日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年6月23日木曜日
◆【鹿島】さすが歴戦のベテラン小笠原、第1S優勝は「興味ない。全部取るための通過点」(報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160622-OHT1T50199.html
J1は25日の最終節に第1ステージ(S)優勝が決まる。首位の鹿島は福岡戦(カシマ)に勝てば通算6度目のステージ制覇で、国内全5タイトルで最多ホルダーになる。主将のMF小笠原満男(37)が第2S、チャンピオンシップと合わせ、今季のリーグタイトル総なめを宣言した。
優勝の味を知るMr.アントラーズは、大一番を控えても自然体だった。鹿嶋市内のクラブハウスで午前練習後、MF小笠原が向かったのは鹿嶋小学校。クラブのホームタウン活動の一環で約1時間、児童と交流した。「第1S(優勝)だけでは、個人的には興味がない。第1S、第2S、何ちゃらトーナメント(チャンピオンシップ)、全部取るための通過点でしかない」。歴戦のベテランは気負いなど感じさせない。
大会に優劣をつけず、常に「目の前の試合を全部勝つ」という姿勢を貫いてきた。一戦必勝の積み重ねが、鹿島のJ最多14タイトル獲得という結果につながった。シーズン最終盤の「チャンピオンシップ」が頭に入っていないのは、まだ通過点だから。まずは第1S優勝を決め、全てのリーグタイトルを総なめにするつもりだ。
鹿島には「完全制覇」が懸かっている。Jリーグを7度、ナビスコ杯を6度、天皇杯を4度制した。ゼロックススーパー杯の5度と合わせ、いずれもJ最多、または最多タイだ。ステージ制覇(5度)だけは、磐田(6度)に譲っているが、福岡に勝てば6度目のステージ制覇となり、国内の全タイトルで首位となる。
今季は16試合11勝3分け2敗で首位を走っているものの「このチームはまだまだ強くなる。まだまだできる」と小笠原。鹿島一筋18年。「優勝請負人」が頂点へ導く。(内田 知宏)
◆最終節の行方 優勝は鹿島と川崎に絞られた。鹿島は勝てば無条件で優勝。鹿島が負け、川崎が引き分ければ勝ち点36で並び、得失点差の争いになる。鹿島が2点差以上の負けか、1点差でも3得点以下なら川崎の優勝。鹿島が4得点以上の1点差負けなら、川崎と総得点の争いとなる。得失点差、総得点も並んだ場合は当該チームの対戦成績だが、今季は1△1のため反則ポイントの差で決まる。
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