日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年2月2日月曜日

◆スカパー!ニューイヤーカップ 宮崎ラウンド 鹿島 5-2 大分(Jリーグ)


http://www.jleague.jp/nyc/match/report.html



 先手を取ったのは大分トリニータだった。立ち上がりから出足の良さを見せると、4分に相手の横パスを奪った岡本英也が前線へつなぎ、これを受けた為田大貴が左足で狭いコースを突いて早々に先制点を奪う。対する鹿島アントラーズは相手3バックのサイドに生まれたスペースを有効に活用して流れを引き寄せ、35分に左サイドからの折り返しを遠藤康が蹴り込んで同点とした。

 後半、大きくメンバーを入れ替えた鹿島は48分に土居聖真が相手GKとの一対一をキッチリ決めて逆転に成功。だが、大分も縦パスから左サイドを崩し、最後は新加入のエヴァンドロがゴール。田坂和昭監督が「2点目はいい形で決まった」と振り返ったように、鮮やかな攻撃で試合を振り出しに戻した。

 その後、両チームともポストやバーを直撃するチャンスを作りながら終盤を迎えると、終盤に強さを見せたのは鹿島だった。84分、山本脩斗の左クロスに西大伍が頭で合わせたシュートがバーを叩いたところを、ボランチの位置から飛び出した山村和也が押し込んで勝ち越す。さらに90分、90+2分と本山雅志が立て続けに決め、終わってみれば5-2の大勝。「始動からフィジカルを追い込んでいて、今は疲れがピーク」(西)という状況ながら、今シーズン初めての対外試合でキッチリと結果を出した。だが、キャプテンマークを巻いてフル出場を果たした小笠原満男は「疲れていることを内容が悪かった理由にしてはいけない」とプロフェッショナルに徹するコメント。「修正点はチーム内で話し合います」と厳しい口調で語った。

 一方、敗れた大分の田坂監督は「いい部分を出すことができて、悪い部分も明確になった。この時期に練習試合でなく、プレシーズンマッチを戦えるのはありがたい。次に向けていい準備ができる」と内容や試合環境に充実の表情を見せていた。

 宮崎ラウンドの次戦は4日、アビスパ福岡が登場して鹿島と対戦する。

文=青山知雄(サッカーキング)

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