ミニゲームでシュートを放つ山形FW中島(中)
勝ちにつなげるゴールを決める! J2山形は5日、ホームで愛媛を迎え撃つ(NDスタ、午後4時~)。4日はミニゲームなどで体を動かし最終調整を行った。
右サイドハーフでスタメンに定着するFW中島裕希(29)は愛媛の印象を聞かれ「ミカン」とおどけながら、「しっかりボールを動かして、前の選手がタイミングよく裏へ抜ける動きが大切になってくる」と引いて守る守備陣を警戒。通算9勝4分け2敗でホームでは5勝2分けと負けなしの相手だが、抜かりはない。
昨季は、最前線で攻撃の核となりFW林と並ぶチーム最多の12得点を挙げた。しかし、得点した11試合の勝敗は4勝3分け4敗。今季も3月22日の横浜C戦で初ゴールを決めたが、チームは1―2で敗れて、ついに負け越し。「勝ちにつながるゴールを決めたい」と、口癖のように繰り返していた。勝ちに飢えたストライカーは「1点取れて良かったが、悔しさはある。勝ちにつながるゴールを決めて、(チームを)流れに乗せたい。特にホームなんで」。今季ホーム初得点で勝利を呼び込み、現在17位のチームに勢いをつける。(武田 泉)