日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年11月28日土曜日
◆【高校サッカー】青森山田MF神谷、日本一で柴崎先輩超える!(報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20151126-OHT1T50166.html
第94回全国高校サッカー選手権(12月30日開幕)に19年連続21度目の出場となる青森山田(青森)のMF神谷優太(3年)が“柴崎超え”を宣言した。山形市出身で、小学6年からJ2東京Vの下部組織でプレーしていたが、高校2年だった今年1月に青森山田に編入。卒業後はJ1湘南入りが内定している逸材だ。同校OBでJ1鹿島のMF柴崎岳(23)がつけた背番号10を背負い、偉大な先輩も成し遂げられなかった初優勝を目指す。青森山田は12月31日に初戦で大社(島根)と対戦する。
選手権優勝候補の青森山田のMF神谷は、自信にみなぎっている。大社との初戦に「恐れるものは何もない。エースとしてチームを日本一に導きたい」。同校の最高成績は、J1鹿島の柴崎が在籍していた2009年度大会の準優勝。「サッカーにストイックに向き合う姿勢とプレースタイル…。尊敬する柴崎さんを超え、歴史を塗り替えたい」。小学6年の時から憧れてきた先輩を超えることを誓った。
今年1月、高校2年の終盤に東京Vユースから青森山田にやって来た。山形市出身の神谷は、小5の時に「上のレベルでやって成長したい」と母・由紀さんと上京し、東京Vジュニアに加入。ジュニアユース、ユースと昇格し、ユース1年目にはU―16日本代表に選ばれた。同年の東京国体では東京選抜(少年男子)の主力として出場し優勝に貢献するなど、順調に出世街道を歩んだ。しかし「夢のプロになるにはもっと成長が必要。大きく何かを変えないといけない」と、全国屈指の強豪校である青森山田への編入を決意した。
「クラブは練習の質が高いけど、高校は練習量が2倍で気合の入り方も違った。精神的に鍛えられています」。練習初日、約2メートル積もる雪の上での青森山田名物“雪上サッカー”を体験し「全身がつった」という。
決定力のあるシュートとパス、強気に斬り込むドリブルを武器に、移籍直後から柴崎と同じ背番号10を背負う。ユース世代の最高峰「プレミアリーグEAST」で現在得点ランク3位の8得点。自身最初で最後の選手権県大会では、ハットトリックを含む3試合5得点とエースの働きをした。
来春のJ1湘南入団が内定し、「将来の日本代表入りも、夢から目標に変わりました」。今回の選手権応援リーダーは柴崎が務める。「将来、自分もあの場所(応援リーダーの座)に立ちたい」。『雑草魂』を座右の銘とする18歳は、目を輝かせた。(武田 泉)
◆神谷優太(かみや・ゆうた)
▽生年月日、サイズ 1997年4月24日、山形市生まれ。18歳。176センチ、68キロ。利き足は右、利き手は左。
▽サッカー歴 4歳の頃、山形中央サッカー部OBの父・真さんの影響で始めた。小学1年からフォルトナ山形FC、小学4年からS・F・Cジェラーレに所属。小学6年から高校2年の2014年シーズンまで東京Vの下部組織でプレー。今年1月に青森山田高へ。
▽ルーティン ロックバンド「Dragon Ash」、「locofrank」のアップテンポな曲を決まった順番で聴き、最後に昨年度の高校選手権の大会応援歌、大原櫻子の「瞳」で気持ちを整え試合に臨む。
▽家族 両親
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