンビア戦ではファルカオを抑え、FIFAの公式サイトで「一番の驚きはゲン・ショウジだ」と絶賛された。セネガル戦は、昌子を狙いうちしてきたFWニャンに競り勝ち続け、最後はニャンの方から離れていった。1対1の安定感はさることながら、敵のポゼッションを阻止するボールリカバリーの数は2試合とも両チームトップの11回。高い判断力も示した。
16年のクラブW杯決勝Rマドリード戦でC・ロナウドと真っ向勝負を演じた後は、ドイツ1部のブレーメンが獲得に動いていると報じられたことがある。またフランスリーグではDF酒井宏樹(マルセイユ)の安定したパフォーマンスを受け、日本人選手への評価も高まっているという。セネガルを封じた実績はアフリカ人の多いフランスリーグには格好のアピール。無名だった米子北高時代も、スピードと足元の技術力が、他校の視察に来ていた鹿島のスカウトの目に留まり鹿島加入につながった。W杯は昌子のサッカー人生にとって新たな転機となるかもしれない。
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DF昌子に欧州熱視線!ファルカオ封じで株上昇 独&仏クラブ動く