ドイツ1部リーグの1FCケルンは1日、所属する日本代表FW大迫勇也(27)が右足首の靱帯(じんたい)損傷で数週間戦列を離脱すると発表した。日本代表が臨むW杯ロシア大会アジア最終予選のオーストラリア戦(31日・埼玉)、サウジアラビア戦(9月5日・ジッダ)に出場できない可能性が出てきた。バヒド・ハリルホジッチ監督(64)にとって、頭の痛い事態となった。
大迫は1―1で引き分けた7月31日のボローニャ(イタリア)とのプレシーズンマッチで負傷。開始10分過ぎに痛め、試合中にチーム宿舎に戻ったという。病院で診察を受けたのは1日。大衆紙ビルトは松葉づえ姿の写真とともに、シュテーガー監督の「状態はよくなさそうだ」との見方を伝えている。関係者によると、20日のリーグ開幕戦(ボルシアMG戦)での復帰を目指すという。
日本はW杯最終予選B組で2試合を残して勝ち点17の首位。2位以内が自動的に本大会出場権を得られ、日本はオーストラリア戦かサウジアラビア戦で1勝すれば6大会連続の出場が決まる。両チームとは勝ち点1差の混戦となっている。回復が長引き、日本のエースストライカー不在となれば、6大会連続のW杯出場へ最大の正念場となる。
ケルン大迫、右足首靱帯損傷 W杯ピンチ!