http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140702-1327370.html
W杯日本代表のJ2磐田DF伊野波雅彦(28)が1日、磐田市内で行われたチーム練習に合流した。18年のロシア大会に向けて「やり続ければ見えてくると思うし、チャンスはあると思う。それをつかむかつかまないかはみんな平等。もう1回、やろうかなと思います」と力強く話した。
6月27日に帰国。この日の戦術練習の後半では主力組のセンターバックを務め、5日のアウェー京都戦の準備に入った。伊野波が代表で離脱後、チームは6戦を戦い3勝2敗1分け。リーグ2位も3位松本とは勝ち点で並んでおり「順位的に、やらないとヤバイでしょ」と次節出場に意欲を見せた。
W杯での出場はなかったが、世界の強豪が集う4年に1度の大舞台に「サッカーでの差もあったと思うし、大会を通してぶれずに戦う精神など、いろいろな意味でメンタルが大きいと感じた」と振り返る。個人としても、高い技術を持つメンバーが集う23人で練習ができたことも大きかったという。「レベルの高い選手に対する対応だったり、普段では味わえない感じなので。これからも、それを落とさずにやっていくことが大事だし、自分なりに意識してやっていかないと。自分なりに考えて、持続できるようにやっていきたい」と話した。
シャムスカ監督(48)は「ジュビロへようこそ」と伊野波を迎え「代表では悔しかった。でも、戻ってきてくれてうれしい」と守備職人に期待を寄せている。J1昇格、4年後へ向け、最終ラインを伊野波がけん引する。【岩田千代巳】