日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年5月31日火曜日
◆内田「絶対帰ってくる」手術から代表リハビリ参加(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1655255.html
昨年6月に右膝膝蓋腱(しつがいけん)を手術したドイツ1部シャルケのDF内田篤人(28)が、不屈の精神で復活を目指す。
29日、キリン杯に臨む関東近郊での日本代表事前合宿にリハビリ参加中の内田が心境を語った。合宿では自転車型トレーニング器具を使った軽いメニューなどにとどまったが「時間をかければちゃんと治る」と前を向き、代表の仲間と同じ時間を過ごした充実感を口にした。チームはこの日、事前合宿を打ち上げ、ブルガリア戦が開催される愛知・豊田市に移動した。
今回の合宿で内田の全力疾走は見られなかった。昨年6月に右膝にメスを入れ、今も地道なリハビリに励む。「サッカー人生がかかってるけがなので。もちろん、来季の頭の復帰を目指しますけど、まずはちゃんと痛みなく走れるようにならないと」。ドイツでの15-16年シーズンは出場なしに終わり、日本代表も15年3月から遠ざかる。それでも表情は明るかった。代表の仲間と過ごした6日間に「同じグラウンドでリハビリをやらせてもらえるのはありがたい。リハビリで暗い顔をしていたら死んじゃう」と充実感を漂わせた。
今年2月に1度はトレーニングに復帰も、再び離脱した。患部が骨化する珍しい症例で複数の医師の意見も聞いたという。「話を聞く中で、難しいけがで時間がかかるけど、時間をかければちゃんと治るということ。そう思わなくちゃやっていけない」と悲愴(ひそう)感はない。
14-15年シーズンは右太ももの負傷を乗り越え、W杯ブラジル大会、欧州チャンピオンズリーグ(CL)と過密日程の中でプレーを続けていた。「W杯、CLと休む間もなかったし、自分の中ではこうなると覚悟してやってきた。変な話、あのとき休んでいればという思いはまったくない」と自身の選択に後悔は、まったくない。サッカー選手の寿命を鑑みた上で、1年の重みも十分に分かっている。「絶対に帰ってくると思いながら、自分のペースでやっていければ」。長いリハビリの道を乗り越え、再起を誓っていた。【岩田千代巳】
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