J1鹿島の新体制発表会が10日、茨城県神栖市内で行われ、今季から加入した6選手が意気込みを語った。ドイツ2部ウニオン・ベルリンから完全移籍で加入したDF内田篤人(29)は8年ぶりの復帰。「体が動くうちに戻ってこようというのはあった。うれしいですね」と語った。背番号は空き番で自身が付けていた2番に決定し、「名良橋さんから頂いた番号なので下手なプレーはできない。ジョルジーニョも付けていた」と決意をあらたにした。
日本代表復帰への思いを問われると、「もちろんあります」と答えた上で「タイミングがたまたまこの時期だっただけ。W杯のため全てのために鹿島に戻ってきたのではない。W杯が終わっても鹿島でサッカーがしたいし。半年、時間があるので自分がどれだけ戻せるか」と続けた。
常勝軍団のリーダー役としても期待がかかる。「ぶっちゃけ、ケガするなと言われれば流してプレーできちゃうんで。ケガせずにできると思うけど、それじゃ意味がない。復帰した時に言いましたけど、細く長くじゃ意味がない。太く短く、太く長くというのが自分のサッカー人生。折り返しは過ぎているし、ケガをしてから終わりは見えているイメージはあります」と悲壮な覚悟を見せ、「それを見て、他の若い選手がどう思って、鹿島に今後どうつながるか分からないですけど。(自分を)獲ってもらった使命かなと」と明かした。
鹿島復帰の内田 背番号は2「名良橋さんから頂いた番号なので下手なプレーはできない」