日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年5月5日木曜日

◆岡崎先輩が刺激!鹿島・金崎、2発演出 祝福メールは「していない」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160505/jle16050505020002-n1.html

ボールをキープする金崎。岡崎先輩の偉業達成に感化したか、2ゴールにからむ活躍をみせた

 明治安田J1第1ステージ第10節第1日(4日、鹿島2-1新潟、カシマ)

 3人の連係が光った。後半34分、右に流れた日本代表MF柴崎がゴール前にパスを送ると、同代表FW金崎がこれをスルー。後方から走り込んだDF西が右足を一閃し、決勝弾をたたき込んだ。

 「(柴崎)岳も僕と(金崎)夢生が見えていて、2人の関係性でスルーするのは分かってパスを出してくれた」と西。今季初得点を喜んだ。

 試合の主役は西だが、影の主役は金崎だ。前半22分、右サイドを駆け上がり、正確なクロスでFWジネイの先制点をアシスト。後半も西のゴールを演出し、チームの勝利に貢献した。

後半、シュートを放つ鹿島・西(左端)=カシマ

 兵庫・滝川二高で2学年上の同代表FW岡崎(レスター)がプレミアリーグでの初優勝に貢献。地元サポーターから「陰の主役」とたたえられた。同高の主将だった岡崎とは「先輩とは思っていません(笑)。でもいい人ですよ」というほどのラフな関係。3月のロシアW杯アジア2次予選シリア戦で岡崎が代表通算100試合出場を記録すると、試合後に岡崎に水をかけ、頭をくしゃくしゃにする金崎流の手荒い祝福をした。

 レスターの偉業に「(祝福メールは)していない」というが、先輩の活躍は刺激になったはず。約5000倍の賭け率を覆した岡崎レスターに比べれば、Jリーグ制覇のハードルは決して高くない。 (一色伸裕)

金崎 夢生(かなざき・むう)
 1989(平成元)年2月16日生まれ、27歳。三重・津市出身。小2でフットサルを始め、サッカーは中学校入学後に開始。兵庫・滝川二高から2007年大分(当時J1)に入団。その後、名古屋、ニュルンベルク(ドイツ)、ポルティモネンセ(ポルトガル)を経て、15年2月に鹿島に加入。今季開幕前に完全移籍した。代表デビューは09年1月のイエメン戦。J1今季9試合4得点、同通算187試合29得点。代表通算8試合2得点。1メートル80、70キロ。

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