日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年8月29日月曜日

◆「ブチギレ騒動」の心身疲労で監督ダウン......ハリルから「代表永久追放」を食らった鹿島FW金崎夢生の「暴走」を止めるのはリオ五輪のあの人!?(ギャンブルジャーナル)


http://biz-journal.jp/gj/2016/08/post_1152.html

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 いつの間にか騒ぎがどんどん大きくなり、ついには鹿島アントラーズを指揮する石井正忠監督が心身疲労で倒れる事態にまで発展してしまった。

"事"の発端は、20日に行われたJ1セカンドステージ第9節湘南戦ベルマーレ戦での出来事だった。後半25分を過ぎても試合が動かない展開に、石井監督は攻撃陣の再構築を決断。交代を命じたのがエースFWの金崎夢生だった。

 だが、金崎はこの交代に納得できなかったらしい。

 怒り心頭のまま、握手を求めた石井監督の手を振り払い、ベンチにふんぞり返るという考えられない行動に出た。さらに怒りの収まらない金崎は、再び立ち上がって石井監督に詰め寄る。慌てて制止したスタッフに、両腕を羽交い絞めにされる騒ぎとなった。
 幸い石井監督と金崎は後日和解したが、この事態を重く見たのが日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督だ。

 25日、2018年に開催されるロシアW杯のアジア最終予選のメンバーを発表した際、「1つ言いたいのは金崎」とメディアの前であえて名指しで指名。「日本代表の選手がああいう態度を取ってはいけない。それが理由で(メンバーから)外した。こういう行動を取ると日本代表には入れません」と切り捨てた。

 さらには「この態度は受け入れがたい。(再招集など)先のことは考えていない」と事実上の"代表永久追放"とも取れる厳しい判断を下している。率直に述べて、これで金崎のサッカー選手としての商品価値は、ほぼ消滅したといえる状況だ。

「鹿島のエースとして若くして日本代表入りを決めていた金崎は、海外移籍目前といわれている逸材でした。しかし、プレミアリーグのあるイングランドが具体的な条件として定めているように、欧州各国の日本人選手に対する評価基準はやはり代表での活躍です。Jリーグの視察まで行っている海外クラブはごく稀で、問題を起こし代表でアピールできない金崎の海外移籍はほぼ消滅したと言っても過言ではない状況です」(記者)

 もともとドイツ1部のニュルンベルクで失敗し、ポルトガル2部のポルティモネンセで活躍したものの具体的なオファーがないまま昨年帰国した金崎だが、関係者の間では依然として海外志向は強いと言われていた。

 しかし、最大のアピールの場となる日本代表への道が断たれた今、極めて苦しい立場に立たされている。

 だが、長年FW不足が嘆かれている日本代表で海外経験もある金崎は貴重な存在。ハリルホジッチ監督も「真ん中だけでなく、たくさんのところに動いてくれる。デュエルの中でボールをプロテクトしながらスピードも使えるし、戦う意識もある。ヘディングもうまい」と鹿島のエースを高く評価していた。

 すでに鹿島とは"和解"を遂げている金崎だが、クラブもこの才能溢れる"問題児"を再び日本代表に送り込むために、打ってつけの人物に白羽の矢を立てたようだ。

「鹿島はクラブの立て直しに向けて、すでにリオ五輪で日本代表を率いた手倉森元代表監督にオファーを出しているそうです。コーチとしてハリルジャパンへの入閣も噂されている手倉森氏ですが、関係者の間ではすでに鹿島監督の内定が出ているという情報もあります。石井監督があんな状態なので、シーズン終了を待たず監督交代となる可能性も高まっているようです」(同)

 手倉森元代表監督はリオ五輪の際、貴重なオーバーエイジ枠に考慮するほど金崎の実力を買っており、若い選手をまとめる手腕はリオ五輪で証明している。まさに「金崎再生」に向けて打ってつけの人物というわけだ。

 いずれにせよ、リオ五輪の早期敗退と今回の金崎騒動で大きく低迷した日本サッカー界。

 事実、今回の代表発表で最も注目されたのは、選ばれた選手ではなく、追放を食らった金崎の方だった。9月から始まる最終予選は決して楽な戦いではない。一致団結のムードを高めていきたいところだが、いきなり出端を挫かれた日本代表。

 立て直しの時間は、あまり残されていない。

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