アジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦(16日、中国・上海ほか)ホームアンドアウェー方式で行われ、鹿島はアウェーで上海上港(中国)に1-2で敗れたが、2戦合計4-3で2008年以来、10年ぶりとなる8強入りを決めた。鹿島は1点を追う前半終盤にFW土居聖真(25)がゴール。後半にPKで勝ち越されたが、2戦合計で同点となるゴールは許さなかった。準々決勝は8月27~29日に第1戦、9月17~19日に第2戦が行われる。
一瞬のアイデアがキラリと光った。前半42分、DF安西の左クロスに反応したFW土居が、左足かかとで方向を変え、ゴール右隅へ流し込んだ。値千金のアウェー弾で、初の決勝トーナメント初戦突破を果たした。
「粘り強く守備ができた。きょうは最後のところで体を張った守備ができた」
熱戦直後の大岩監督は、声をからしながら選手たちを慰労した。前半7分に先制されたが、土居の得点で振り出しに。後半36分に元ブラジル代表FWフッキのこの試合2点目となるPKで勝ち越しを許すも、その後の猛攻をしのぎ切った。
ユース上がりの土居は「破れなかった壁を自分の得点で破れて、素直にうれしい」。国内主要タイトル19冠を誇るJリーグの盟主が10年ぶりに8強進出。最終ラインで必死に体を張った日本代表DF植田は「まだベスト8に残っただけ。ここからもっと厳しくなる」と先を見据えた。
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鹿島、初の決勝トーナメント初戦突破!土居が千金弾/ACL