日刊鹿島アントラーズニュース
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2013年10月7日月曜日
◆【J1:第28節 F東京 vs 鹿島】レポート:滲み出たプロの矜持。大差のついた鹿島とF東京との違い(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00162677.html
10月5日(土) 2013 J1リーグ戦 第28節
F東京 1 - 4 鹿島 (19:04/国立/30,673人)
得点者:6' 遠藤康(鹿島)、9' ダヴィ(鹿島)、67' 小笠原満男(鹿島)、81' 大迫勇也(鹿島)、83' 平山相太(F東京)
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勝負へのこだわりの差を痛感する試合だった。F東京は5日、国立競技場で鹿島と対戦し、1-4で大敗を喫した。勝てば4位浮上の可能性もあったが、これで一歩後退。勝点を伸ばした上位陣との差は広がり、6位へと順位を下げた。
トニーニョ・セレーゾ監督は試合後の会見で「鹿島の勝負強さ」を尋ねられると、それに熱のこもった言葉で返した。中でも、この言葉からは、プロの矜持がにじみ出ていた。
「面白いサッカーよりも、我々は勝つか負けるかという世界で生活している。勝てば称賛され、負ければ無能扱いされる世界で我々は生きている。内容がどうであれ、結果を出し続けていくことを目指して創設されたクラブでもある。我々のクラブに関わり、仕事をするすべての人間が誇りを持って取り組んでいる成果が鹿島の勝負強さだと思う」
細部の一つひとつの差がそのまま点差につながった。鹿島は試合開始6分、遠藤康がエリア外からループ気味のシュートを決めていきなり先制する。さらに、3分後には2点目のネットが揺れた。ダヴィが加賀健一に競り勝ってボールを奪うと、ゴールへと沈めた。
その後はF東京がボールを握ったものの、決定機をつくれぬまま、時間が経過していく。前半終了間際の43分、長谷川アーリアジャスールのスルーパスに東慶悟が抜け出たが、放ったシュートはGKの正面に。数少ないチャンスを生かし切れず、2点差で試合を折り返した。
ポポヴィッチ監督は後半開始から加賀に代わって平山相太を投入する。すると、前線に攻撃の起点ができて徐々にサイドからチャンスをつくり出し始める。その平山は「投入されたときは2点差だったので、どっちが次の点を入れるかで試合が変わると思った。自分にもチャンスがあったので悔しい。そこで決めていれば流れが変わっていた」と振り返る。
だが、67分に一瞬のスキを突かれて先に失点を許ししてしまう。太田宏介はスローインがマイボールだと思い、タッチラインの外でボールボーイにボールを要求した。その最中に、試合が再開。スローインを受けた小笠原満男は太田が空けたF東京の左サイドからグイグイと持ち上がって右足を振った。ボールはサイドネットへと突き刺さり、F東京を突き放した。さらに、鹿島は攻め急ぐF東京を尻目に、81分にもカウンターからネットを揺らして4点差をつけて勝負を決定づけた。
83分、途中出場の平山が左CKを頭でつなぎ、アーリアからのリターンパスを豪快にけり込んで一矢報いた。だが、反撃はこの1点止まり。F東京の連勝は「4」で止まった。
負けたF東京の指揮官は、「内容は悲観すべきでない」と言った。確かにそうだが、突き詰めれば、小さな綻びを見逃さない相手との差はまだまだ大きくある。鹿島は大迫勇也が前線でボールを収めた瞬間、3、4選手が一気に自陣から攻め上がってきた。守備でも、綻びを最小限に留めて局地戦でも誰もが体を張った。両ワイドの選手は帰陣を怠らず、最後までハードワークし続けていた。
権田修一は「鹿島は前線で収まるから信じて走れる」と言い、森重真人は「誰かがミスをしても、それを周りがカバーしないといけない。そうなるように練習からこだわってやらないといけない」と語った。勝負へのこだわりが、鹿島との決定的な差となった。残り6試合。12月7日のリーグ最終戦までの日々は、一日も無駄にできない。
以上
2013.10.06 Reported by 馬場康平
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