日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年8月1日木曜日

◆メルカリ 16億円で鹿島の経営権取得「スマート化」で常勝軍団に新たな血(スポニチ)






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 フリーマーケットアプリ大手のメルカリは30日、J1鹿島の経営権取得を発表した。鹿島が発行する株式の61・6%(約16億円)について、日本製鉄から譲渡を受けることで契約を締結。この日、都内で行われたJリーグの理事会において承認された。本株式譲渡完了後(8月30日予定)、メルカリ社から新たに経営陣を加えた新体制を公表する。

 93年の開幕からJリーグをけん引してきた鹿島が、新しい時代を迎えた。住友金属工業時代の91年に行政などとクラブを立ち上げ、30年近く筆頭株主を務めてきた日本製鉄から、経営が13年創業の新進気鋭のメルカリ社に移る。歴史に残る大きな転換点だ。鹿島の庄野洋社長は「クラブとして受け継がれてきたフィロソフィーは継承していきながら、変えるべきものは変えていく」と説明。元住金でクラブの礎を築いたジーコ・テクニカルディレクターも理解を示し、現実化した。

 求めたのは、時代を先取るための経営変革だった。年間1000万人の利用者を誇るフリマアプリ「メルカリ」を筆頭に、スマホ決済サービスなどを短期間で運営、発展させてきた同社。常勝軍団を育む強化方針には全く手を触れず、同社の技術や経営術を生かして「ビジネスをしっかりと回し、そのお金でチームを補強し、さらに常勝軍団としての地位を獲得していきたい」(小泉文明社長)との思いから、17年のオフィシャルスポンサー就任以降、深い関係が築かれていった。

 経営参画に際し、鹿島が求めた条件は、本拠地の移転をしないこと。従来通り指定管理権を持つカシマスタジアム(鹿嶋市)が本拠となる。将来的にトップチームのクラブハウスをカシマスタジアムに移転して周辺一帯を発展させる構想がある。今季スポンサー契約を結んだNTTドコモとともに、顔認証システムで入場から飲食やグッズ購入まで可能になる「スマートスタジアム化」も、テクノロジーを有するメルカリ社の経営参画でさらに加速する。J開幕以来、積み上げてきたタイトルはACL含めて20冠。新たな黄金時代へ、異業種の風を取り入れる。

 ▽株式会社メルカリ 2013年2月1日設立。主な事業はスマートフォン向けフリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運営。17年から鹿島のオフィシャルスポンサー。18年6月期(17年7月~18年6月)の決算で売上高は約357億円(前年度比62%増)、営業損益は約44億円の赤字。資本金は695億8700万円(18年6月末時点、資本準備金含む)。山田進太郎代表取締役会長兼CEO。




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 フリーマーケットアプリ大手のメルカリが30日、サッカーJ1鹿島の経営権取得を発表した。鹿島が発行する株式の61.6%について、日本製鉄から譲渡を受けることで契約を締結した。取得額は約16億円。メルカリ側は茨城・鹿嶋市の本拠地や使用スタジアム、クラブ名や運営方針は維持するとした上で、業界トップクラスのマーケティング力でスタジアムを変えていく方針を示した。

 突然の“買収”に、衝撃が走った。茨城・鹿嶋市に本拠を置き、リーグ最多の優勝8度など日本を代表する強豪クラブのJ1鹿島の筆頭株主が、日本製鉄(旧・新日鉄住金)からメルカリに代わる。

 この日午後6時から鹿島、メルカリ、日本製鉄の3者がそろって東京都内で会見。メルカリの小泉文明社長兼COO(38)は、「鹿島は成功の象徴。ビジネス面でチャレンジして資金を獲得し、チームを強化する」と言い切った。

 2013年創業のメルカリは、17年から鹿島のスポンサーを務めてきた。小泉氏は、父親が鹿島のホームタウンの茨城・行方(なめがた)市出身でJリーグ発足時から観戦するなど個人的な縁もあり、思い入れは強い。「鹿島のフィロソフィーは大事にしたい。大物選手の獲得も現在は考えていない」。現状の強化部門や運営などは変えず、J1神戸のような大物外国選手の大量補強などによる急速な変化は求めない方針を強調した。

 鹿島といえば、Jリーグ創世時に加入したジーコ氏(66)がコーチ兼テクニカルダイレクターを務めている。鹿島の庄野洋社長(66)は経営母体が代わることをジーコ氏に事前報告したといい、「彼も住友金属時代からいてノスタルジーもあると思うが、『いいじゃないか』と言っていました」と明かした。

 なぜ経営権譲渡に至ったのか。庄野氏は日本製鉄の前身の住友金属に入社して約30年間、クラブと関わってきた。「(鉄鋼業のような)素材産業では、Jリーグの取り巻く環境の変化に対応するのは難しい」。スポーツ専門の配信サービスDAZN(ダゾーン)が参入し、モバイル事業なども複雑化。新時代のクラブ経営を、新興のIT企業に任せることとなった。

 小泉氏は共同通信のインタビューに「日本を代表する会社になる」と宣言。知名度の高いスポーツチームの経営を通じて企業ブランドを向上させる狙いが、メルカリ側にはある。今年6月期の連結決算で137億円の最終赤字になる見通しというが、鹿島を「恒常的に黒字にできる」と自信を見せた。

 具体的には今シーズン中にスタジアム内の売店で、スマートフォン決済サービス「メルペイ」を利用できるようにすると説明。チケットのキャッシュレス化や、快適なスタジアム観戦の推進などのスタジアム改革に取り組んでいく。

 「キャッシュレス化や観戦しやすい環境、それをやるのに適しているのがメルカリさんだと信じている」と庄野氏。常勝鹿島を、さらなる高みへ。令和の新時代に、鹿島も新たな歴史を積み上げていく。(宇賀神隆)

★日本製鉄、今後も経営に関与

 これまで筆頭株主だった日本製鉄の津加宏執行役員(56)は「世界で鹿島が戦い続けるには、新しい経営に移行することが最良という結論に至った」と説明。前身の住友金属の時代から親会社としてチームを支えてきた歴史に幕が下りる形。「経営の主体はメルカリに委ねるが、今後も第2位の主要株主として経営に関与していく」と強調した。

★この日の鹿島

 31日の浦和戦(埼玉)に備えて、選手たちはいつもと同じように練習を行った。午前9時から鹿嶋市内の練習場で約1時間、公開して調整。午後は埼玉県内の宿泊施設へと移動した。

★主なスポーツチームの経営権譲渡

 ◆プロ野球ソフトバンク 2004年に経営が悪化したダイエーからソフトバンクが球団を総額200億円で買収。

 ◆プロ野球DeNA 11年にTBSHDが保有していた横浜ベイスターズ株をDeNAへ譲渡。

 ◆J1神戸 03年に母体の神戸市が民事再生法の手続きを行い、楽天社長の三木谷浩史氏が所有するクリムゾングループが引き継ぎ、14年に楽天が経営権を取得。

 ◆J2町田 サイバーエージェントが18年10月に運営するゼルビア株の80%を総額11億4800万円で取得。

メルカリ

 2013年2月1日設立。本社は東京都港区。スマートフォンから誰でも簡単に売買が楽しめる日本最大のフリーマーケットアプリを日本と米国で運営。月間利用者数は1000万人超、年間売買金額は300億円以上で、昨年6月に東証マザーズへ上場した。社名の「mercari」はラテン語で「商い」を意味する。代表取締役会長兼CEOは山田進太郎氏。

鹿島アントラーズ

 1947年に住友金属工業蹴球同好会として創部。元ブラジル代表の名選手ジーコを招いて強化を進め、Jリーグ創設に参加した。J1は2016年をはじめ8度制覇、YBCルヴァン杯(旧ヤマザキナビスコ杯)で6度の優勝はいずれも最多。天皇杯は5度制覇し、18年にはアジア・チャンピオンズリーグでアジア王者となり20冠を達成。アントラーは英語で「シカの枝角」。ホームタウンは茨城県鹿嶋市など5市。本拠地はカシマスタジアム。


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フリーマーケットアプリ大手のメルカリが鹿島アントラーズの経営権を取得することが30日、決まった。

この日、親会社の日本製鉄が保有していた株式72・5%のうち61・6%を、16億円でメルカリに譲渡する契約が結ばれた。日本製鉄、メルカリ、鹿島の3社は都内で会見を開き、鹿島の今後の方針について説明した。

   ◇   ◇   ◇

新しい鹿島が誕生する。17年からスポンサーを務めてきたメルカリが、鹿島の親会社になる。メルカリの小泉文明社長は、父が鹿島のホームタウンである旧麻生町(現在は行方市)出身で、自身もJリーグ発足当時からスタジアムへ足を運んでいたファン。両社はこれまで何度も話し合いを重ねており、ホームタウンを移転せず積極的に地域貢献を行うこと、鹿島の伝統を尊重した経営を順守することなどが、経営権譲渡の決め手となった。

メルカリは6月期の連結決算で7期連続の赤字を計上しているが、これは新規事業への投資を行っているから。資金調達も順調といい、鹿島を子会社化する上で問題がないことは、日本製鉄も精査済みという。

メルカリの小泉氏も「今の経営陣が作ってきたすばらしいチームがある。これまでアントラーズを経営してきた方たちの延長線に、テクノロジーをアドオン(付加)する考え方でいきたい」と説明した。加えて「チーム強化よりビジネスの部分で回してきたい」と、あくまでかじを取るのは、ピッチ外の事象であることも強調した。

具体的に、メルカリが鹿島の親会社となることで、双方にどんなメリットがあるのか。メルカリの主要サービスであるフリマアプリ「メルカリ」やスマホ決済サービス「メルペイ」は、利用者層が20代女性だ。一方で鹿島のファン層は40代男性が多い。両者が異なる利用者、ファンを有していることで、相互の乗り入れが見込まれる。ACL王者鹿島の親会社になることは、企業のブランド力向上にももってこいだ。

一方の鹿島にとっては、メルカリのもつテクノロジーを享受できる。広告を例にあげると、実物と映像を融合させた「プロジェクションマッピング」を使った広告を打ち出すことで、これまで広告を出していなかった企業を取り付けることなどを検討しているという。小泉氏の言葉を借りれば「三方良しの経営ができる」ということだ。

今回の決定には、草創期から鹿島とともに歩み、現在テクニカルディレクターを務めるジーコ氏も理解を示したという。8月中には小泉社長が鹿島の社長に就任する見込み。スポーツ専門の動画配信サービス「ダゾーン」の参入で大きく様相を変えたJリーグが、またひとつ新しい時代に突入しようとしている。【杉山理紗】




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◆小倉智昭氏、メルカリの鹿島アントラーズ買収に「メルカリって新興企業。若干不安がある」(報知)






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 31日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)でフリーマーケットアプリ大手のメルカリ(東京・港区)と日本製鉄(東京・千代田区)がJ1鹿島の経営権を譲渡することで合意したことを報じた。

 メルカリは日本製鉄が保有していた発行済み株式72・5%のうち、61・6%を15億8800万円で取得。8月30日にも、メルカリ取締役社長兼COO(最高執行責任者)の小泉文明氏(38)が鹿島社長に就任し、新体制が発足する。

 小倉智昭キャスターは「これ、メルカリで鹿島アントラーズが買えるって、そういう話じゃないですよね」とジョークで笑わせた。今回の買収を「はっきり言ってメルカリって新興の企業ですよね。今が一番大事な時期で企業の能力を安定させないといけない時期だと思うんですが、それと鹿島アントラーズを買収することがどういう関係を持つのか若干不安がある」と指摘していた。


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◆小倉智昭氏、メルカリの鹿島アントラーズ買収に「メルカリって新興企業。若干不安がある」(報知)


◆鹿島、ざわめきの中“御前試合”でらしくないドロー(ニッカン)



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<明治安田生命J1:浦和1-1鹿島>◇第16節◇31日◇埼玉

フリーマーケットアプリ大手「メルカリ」の傘下に入った鹿島は、終了間際に追い付かれて1-1で浦和と引き分けた。同社小泉文明社長が見守る“御前試合”で勝利を収めることはできなかったが、法大から加入したFW上田のJデビューという明るい話題もあった。

   ◇   ◇   ◇

ピッチ外のざわつきを、勝利で鎮めることはできなかった。後半32分、MF土居のクロスからFW伊藤のヘディングで先制したが、同43分、浦和FW興梠に同点弾を許した。FW伊藤は「こういうゲームは今年何回もある。コメントが難しい」と表情を曇らせた。

選手らは30日の昼頃クラブハウスに集められ、鹿島の庄野社長から親会社が変わることを告げられたという。試合前日に思わぬニュースが舞い込んだが、伊藤は「僕らの成績に準じて(メルカリに)変動はあるだろうし、責任の一端を担っているとは思うけど、ピッチに集中して勝つことだけを考えている」と強調。MF土居、三竿らも「どんな状況になってもピッチでプレーするだけ」と話しており、選手たちはあくまで、ピッチ内だけに集中しているつもりだ。

アウェー席を埋め尽くしたサポーターも、冷静に状況を捉えようとしていた。コールリーダーらは「実際にどうなるか分からない状況では何も言えない。変わらなければ(クラブに)何も言う気はない。(メルカリが)現場に口出しするようなことがあれば行動を起こすつもり」と、まずは静観の構え。「サポーターは応援するだけ。そこがブレなきゃいい」と話したとおり、試合後は選手が見えなくなるまでチャントを歌い続けた。

とはいえ、鹿島らしからぬ追いつかれ方をしたのは事実。ピッチの中と外は別物だが、“らしくない試合”が続くと、親会社交代の影響かと言われてしまう。集中できる環境を取り戻すためにも、勝ち続けるしかない。【杉山理紗】




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