http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150815-OHT1T50162.html
J1ベガルタ仙台は16日、アウェーで鹿島と対戦する。鹿島の下部組織出身で、プロとしても約13年在籍した元日本代表MF野沢拓也(34)は15日、“古巣”への恩返しの1勝を期してピッチに立つ。
気合が入った。仙台の選手としては、初となるカシマスタジアムでの試合。「育った場所。リスペクトが必要な相手だけど、名前負けしてはいけない。勝ち点3を取らないと」。野沢は、思い出の地での勝利を誓った。
紅白戦では主力組の左サイドハーフでプレー。スルーパスで得点を演出するなど、好調ぶりをアピールした。渡辺晋監督(41)は「もっと、もっとやれる。本人もゴールやアシストを増やせると感じている」と、得点に直結するプレーを期待した。
チームは鹿島に3連敗中。敵地で鹿島に勝利したのは、2002年4月(2―0)が最後。以降は2引き分け4敗と6戦連続で勝ちがない。ただ、野沢に苦手意識はない。「記録を意識するのは周りだけ。自分たちは成長している。勝って帰ってくる」と言い切った。古巣で培った全ての技術を駆使して、難敵を粉砕する。(高橋 宏磁)