鹿島は17日、鹿嶋市内のクラブハウスでACL1次リーグ第2節・水原三星戦(21日・水原)に向けた調整を行った。
4対2のパス回しで汗を流し、その後は攻撃陣と守備陣に分かれてシュート練習やクロス対応などを行った。
FW金森健志は14日の同第1節・上海申花戦でベンチ外となったが、翌日の15日に控えメンバー中心で臨んだジョイフル本田つくば戦(5〇0、鹿島クラブハウス)でハットトリックの活躍を見せた。
金森は「FWとして点を取ることができたのはよかった」と振り返ったが、その表情に笑顔はなし。「プレーの内容には満足していない」と向上心を見せた。
昨季は勝負所のラスト2節でいずれも無得点に終わるなど、決定力不足に泣いた。総得点は優勝した川崎より18点少ない53点だった。しかし今オフのFW陣の補強は大卒ルーキーの山口一真のみ。強化部が金森や鈴木優磨など、昨季控えが中心だった現有戦力に期待してのものだ。
金森は「自分はアピールし続けて、自分でチャンスをつかみ取るしかない。鹿島のFWは能力の高い人ばかり。やりがいがある」とキッパリ。「今の(メンバー入りしている)選手を追い越せるように。いつかチャンスは来る」と決意を新たにした。
【鹿島】FW金森「アピールし続けてチャンスをつかみ取る」15日対外試合でハット