
日刊鹿島アントラーズニュース
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2014年8月25日月曜日
◆受け継がれる“鹿島スピリット”…ユース選手権優勝の裏に小笠原の存在(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140824/224782.html?view=more
クラブユース選手権で優勝した鹿島アントラーズジュニアユース [写真]=川端暁彦
幾多の死闘を乗り越えてきた「逆転の清水」の力も、ファイナルでは届かなかった。北海道帯広市などを舞台に開催されていたadidas CUP全日本クラブユース選手権(U-15)は8月24日に決勝戦を迎え、2-1で清水エスパルスジュニアユースを下した鹿島アントラーズジュニアユースが初めてのタイトルを手にした。
決勝の序盤、まず仕掛けたのは鹿島だった。中村幸聖監督が「僕らのイメージより早く点が入った」と振り返ったように、まずは4分に先制点。右サイドを破って、最後はファーのMF荻沼翼が押し込んでリードを奪う。さらに10分にも、今度は左CKにMF飯塚寿輝也が合わせて追加点。ゲーム自体の主導権を握った。
ビハインドを負った清水は主将のMF吉田峻を軸とした丁寧なビルドアップからサイドを突く。準々決勝では2点差を、そして準決勝で3点差をひっくり返して決勝まで進んできただけに慌てた様子はなかったが、それは鹿島にとっても同じことだった。
「ウチの守備陣はしっかりしているので、2点あればと思っていた」と鹿島FW石津駿斗が語ったように、今大会の鹿島はすべての試合を1失点以内で抑えてきており、守備には絶対の自信を持つ。ガッツあふれるDF山本瑞樹や安定感抜群のGK沖悠哉を中心に清水の攻勢をいなし続けた。後半にPKから1点差に詰め寄られても、「清水は(準決勝で倒した)名古屋と攻め方が似ていて、(その名古屋を抑え込んでいたので)あまり怖くはなかった」とMF高村真哉は振り返る。結局、試合は2-1のまま終幕。逃げ切った鹿島が初めてのタイトルを手にすることとなった。
中村監督は「美しい展開ではなかったかもしれないけれど、勝負にこだわるアントラーズのスピリットを出して勝ち切ってくれた」と感慨深げ。勝因の一つとして小笠原満男に導かれ、7月末に訪れた岩手県大船渡市への訪問を挙げた。「サッカーをやりたくてもできない子がいる。学校で体育をやりたくてもできない子がいる。そんな現実を観て、選手たちも思うところはあったと思う。好きなサッカーを誰よりもやり切ろうという思いが出ていた」(中村監督)。
指揮官と小笠原は、かつて選手として共に戦った間柄。決勝前夜には連絡もあったそうで言われたことは、「絶対に勝て」。鹿島の看板を背負う以上、ファイナルで負けるなんてあり得ないというのは、まさにアントラーズスピリットだったか。小笠原は大会前に選手たちに向けても語る場を設けており、選手も「このクラブにいるのに簡単に負けてちゃいけない」(石津)と大いに刺激を受けていたようだ。
鹿島のジュニアユースは普段からトップチームの隣で練習を行っており、そのプレーを間近で観ている。ホームゲームは練習時間などを調整してでも基本的に観戦させており、粘り強い戦い方を含めて「鹿島らしさ」を出せていたのは、まさにこうしたクラブとしての教育の賜物だったか。
もちろん、「ここで勝つことはゴールじゃない」(中村監督)ことは分かっている。しかし、だからと言って、「負けていい」なんて判断は絶対にしない。それは「鹿島アントラーズ」の流儀ではないのだ。幼少期からそのプライドとスピリットを叩き込まれた選手たちは、勝利への執着心という一点で他クラブを確実に上回り、見事に栄冠を手にした。
文=川端暁彦
決勝の序盤、まず仕掛けたのは鹿島だった。中村幸聖監督が「僕らのイメージより早く点が入った」と振り返ったように、まずは4分に先制点。右サイドを破って、最後はファーのMF荻沼翼が押し込んでリードを奪う。さらに10分にも、今度は左CKにMF飯塚寿輝也が合わせて追加点。ゲーム自体の主導権を握った。
ビハインドを負った清水は主将のMF吉田峻を軸とした丁寧なビルドアップからサイドを突く。準々決勝では2点差を、そして準決勝で3点差をひっくり返して決勝まで進んできただけに慌てた様子はなかったが、それは鹿島にとっても同じことだった。
「ウチの守備陣はしっかりしているので、2点あればと思っていた」と鹿島FW石津駿斗が語ったように、今大会の鹿島はすべての試合を1失点以内で抑えてきており、守備には絶対の自信を持つ。ガッツあふれるDF山本瑞樹や安定感抜群のGK沖悠哉を中心に清水の攻勢をいなし続けた。後半にPKから1点差に詰め寄られても、「清水は(準決勝で倒した)名古屋と攻め方が似ていて、(その名古屋を抑え込んでいたので)あまり怖くはなかった」とMF高村真哉は振り返る。結局、試合は2-1のまま終幕。逃げ切った鹿島が初めてのタイトルを手にすることとなった。
中村監督は「美しい展開ではなかったかもしれないけれど、勝負にこだわるアントラーズのスピリットを出して勝ち切ってくれた」と感慨深げ。勝因の一つとして小笠原満男に導かれ、7月末に訪れた岩手県大船渡市への訪問を挙げた。「サッカーをやりたくてもできない子がいる。学校で体育をやりたくてもできない子がいる。そんな現実を観て、選手たちも思うところはあったと思う。好きなサッカーを誰よりもやり切ろうという思いが出ていた」(中村監督)。
指揮官と小笠原は、かつて選手として共に戦った間柄。決勝前夜には連絡もあったそうで言われたことは、「絶対に勝て」。鹿島の看板を背負う以上、ファイナルで負けるなんてあり得ないというのは、まさにアントラーズスピリットだったか。小笠原は大会前に選手たちに向けても語る場を設けており、選手も「このクラブにいるのに簡単に負けてちゃいけない」(石津)と大いに刺激を受けていたようだ。
鹿島のジュニアユースは普段からトップチームの隣で練習を行っており、そのプレーを間近で観ている。ホームゲームは練習時間などを調整してでも基本的に観戦させており、粘り強い戦い方を含めて「鹿島らしさ」を出せていたのは、まさにこうしたクラブとしての教育の賜物だったか。
もちろん、「ここで勝つことはゴールじゃない」(中村監督)ことは分かっている。しかし、だからと言って、「負けていい」なんて判断は絶対にしない。それは「鹿島アントラーズ」の流儀ではないのだ。幼少期からそのプライドとスピリットを叩き込まれた選手たちは、勝利への執着心という一点で他クラブを確実に上回り、見事に栄冠を手にした。
文=川端暁彦
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